3月23日(水)参議院憲法審査会が開催されました。今国会より足立は幹事に就任し、審査会に先立って行われた幹事会にも出席しました。本日の審査会は、日本国憲法および日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する調査(憲法に対する考え方)をテーマに、各会派よる5分以内の意見表明が行われ、国民民主党・新緑風会からは足立が意見表明を行いました。冒頭、「憲法は国民のものであり、国民の議論への参加が不可欠です。憲法96条において、各議院総議員の2/3以上の賛成で憲法改正への発議を行うことができるとなっていますが、改正内容への国民の参加こそが重要であると考えます。その狙いは国民とともにこの国のかたちをつくりあげることにあるからです。」と述べました。つづいて、憲法施行後まもなく75年が過ぎる中で最も変化したことは、デジタル社会、サイバー空間の拡張であり、現行憲法が人権尊重をうたいながら、個人の尊重がデジタル空間、サイバー空間の中で保たれているのか検討の必要があるのではないか、と問題提起を行いました。また、現行憲法には「法律で定める」という条文が25カ所、単語数はわずか4998しかないということを指摘し、成文解釈の積み重ねと変更を繰り返してきたという歴史をふまえ、明文規定を行う必要性が高いのではないか、と述べました。また、緊急事態条項については、その要件として、強毒性の感染症パンデミック、経済危機、武力攻撃などを挙げ、内閣の権限の強化とその限界の明記、国権の最高機関としての国会機能の維持(召集義務、任期、解散権等)の検討が必要である、など党としての基本的見解の一部を述べました。