2月1日(火)自殺対策を推進する議員の会の第30回総会が開催され、出席しました。はじめに、厚労省、文科省より自殺をめぐる最新の状況について報告がありました。自殺者数は、2009年以降減少傾向にあったものが、コロナ禍の一作年(令和2年)において増加に転じ、昨年(令和3年)の速報値では約1.2%減少したとのことでした。児童生徒の自殺者数についても同様で、令和2年は急増しましたが、昨年は再び減少傾向となっているとのことでした。つづいて、警察庁より、当議連が以前より要望していた、自殺統計原票の改正点について説明があり、今後の統計や原因分析も変わってくるだろうとの報告がなされました。また、「いのち支える自殺対策推進センター」およびNPO法人「ライフリンク」代表の清水康之氏からも、コロナ禍における自殺の動向についての報告があり、芸能人の自殺報道後の自殺者の増加についての分析や、こどもや若年女性の自殺が増えている背景についての分析から、さらなる自殺対策強化が必要である、との意見がなされました。足立は、昨年予算委員会において、生徒の自殺者が夏休みに急増したことについて、子ども達の部活動の停止や目標とする大会や発表会の中止等で、夢や希望が失われたことに原因があったのではないか、と指摘した件が、文科省の説明ペーパーにおいて触れられていることは良かったものの、警察庁がこのほど改正した自殺統計原票や文科省の調査票に反映されていないこと(自殺の原因・動機欄の選択肢にないこと)について強く異議を唱えました。(文科省からは「今後検討する」との回答がありました。)