6月11日(金)第28回 新型コロナウイルス対策本部を開催しました。
はじめに、直近の感染状況(変異株も含め)とワクチン接種(接種率も含め)の状況について政府よりヒアリングを行いました。全国の新規感染者数は減少が続いているものの、都市部での人流の増加が見られ、感染者数の減少速度が鈍化する地域もあることから、今後のリバウンドの可能性への危惧が示されました。また変異株については、国立感染研において「懸念される変異株(主に感染性や重篤度が増す・ワクチン効果を弱めるなど性質が変化した可能性のある株)と「注目すべき変異株(主に感染性や重篤度・ワクチン効果などに影響を与える可能性が示唆される株)」に分類し、リスク分析していることが報告されました。つづいて、3/24に各都道府県に発出された事務連絡「今後の感染拡大に備えた新型コロナウイルス感染症の医療提供体制整備について」が5月中に完了予定となっており、これについて厚労省よりヒアリングを行いました。最後に前回会議(5/21)での以下の質問事項の回答をヒアリングしました。
    •    アストラゼネカが使われない場合どうなるのか、仕分け、対象
(→有効性、安全性の確認。我が国では高齢者以外の層への使用が想定される)
    •    在留邦人の一時帰国時のワクチン接種
(→一時帰国時住民票がなくワクチン接種できない状況。接種場所、費用含め検討中)
    •    自治体に配布する800万回の検査キットの中身
(→重症化リスク者が多数いる場所・集団における感染者の早期発見のため、原則として有症状者に迅速に使用することを念頭に、都道府県を経由して配布。)
    •    予備費1700億円の支出の中身、使い道
(→ワクチン開発推進事業、ワクチン生産体制等緊急整備基金)