5月23日(火)厚生労働委員会が開催され、介護保険法改正の審議が行われました。この日は午前中に参考人質疑、午後に法案質疑が行われました。参考人には、東京大学大学院法学政治学研究か教授岩村正彦氏、日本ケアマネジメント学会副理事長・NPO法人渋谷介護サポートセンター事務局長服部万里子氏、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社社会政策部長・上席主任研究員岩名礼介し、三重短期大学非常勤講師村瀬博氏の4名にお越しいただきました。民進党からは足立が質疑に立ち、約10分間の質疑を行いました。足立は、保険者機能を強化するために、保険料を支払っている市町村住民のみなさんにきちんとインセンティブが返っていかなければいけないのではないか、という前提で、今後どのような評価指標が必要かどうか、岩村参考人に質問しました。岩村参考人はアウトカム指標とプロセス指標を適切に組み合わせることになるだろう、と述べた上で、「介護保険という制度自体が果たしている多面的な機能というものをうまく評価できるような、そういう適切な指標を今後考えていく必要があるのだろう」と述べました。また評価を毎年行うべきか、という質問に対しては、毎年というのはいくらなんでも、という気がしていると述べました。最後に、足立の地元大分県で健康寿命日本一を目標にして様々な取り組みを行った結果として介護認定率が下がっていることを例に挙げ、国が評価指標を策定する際に、介護認定に関わる指標を作るよりも、健康寿命の指標を作ったほうがいいのではないかという意見を述べました。