5月9日(火)厚生労働委員会が開催され、引き続き精神保健福祉法改正案が審議されました。前回、石橋通宏議員の質疑において、要求した厚労省の審議会議事録が提出されなかったことで約20分間審議が中断し、そのまま休憩に入ってしまったという経緯がありました。そのため、本日も石橋議員が前回から引き続きの質疑を行いました。石橋議員は改めて、審議会議事録の提出を要求しましたが、大臣は非公開を前提で行った会議であるため議事録は出せないとの一点張りでした。さらに、今回の法改正で義務付けられる、退院時支援計画の策定に関して、法律上当事者本人の参加が明記されていないことが権利侵害にあたるのではないかという指摘や、精神障害者支援地域協議会において警察の関与が行われた場合、自治体間で本人が望まない個人情報の共有が行われることが可能になることについても、当事者の権利擁護の視点が欠如しているのではないかという指摘を行い、この法案の問題点を強く追及しました。