3月31日(水)


衆議院の厚生労働委員会の一般質疑が行われ、質問者5名のうち4名から足立に対して答弁の指名がありました。

$足立信也 -あだちしんや- のブログ

委員会答弁が行われる日は、毎朝7時頃より、政務三役そろって答弁の打ち合わせを行っています。


社民党の阿部知子議員より、「卒後臨床研修制度」についての質問がありました。この制度は2006年に大幅な見直しが行われ、この制度改正以降、研修医の偏在等の問題が発生し医師不足につながったという指摘がなされているものです。



足立より、「この制度を導入した目的は、プライマリーケアの基本的な診療能力を身につけるということでした」と述べた上で、今後の検証をすすめる上で、来年度早急に科研費で各病院にアンケートをとることになっていると答弁しました。

また、研修を行う病院が入院患者3000名以上の病院に限られていることについて、阿部議員より、「様々な地域で本当にその地域の文化や伝統や社会そのものを把握するような研修を行えるようにして欲しい」という要望があり、その関連で「足立さんも大分で育って、戸次という文化的にも大変いい地域であり、(研修医たちが)そこの医療の良さを体得、吸収できるようにして欲しい」と、足立の地元大分に触れた意見もいただきました。





$足立信也 -あだちしんや- のブログ


次は新人議員で初めて質問に立つという、民主党の水野智彦議員からの質問を受けました。水野議員は歯科医出身の議員です。

医療現場で昨年まで働いていた経験から、具体的な質問が行われ、足立はひとつひとつ丁寧に答弁を行いました。

$足立信也 -あだちしんや- のブログ


次に元小平市議会議員の斉藤進議員より質問がありました。斉藤議員も本日が初質問とのことです。

質問内容は「高額療養費」に関するものでした。

慢性骨髄性白血病に対する「グリベック」という薬など、かつて難治性の病気であったものが、特効薬ができたことで、病状の消失などのいわゆる「寛解状態」を長期にわたって維持することができるようになってきている中、高額な薬代を継続して支払っていくことが困難であるため、なんとか対策をとらなければならないのではないか、という旨の質問です。

足立からは、「この問題は高額療養費制度だけにとどまらず、難治性疾患、5000~7000あると言われている稀少疾患、これらに対応できる制度を設計する必要があると認識していますので、これらと一体的に議論していきたい」と答弁し、また、高額療養費の自己負担限度額をいくらに設定するのか、あるいは限度額を2段階に設定するのかなどの議論については、国民的な議論が必要であるとの認識についても伝えました。


$足立信也 -あだちしんや- のブログ

最後に、「日本の国民皆保険の理念は、やはり経済的理由で受けられる医療に差があってはいけない、格差があってはいけないということだと思っています」と答弁しました。


$足立信也 -あだちしんや- のブログ