童話:じかんざぶとんより〜
ときちゃんは、何かを伝えようとしているうちに感情が溢れて泣いてしまいました。
人生には大なり小なり様々な喜怒哀楽があり、記憶から遠のいて、日々また次の感情へと流れていきます。
わけもなく思いが蘇る
わけもなく涙がでてくる
わけもなくドキドキする
不思議と心が釘付けになり、
何故だかわからないけれど琴線にふれ感動する…
そんなことが日常の中に、
ふと、おとずれてくることはないでしょうか?
私は思うのですが、人生の中で感じた大きな感情も、たわいもない感情すらも、心やカラダのすみずみに様々な濃淡をもって断片的に残っているものが、
何かを見たり、聞いたり、感じたり、五感をとおして、無意識にどこかの感情と結びついて、
笑顔になったり、
哀しくなったり、
想いを馳せて、
知らず知らず涙し、
表に湧き上がってくるのではないかなと思うのです。
毎日がやってくる度に、
いろんなものがうわのせされていきますが、
だけれど、過去にだけとどまるでもなく、
常に"今"と螺旋状に網の目のように繋がり、時に表へ現れながら、
また新しい感情を生みだしていくのだろうと…
人の想いは尊いなぁと思います。
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