お盆休みや、ゴールデンウィーク、祝日などあまり関係ない私ですが、
今回はちょこっと伏見へお忍び・・・
知り合いのガラス作家さんが、この町で個展をされたり、
友人が伏見に住んでいたり、
家から車でチョイチョイと行ける距離ということもあって、
私にとっては馴染みのある町です。
ブログ→ 酒どころでの晩餐
それに伏見といえば、なんといってもお酒ですよね~
今回は、蔵元が厳選したお酒とお米のお店へいって参りました。
私は完全に商業化されてしまったようなところより、
ゆっくりお店の方とお話したりできるような、味のあるようなお店が好きです。
「おきな屋」
明暦三年(1657年)の創業以来、酒造り一筋三百余年-
京都・伏見の老舗蔵元 (株)北川総本家がひとりでも多くの皆様に「清酒 富翁」と
「つきたてのお米」のおいしさを知っていただくためにつくったお店
すっかり飴のような色になっています。
ここで何種類かのきき酒をさせていただくことに・・・
お酒に弱い私ですが、この日は何故か、グイグイいけました。
そして、お酒に対する店主の情熱もグイグイ伝わってきます。
飲みながら私の目はこの器に釘付け
(中にはきき酒でいただいた期間限定の生原酒がはいっています )
↓ ↓ ↓ ↓
上部には氷のはいった器がセットされており、お酒もしっかりと冷やされ、
下の突起の部分をグラスで押すと、注がれるようなしくみになっていています。
できたら家でも使ってみたいな~と、さりげな~く店主に伺ってみたところ、
協会から取り寄せているそうで、どうやら一般販売はしてないみたい
残念・・・
だけど、次回行った時に、ダメもとで一度お願いしてみようかしら・・・
もしかってこともあるものね~
そして今回は、このきき酒で気に入った、期間限定の生原酒をいただくことに・・・
すると、店主はおもむろに店内の入口側の壁にむかって腰をかがめ、
カラ瓶をもって蛇口の栓をグイっとひねりだします・・・。
こんなところに生原酒用の蛇口が!!
これには私もビックリ!!
そういえば、お隣の宇治市の小学校にも、お茶が出てくる蛇口があるそうな・・・。
京都は、ファンタジックなところです!!
そして、私は生原酒GET!!
このお酒、鼻にぬける時に香りがいっぱいにひろがり、
大吟醸なのに、喉にしっかりとしたひっかかりもあって味もイイ!!
上品すぎると、少し物足りない感じがするのですが、
いい具合に暴れてくれているという微妙な感じがなんともいえません・・・。
実は、この壁の裏側はこんな感じになっています
家が近くなら、カラの瓶を持って気軽に買いにいけるのにな~。
まだまだ、この他にも紹介したいものがありますが、
それは次回のおたのしみというこで・・・
(番外~)
この日の夜、宇治をはじめ西日本各地では、大きな雨の被害がありました。
私の友人も宇治の三室戸寺の近辺なので心配しましたが、無事でした。
私の方は、直接的な被害はありませんでしたが、
その日は、朝からテレビも見れず、交通機関もストップ状態。
そして普段見慣れているテレビのニュースが見れない状況においては、
携帯やラジオの情報だけで、自分達の置かれている状況を、
細かく把握するのは難しく、以外にも困難なことだということを実感しました。
(今回は、携帯がつながったので、家族や知人に、
今どういう状況なのか、細かい情報を聞くことができましたが・・・。)
あの日、一時間近く鳴りやまない雷や雨の音で、起きてしまった娘も、
ただただ泣いているだけで、私は、抱いて涙を拭ってやり、声をかける以外、
どうすることもできませんでした・・・。
大きな自然の前では、人間は、たちうちできないかもしれませんが、
それでも災害に対して、普段からできる限り準備をしておくことは必要だと、
改めて痛感した一日でした・・・。