突然ですが、
皆様はテフロン加工のフライパンを金属たわしでゴシゴシこすって怒られた事はありませんか
ないですよね。
自慢じゃないですが私はあります
それも1度や2度ではありません。
言い訳をさせていただきますと、
テフロン加工は私の人生の途中から突如出現した画期的な新技術であります。
ですので、私の中の生まれた時からの常識およびボーイスカウトで培った常識、
「フライパンの頑固な汚れは金属たわしで徹底的にこするべし」
がついていかず、頑固な汚れはついつい金属たわしでゴシゴシこすってしまうのです。
「中山君がこすったら焦げ付き良く落ちるなあ」とボーイスカウト隊長から褒められた快感が忘れられず、
わが家でフライパン洗いのお手伝いをしようと思っていたのに…
「あぁ~ なんてことするの」と
突如、大声で怒鳴られ、心臓が止まりそうになるほどびっくりした事は、私の私歴の中でPTSD並みのトラウマとなっています。
ところで子宮内膜もテフロン加工のフライパンと同じく、通常その表面はコーティングされています。そのためどこでもベタベタくっつく胚盤胞もさすがにくっつくことができません。(目玉焼きがテフロン加工フライパンにくっつかないようなものでしょうか)
ではなぜ子宮内膜はいつも表面がコーティング加工されていると言う事ですが、
あくまで私の推測ですが、
子宮内膜は腟を通して外界とつながっているわけですので常に細菌やウィルスの感染の脅威にさらされています。
このためコーティング物質で覆って病原菌の付着や内膜内部への侵入を阻止しているものと思われます。
で、このコーティング物質ですが、同定されていて(ムコ多糖類です)これが着床の窓では剝がれていることが分かっています。
胚移植の時もぜひとも剥がれていてほしいですよね
このコーティングを剥がす良い物質があればと思われますが
実はあります
日常的に皆様に普通に使わせていただいていますhCGです。
hCGはムコ多糖類を溶かす作用があります。そしてhCGを分泌しているのは絨毛、つまり胚盤胞の胎盤になる部分ですよね。
ここまでお話しいたしますと気がつかれる方がおられると思いますが、
胚盤胞は自ら分泌するhCGで子宮内膜のコーティングを溶かしながら着床を試みています。
何かけなげですね
hCGって子宮内膜表面のコーティングを取ると言う意味では私の金属たわしみたいに大事な物質なんですね。
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違うか~
続く