今年4月からの足立区の介護保険料基準額が、2月20日の地域保健福祉推進協議会・介護保険専門部会で6760円から6750円と、わずかですが10円値下げするとの答申が示されました。
昨年9月に出された中間報告では、基準額を最大で7520円、最小で7220円の引き上げ案が示されていましたが、その後の公聴会やパブリックコメントで介護保険料引き上げに対する反対意見や批判が続出しました。パブリックコメントには、以上空前の674人から意見が寄せられました。
また、足立社保協などが中心となって、区議会への陳情や個人署名など、介護保険料引き上げ反対の運動に取り組み、20日時点で2107筆の値上げ反対署名を区議会に提出しました。
こうした区民の声と運動により、基準額が10円引き下げられました。
足立区で介護保険料が引き下げられたのは初めてだそうです。
しかし、基準額は10円引き下げるものの、基準額以上の本人住民税課税者(第6段階以上)の方は保険料率が引き上がるるために大幅な値上げになってしまいます。
最終的には、3月の区議会厚生員会と本会議で決まりますが、介護保険料引き下げを求める署名には引き続き取り組みますのでご協力をお願いします。
介護保険値上げ中止を求める署名(PDF)