裁判所の部屋の定員が20名であり、ほぼ席が埋まりました。参加者は足立健康友の会、外科医師の叔父さん、お母様のご友人、救援会各支部と都本部から。
差し戻し審の要請に初めて参加してくれた方が9名でした。
無罪判決を求める署名は4,521 筆を提出し、累計2万5千筆を超えました。

参加者からは、「無罪というよりも、無実というのを強調したい」等、皆さん真剣な訴えでした。
元看護師さんは、手術直後の様子を臨場感あるお話。訴えたいことを文書にまとめて提出する方もいました。また、コロナ禍のために来たくても来れない医療関係者や、外科医師・家族への思いもたくさん語られました。
私からは、「私たちは間違えない、検証も必要ない」という科捜研の姿勢に問題があることを指摘しました。
実際に1 枚のワークシートに9 個所消した跡があるのは尋常な間違え方ではありません。やっと令和2 年になって警視庁の通達でワークシートの修正は2 重線で行うように明記されたのです。さらにDNA分析器の精度を調べるよう最高裁は宿題を出したが、測定値に影響するのは電源の電圧、遠心機の回転数、ピペット操作、温度など多数あり、分析器だけで検証したことにはならないことも訴えました。

次回の要請行動は、2 月24 日を予定しています。引き続き署名活動の協力をお願いします。(「外科医師を守る会」事務局 野田英樹さんからの報告)
☞差し戻し審 東京高裁宛署名用紙
外科医師を守る会ホームページ → https://gekaimamoru.org/