学校の歯科検診で要歯科治療、要受診の指摘を受けたにもかかわらず、歯科矯正治療の場合、多くは保険適用外の治療のため、その費用の負担が高額なことから治療に踏み切れないケースも少なくありません。
子どもの歯並びについては学校健診の必要治療項目にも入れられていることが多いのですが、その際に勧告を受けても経済的に困窮している一人親世帯や低所得世帯では、保険適用でない矯正治療を受けられない、断念している世帯が多数見られます。
子どもの歯やお口の健康な状態を保つこと、発育期における適切な歯科矯正は、顔の骨格や身体の健康を良好にするだけでなく、精神的な安定や生活習慣の改善にも効果があると言えます。
このような状況を踏まえ、子育て支援の観点からも子どもたちの適正な歯科矯正治療を可能にするため、保険適用に至らないケースにおいても保険適用の基準の見直しが必要です。
今回の請願採択はその第一歩です。

6/28しんぶん赤旗より