ラジオ体操

 

夏休みになると、小学生はラジオ体操に行く地域がありますね。

私も小学生のときはスタンプをもらいにラジオ体操に行った記憶があります。

 

このラジオ体操は、逓信省簡易保険局(現在のかんぽ生命保険)の職員の発案で、国民の健康増進を目的に、昭和3年(1928)11月に作られたそうです。

 

しかし、「戦後、GHQからの示唆などを受け、NHKは1946年(昭和21年)4月13日、戦前から続けてきた初代のラジオ体操の放送を自粛し、終了しました。」とあるように、GHQの占領政策によって、中止を余儀なくされます。

 

ラジオ体操の歴史(かんぽ生命)

 

「日本の占領政策を実施したGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)によりラジオ体操は一時禁止されてしまう。曲に合わせて一斉に行う体操が全体主義的だと見なされてしまったためである。」


日本の国民的体操「ラジオ体操」(政府広報オンライン)

 

今のラジオ体操は、戦後に新しく作られたもので、3代目のようです。

気合の入った号令と、朝の元気な「ラジオ体操の歌」(昭和31年、藤浦洸作詞、藤山一郎作曲)が、少し昭和の雰囲気を感じさせてよい感じです。

 

朝の歌と言えば「朝だ朝だよ 朝陽が昇る~」から始まる「朝だ元気で」(昭和17年、八十島稔作詞、飯田信夫作曲)も有名です。

暑い日が続きますが、快活な歌は心も晴れます。