破損太陽光パネルの危険性に関する釧路市議会意見書

 

北海道の釧路市議会が、「破損した太陽光パネルの危険性を国民に周知することを求める意見書」を本年6月25日に採択しました。

 

https://www.city.kushiro.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/013/934/ikensho.r613.pdf

 

意見書によれば、最近、広大な山林等の「メガソーラー」だけでなく、「空地、農地、傾斜地、住宅、小中学校の屋上」にまで太陽光パネルが設置される現状があり、それに伴い、太陽光パネルの破損事故も増えています。

 

この「破損した太陽光パネル」について、意見書は、次の3つの危険性を挙げています。

1 破損・浸水により、感電や火災が起きるおそれ

2 火災時の消火の場合、 通常より距離を置くなど感電に気をつける

3 鉛、セレン、カドミウム等の有害物質を含む場合、土壌・水源に流出し、環境汚染を引き起こすおそれ

 

経済産業省や環境省等による、製造業者や事業者向けガイドライン等はあるようですが、「一般国民には、その危険性について十分に周知されているとは言い難い」として、国民に対し周知する取組みを国に求めています。

 

たしかに、破損した太陽光パネルによる感電や、消火時の注意、環境汚染など、十分に周知されているとは思いません。

 

釧路市では、メガソーラーによる自然破壊の中止を求める動きもありますが、それと並行して、身近な危険にも気を付ける必要があります。

 

音別メガソーラー、事業中止求め市長に要望書(釧路新聞)