行動計画の閣議決定

 

「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」が7月2日閣議決定されました。

これは名称が「新型インフルエンザ等」となっていますが、新型コロナに適用され、この約3年間のコロナ対策をふまえて大幅に改定されたものです。

 

感染症の行動計画、政府が閣議決定 約10年ぶり抜本改定(日本経済新聞ウェブサイト)

 

新型インフルエンザ等対策政府行動計画(内閣感染症危機管理統括庁ウェブサイト)

 

19万件のパブリックコメントが寄せられましたが、この結果どこが改定されたかが大変分かりにくいです。

また、偽情報・誤情報への対策に関して「表現の自由に配慮しつつも」と明記されたのは「対策項目ごとの基本理念と目標」箇所1か所(38頁)だけで、本文各論には何ら反映されていません。

食生活・体力・免疫力の向上など「平素からの健康管理」の重要性についても、「対策推進のための役割分担」の「国民」(36頁)の項に書かれましたが、国や自治体が平素からの健康管理のためにどう取り組むかという視点はありません。
集団免疫について「ワクチン等で免疫の獲得が進むこと」などで終了に向かうという趣旨の記載がありますが(94頁)、ワクチンで果たして集団免疫が達成できたのかどうかも怪しい話です。

 

基本的に、この行動計画を読む限り、感染症に対して、マスク着用・ワクチン接種・時短営業・行動制限などの考え方が、ほぼそのまま踏襲されており、これらの効果・弊害についての検証が全くされていないと見受けられます。

 

・飲食店の時短営業の効果はあったのでしょうか。

・イベントや行事・祭事の自粛要請もありましたが、本当に意味があったのか。

・マスク着用の効果や弊害は? 

特に、学校で着用した小学生が死亡する例もありましたが、弊害についての考察や検証も不明確です。

・ワクチン接種の効果や弊害は?

健康被害が前例にない割合で発生し、また接種者も多数感染し副反応も目立ち、非接種者との差異も際立っていません。厚労省によるデータの改ざんまでありました。


3年間のコロナ対策をもう一度再現するような行動計画は有害だと思います。