三ヶ根山の殉国七士廟
4月29日(昭和の日)は昭和天皇の御誕生日であり、愛知県西尾市にある三ヶ根山では、毎年、殉国七士廟の慰霊祭が行われています。
昭和23年(1948年)12月23日、日本の指導者(軍人・元総理大臣等)7名が、事後法による、連合国の間違った裁判(極東国際軍事裁判)によって処刑されてしまいました。
しかし、その裁判の弁護に当った弁護士が、処刑された七名の遺骨を集め、山頂にお墓を建立されました。
その冤罪であることを後世に残し、雪冤の時を待つべく、七士廟の横に碑も建っています。
極東国際軍事裁判は、日本の歴史そのものが断罪された、極めて重大な事件でした。
弁護士としては、この裁判を知らずにはおれないと痛感しました。
なお、三ヶ根山には、大東亜戦争に参加した多くの軍人・国民の慰霊碑が建っています。
こういった戦没者の方々の慰霊も行われていました。
この大東亜戦争をめぐる極東国際軍事裁判について、占領国の「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」ではなく、当時の日本の置かれていた立場や、裁判の正否に照らし、正しく後世に教える必要があると思います。