ワクチン健康被害救済予算が１００倍超に増大
令和５年度の予防接種健康被害救済制度にかかる当初予算3.6億円が、補正予算によって397億円超へと、100倍以上増大しています。これは、厚生労働大臣の記者会見で、記者の方とのやりとりでも明らかにされています。
令和４年１２月に厚生労働省健康局が作成した、予防接種（ワクチン）健康被害救済制度に係る令和５年度当初予算は3.6億円でした。
「新型コロナウイルス予防接種健康被害給付 ３.６億円 新型コロナウイルスに係る予防接種による健康被害者に対する救済措置として、医療費等を国が支給する」（１頁）
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/23syokanyosan/dl/gaiyo-03.pdf
しかし、令和５年度当初予算3億5985万9千円に補正予算で394億1096万6千円を追加計上し、合計397億7000万円に達しており、令和５年度の健康被害救済制度に要する補正予算額は当初予算の１００倍を超えています。
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/23hosei/dl/231129_01.pdf
これは、健康被害救済制度の件数が当初の予測をはるかに超えたためと考えられます。
健康被害救済制度は、ワクチンにより死亡した方には死亡一時金4530万円や葬祭費等が支給され、後遺障害が生じた場合もその程度に応じて数百万円の障害年金が支給されます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_kenkouhigaikyuusai.html
そして当初予算が年間3.6億円ということは、ワクチンによる死亡認定件数が年間7件以下でなければなりません。
しかしながら、令和6年2月26日までの健康被害救済制度の死亡認定件数は「493件」、障害認定件数が「52件」にのぼっており、計上されている当初予算額に比べ、実に70倍以上の認定件数となっています。
このように、当初予算額と比較して、実に100倍前後の割合で、コロナワクチン接種による健康被害救済制度の認定がなされたことが分かります。
では、なぜ国は、健康被害救済制度の当初予算を3.6億と見積もったのでしょうか。
この点、令和6年3月1日の記者会見で、3.6億円の当初予算の根拠について質問がありましたが、「一定の基準のもとに前年度同額程度の約3.6億円を計上」という回答でした。
しかし、コロナワクチン接種により大量の副反応発生が見込まれることは令和３年時点でも予測できたのではないかと私は思います。
もともと、インフルエンザワクチンと比較しても、コロナワクチン接種後には、はるかに多くの副作用の報告があがっていました。厚生労働省の出している「接種後副反応疑い報告数」でみると、接種後に死亡したとの報告数は553件であり、令和３年７月時点の数値でも、インフルワクチンの100倍以上多いです。（ファイザー：R3.7.11時点、インフルエンザ：H31.4.30時点）
当初予算の100倍以上の補正予算額からみても、コロナワクチン接種による健康被害救済事案、特に死亡事案が当初の見込みを超えて大量に発生したことが分かります。
このように外国の製薬メーカーのワクチンによって、大変な数の健康被害が認定されいます。何より、国民の命と健康を守らなければなりません。コロナワクチン被害について、徹底した原因究明を行う必要があると思います。
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（参考情報）
令和６年２月１３日厚生労働大臣記者会見
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00661.html
令和６年３月１日厚生労働大臣記者会見
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00669.html
予防接種健康被害救済制度の認定件数
実績（累積）（令和6年3月11日時点）
進達受理件数：10,486件、認定件数：6,581件、否認件数：1,317件、保留件数：35件
死亡一時金または葬祭料に係る件数（令和6年2月26日時点）
進達受理件数：1,206件、認定件数：493件、否認件数：127件、保留件数：2件
障害年金に係る件数（令和6年2月26日時点）
進達受理件数：428件、認定件数：52件、否認件数：73件、保留件数：2件
●インフルエンザワクチンの副反応疑い報告状況（平成30年シーズン）
推定接種者数（回分）52,511,540(H31.4.30現在)
医療機関からの報告 208 うち重篤報告数 78 うち死亡報告数 3
●医療機関からの副反応疑い報告について
（コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン（SARS-CoV-2）（ファイザー））
推定接種者数（回分）58,439,259(2021年7月11日現在)
副反応疑い数 17,877 うち重篤報告数 2,812 うち死亡報告数 553