新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
年内はインフルエンザの流行もゆっくりで、診療所は比較的穏やかに仕事納めを迎えました。
ワクチンもこれまでの最高延べ2033件を達成し、おかげで周囲の流行や拡大も穏やかでした。
スタッフが頑張ってくれて感謝ですね。
2019年にも、診療所のスタッフはさらに増え、2020年はじめから看護師は9人に、病児保育スタッフは新しい施設に向けて増員、春からは8人になります。受付は1人増員で5人、医師2人、心理士3人、検査技師1人を含め、春には総勢28人の大所帯です!
一般診療だけでなく、発達、心理、てんかんや障害医療、病児保育など、診療所ニーズは多彩となり、受け止められるだけの体制作りが必要で、増員だけでなく、その中身の見直しが大切です。
病児保育室アインスの改革
第一弾として、アインスの食事の見直しを進めました。アインスのブログ(https://ameblo.jp/sick-child-care-eins/)にも掲載してますが、食材の品質やバランス、見た目などを検討し直しスタッフ2人も食育アドバイザーの資格取得し、病時の食育を意識していきます。新しいメニューも子供達にとっても好評です。アインスも、おかげさまで丸4年を過ぎ、延べ3217件(年平均804件)の利用がありました。これまで大きな事故なく来れた感謝と、今後の安全で安定した業務のために、2020年初旬に新しいアインスを新築することになりました。
行政のバックアプもあり、1月中に着工、4月1日から運用開始です。これまでの定員6名から、最大10名までの対応となります。これまで通りの楽しい雰囲気と衛生機能面の両立を目指して設計。診療所の第2駐車場内に建設しますので、朝の診察後、アインスまでの移動が楽になります!診療所と向かいの距離で、安全の面でも向上します。完成内覧会も予定しますので、乞うご期待!
駐車場の増設
アインス新築により、駐車場スペースが減りますが、ご近所様のご好意で、診療所北に「第3駐車場」として19台分を確保しました。小生も単管パイプで自作(またDIY!)の看板を設置し、こっそりと制作参加しました(笑)
その他の改革
昨今の大雨などの自然災害や、来るべき大地震への備えなど、地域に根ざした医療という観点から、ここ数年かけて診療所にも、非常用の水、食べ物、トイレ、安全衛生品、ガソリン式発電機、医薬品、医療資材、医療機器のバックアップを少しずつ増やしていますが、昨年終わりに非常用電源を設置。診療所内の医療機器を守るだけでなく、災害時の非常用電源として大いに活躍します。診療所の安定運用を通じて地域の安全な場所の確保としての機能を持たせることにしました。
アフガンに散った中村哲先生は、「生きる条件を整えることこそ、医師の務め」そのためには「行動だけが信じられる」とおっしゃられました。先生の足元にも及びませんが、これが新年に自身に課す課題です。
「自分で考え、必要と思えることを実行に移す」
この様に、今年もより良い医療、保育環境作りやスタッフの働く意欲に繋がる様ないろいろな事柄について常に考えたいと思います。
政治家が推し進める「日本伝統や技術をダメにする」働き方改革に真っ向立ち向かい、必要だと思う事や時には、まさに寝食を忘れて仕事や事業に燃えたいと思います!
さて、年始早々熱くなるばかりではよくないので、元旦の小児科輪番(250名受診!疲れました)が無事終わった後の3日に、歴史大好き、刀剣マニアの次女に付き合い、奈良の春日大社まで、刀剣の展示会(+初詣:こちらは付録!)に行ってきました。
刀剣ごときと、甘く見ていた小生、刀はとても印象深く、その歴史背景や人物の関わりなど、医療しか知らない我が身には、ひとえに「無知」を知らされる事になりました。普段は東京でしか見れない、「童子切」など、多くの刀の輝きや、刃こぼれの跡など、歴史ロマンを感じました。次女は、将来この地で学問を目指していて「気合が入りまくり状態」でした。
刀剣乱舞も好き!?
刀剣職人の技術やこだわり、仕事に対する姿勢など、日本人が大切にして行かないといけない色々な伝統を再認識し、やっぱり我々現在人ももっともっと働かないといけないなあと、結局仕事熱にさらに火を着けられた感じで帰宅しました。
さあ、明日からまた1年の仕事が始まります。
家族と世の中の、健康や安心安全を願いながら、精進したいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします。
M.A.