あだちこども診療所のブログ
  • 01Jan
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      令和2年の大晦日に

      (モタモタしてたら、アップが年を越してしまいました) 96 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:"Yu Mincho"; mso-ascii-font-family:"Yu Mincho"; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-fareast-font-family:"Yu Mincho"; mso-fareast-theme-font:minor-fareast; mso-hansi-font-family:"Yu Mincho"; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}コロナのバタバタを言い訳にブロク更新をサボってしまいました。そもそも、仕事終わって帰宅し食事すると、起きていられなくなってしまったことが一番の理由です。寄る年波には勝てず、こんなハズでは…。それにしても令和2年は、まさにコロナウイルスに明け暮れた1年でした。かつて経験したことのないような、先行きの見えない長いトンネルに入ったような感覚、年明けにはいつもと変わらぬ生活があったのに、コロナウイルスの出現で生活が一変しました。「日本の衛生観念では大丈夫だろう」と心配していなかった、にも関わらず、今の状況ダメですね。全国の小児科の先生方と同様、患者さんの受診控えも乗り越え、ようやく元の診療生活に戻りつつありましたが、年の後半になって再燃、もはや年末の時点でno controlの状況。新型ウイルスからどうやって逃げ切れるか…。人類とウイルスの闘い(こんなテーマの映画色々あった気がします)、年越し、そして来年もと、とにかく頑張るしかないですね。今年の診療所を振り返っても見ると…「診療」昨年までとは明らかに違うのは、患者さんの相談の内容の変化でした。コロナ不安、コロナ生活によるストレス、癇癪、情緒不安定などです。また、時間ができた保護者が改めて我が子と向き合うことで気づいた特徴に関する心配相談がめちゃくちゃ多かった!(良い特徴に気づくのは大歓迎ですが、悪い特徴に気づき、ショックを受ける親が多かったです)。午後が休みの水曜日、土曜日の午後はほぼ予定が埋まり、不登校の親御さんの相談、発達障害の本人との話、学校関係者を招いてのケース会議、家族の色々な(お医者さんの域を超えている)問題の相談、などなど、自分で言うのもどうかと思いますが、「めちゃくちゃ働きました」「何故、そんなに熱心に相談に乗ってくださるのですか?」と何度か質問されました。答えは、「少しでもお力になれれば」「本人や家族が安心できる状態に少しでも近づくために」、そして、「私も経験したことばかりなので」それぐらいしか答えられません。 不登校を経験した父親、 超未熟児や発達に偏りのある子どもと暮らす小児科医、 大切な家族を失う悲しみと失望を多々経験した医師、できれば遭遇せずに過ごせれば良かったこれらの苦労の多い経験も、全てが自分の診療に深みと愛を与えてくれていることは確かで、これも宿命なのかも知れません。「神様は、それに耐えられる人にしか試練を与えない」「試練は、選ばれし人に与えられるもの」妻の敬愛した祖母の言葉です。「だから、人のために尽くしなさい」そうも言われているように感じます。正直、今年も新しい患者さん、そのご家族との出会いが多々ありました。いろんな症状、奇妙な特徴、一筋縄では行かない難問、どうにもならない状況や事情など、大変勉強になりました。てんかん患者さんも、5ヶ月児のウエスト症候群から、60歳台の脳波検査の依頼まで様々で、総患者さんは600人を超えました。コロナの影響もあり脳波検査は減りましたが、開業6年で3000件を超えました。やはり地域でのてんかん専門医、小児神経専門医のニーズは多く、少子化やコロナの影響下でも、役割を感じます。人工呼吸や酸素、経管栄養など医療的ケアの必要な重度の肢体不自由、重度の自閉症、強度行動障害など多くの患者さんとてんかんは密接です。また、その周辺に、睡眠障害、情緒障害、気分障害(抑うつ)、不安神経症などが多々あり、その診療の割合が年々アップしています。精神安定剤、抗うつ剤、睡眠剤など、精神科かと思うほど処方が出ます。ADHDは特に多く総勢320名でした。心理カウンセリングも3名のスタッフで、週4日をカバーして、周辺の療育施設より早い回転で、そして行き場のない不登校児の受け皿として頑張ってくれました。新しいスタッフも迎え、3名がそれぞれの素敵な先生達で感謝です。「病児保育」令和2年春に新しい病児保育室「アインス」が完成し、定員もアップしたのですが、コロナの影響があり、しばらくは毎日利用者が0行進でした。その間も仕事に対する意欲、モチベーションを維持するのが大変だったと思いますが、スタッフはよくぞ耐えてくれました。栄養資格を持つ新しいスタッフも迎え、今のメンバーは仲良しでいい雰囲気で頑張ってくれてます。実績としては例年通りとは行きませんが、それでも利用する子ども達が、「今日もアインスに行きたい」と言ってくれるのが嬉しいですね。診療所でお付き合いのある、車椅子の患者さん(Yusukeさん)が、マウスで描いて下さったイラストで病児保育室の新しい看板を作成し、クリスマスに公開しました。僕はめちゃくちゃ気に入って、木製フェンスまで作成してしまいました!「別れ」今年は、多くの患者さんとのお別れがあった年でもありました。てんかん患者さん、脳性麻痺の患者さん、など総数で6名です。結局最後の最後にお力になれなかったこと、コロナの影響でお見舞いにもお悔やみにも行けなかったことが悔やまれます。力及ばなかったことを反省し、さらに勉強してこれからの診療に生かして行きたいと思います(合掌)以上、診療所について簡単に振り返ってみましたが、色々な方々のご協力やご理解のおかげで今年も頑張ることが出来ました。本当にありがとうございました。来年も今年以上に!頑張りたいと思います。「余暇」コロナで、一回も飲みに行かなかった代わりに、毎週日曜だけはほぼステイホームで、例によってDIYに勤しみました。これまでは、小さな作品を多く作成してきました(過去のブログ参照)が、今年は、大きな(!)ものに挑んだんです!毎週の木材購入、YOUTUBEなどで上手な人の技を盗み、春から始まり、ついに本日大晦日に完成するに至りました。今回のDIY作品は何と「部屋」です時間、手間、労力、体力、忍耐、金額、迷惑など、多くの負担の甲斐あって、壮大な作品に仕上がりました。「NO 設計図」でここまでできるか!的なものになりました。プロからしたらお遊び以下のレベルですが、「医療人が趣味で」のご愛嬌と笑ってもらいたいです。何もない庭にウッドデッキを作り暑いから 屋根を作り蚊が多いから 壁を作り冬は寒いだろうから 壁に防湿加工と断熱材を貼り風通しを考えて、窓とサッシを取り付けお茶を飲むなら 机も作って荷物整理のために 棚も必要でと 雨漏りしたので! 二重屋根にワンコロたちがおしっこしたらと タイルパネルを敷き詰め季節のよいときはと 庭(牧場)も作り 延々と 次から次へと追加作成して・・やり過ぎですねなんとか!完成しました(途中から後戻りできない、切迫感に駆られてましたが)正直、疲れました今は寒過ぎて無理ですが、季節が良くなったら、ここで色々楽しみたいです。そして、「もう一つのやりたい事業」に向けて、お茶でもしながら計画を練り練りしていきたいです本当に、来年はどんな年になるでしょうか?コロナが終息して元のおだやかな生活に戻りたいものですね。これを書いている横では、紅白歌合戦ではなく、2.5次元イケメン俳優勢揃いの「刀剣乱舞ミュージカル」のDVDを見まくっている幸せ一杯の笑顔の娘がいます何事も楽しむのはいいことだ…皆さんも何でもいいから楽しみましょう!今年は大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年になりますよう!M.A.

  • 29Apr
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      ディスタンス

      コロナウイルスのせいで、世の中が一変してしまいました。風邪の流行どころではなくなり、人の生活スタイルから、人間関係、はたまたその人の価値観や人生までもを左右するレベルになってきました。阪神淡路、東日本などの大震災の後にも経験した様な、閉塞的な雰囲気が世の中を覆っています。保育園は登園自粛で園児は1桁レベル、学校は長らく休校で新学期、新年度が始まらず、それどころか一部では9月開始なんて、社会人も仕事は休業、外出さえ憚られる状況。”Cluster” ”Pandemic” なんてこどから老人までが皆が使い、”Stay home” “Social disntance”なんて、令和2年の流行語大賞候補が一杯。世のみんなが予想もしていなかった事態。ゴテゴテ感は大いにありますが、今は国を挙げての取り組み、自分だけでなく周りの人みんなの安心、安全、幸せのために、協力し合わないといけません。まさに人間力、忍耐、互助、いろんな日本語も必要です。マスクを始めとする物資の不足、買い占め行動、良心的とは言え物資を差し出し、異業種までもが非常時産業に進出、なんだか、挙国一致、違う意味で戦時のことを想像させる色合いです。こんな非常時なので、仕方ないにしろ、人間の弱さ、脆さ、危うさ、などをいろいろ感じます。“Social disntance”言葉通り2m以上の距離と社会交流を断つことが求められています。流行蔓延を抑制するためにはとても必要で、有効なことは理解できますが、この言葉が本来意図するものとは”違うdisntance”をいろんな場面で感じ、寂しく不安な気持ちになります。<社会のおかしな“disntance”>レジ待ちの2m、人が近づくのを拒否する人の視線の冷たさ、お互いが信用してない様な空気、投げ置く様なレジの返金の様子、花粉症で鼻や咳をしている人を迷惑そうに睨みつける人たち、物理的な距離だけでなく、自己防衛的で自己中心的になっていく殺伐とした人間関係、相互不信など、ただでさえ、不安で閉塞的な世の風潮を加速させます。社会、経済など多くの活動が頓挫してしまうことによる甚大なロスとともに、「ポストコロナ」の社会構造に不景気だけでなく、社会心理的に非可逆的な瘢痕を残す不安を感じるのは、私だけでしょうか?日々のストレス、先行きの不安、いろんなストレスが、「くらやみまん」(アンパンに出てきます)の様に世を包んでいます。やむない対策とは言え、多くの人にとってはかなりのストレス。必要だからとか、命には替えられないから、と理屈だけでは済まされない状況です。<家庭の中での異常な“disntance”>こどもが休みで毎日家に居る、母親も休業で家に居る、父親もテレワークで家に居て、毎日みんながずっと顔を合わせている、こんな状況はある様で普段はない状況ですね。こどもたちは、臨時休業当初は、「ラッキー」「ゲームできる!」などと多くは好意的、しかしこれだけ長くなるとゲームもやり尽くした感じ、外にもオチオチ出れない状況となり、「退屈」「ヒマ」ストレス溜まってきました。宿題は出ているけど、自分で時間を決めてしたり、けじめをつけて(切り替えて)生活できるこどもはほんの一握り。エンド不明なダラダラ休みに、だらだら浸かっています。普段、学校ではスケジールという後押しがあって、それに従って生活しているこども達にとって、一番苦手な生活スタイルですね。休業明けに、みんな学校へ行けるのだろうか?不登校児が激増?とっても心配です。それを、毎日目の前で見ている大人も、自分達も就労制限や外出自粛があったりで、ある意味、大人も外へ出ないことで気分転換にならず、イライラし、目の前でルーズなこども達の態度に腹を立てたり。診察に来られたお母さん方に尋ねると「私がストレスです!」「もう限界!」と一様におっしゃいます。マスコミ報道で死亡例が強調されたり、感染者が細く詮索される様な報道やSNSなど、病気の怖さと自分が感染者となり吊し上げられるのではという恐怖とで、やはり外に出れませんよね。ますますストレスが溜まります。テレビをつければ、どの局も、○○県では、新たな感染者が何人だの、死亡例が何人だの、専門家然とした出演者が、なかなか収束しないだろうとか、1年かかるとか、来年のオリンピックはありえないだの、不安を煽る報道ばかりで、マスクはない、消毒液もない、医療崩壊だの、同じことを延々繰り返し、どの局も何の特色も新しさもないくせに、わかった様なことばかり繰り返すコメンテーター達。院内感染、クラスターと一々騒ぎ立てる報道をいい加減やめた方がと願います。報道の使命だの役割だの、国民目線だの、一人前の屁理屈ベースの報道ばかり。それを日々見ている一般の人々の不安を逆に煽っている、と言うことを考えたことがあるのでしょうか? コロナで亡くなった芸能人の遺骨が無言の帰宅、なんて報道、恐怖を煽る以外に何の意味があるのか、甚だ疑問です。国民のうんざりやどんよりの一因は、病気そのものだけではなく、この報道にあるのではと思います。その影響がすでにでています。最近になって、「自分がコロナに罹って死んでしまうのではないか?」こんな不安で、情緒不安定になる子、怖くて寝れなくなる子、こんな相談がとっても増えています。「自身も不安」そして「時間を持て余して」テレビをつける大人達、今一度、こども達のためにも、ニュースを見ない様にすることをお勧めしています。むしろ、せっかく時間ができたんだからと、少しだけ前向きに考えて、いつもはできないゆっくりとした時間で話したり、一緒に何かを作ってみる、お手伝いさせてみる、など、出かけることではない、別の過ごし方を考えて見た方が良いのだとわかりますが、自分も含めて、いざ時間ができても、「何したらいいのかな?」的な感じですね。自分で過ごし方を考える、開拓する、現代人の弱点ですね。ストレス発散のためにお出かけしていたのを、何に置き換えるか?大きな命題です。とりあえず、小生と我が家は、花を植えたり、夜散歩をしたり、可能ならGW中に何かDIYしたいなあ、なんて思っています。人混みだけは避け、マスクなど防御して、ちょっと庭先や公園に出てみるのも、小さな気晴らしにならないかなと思います。庭の木々や草花は、人間世界の暗闇とは裏腹に、いつも通りの春を迎え、いっぱいの花粉を撒き散らし、生き生きとしています。ムスカリ:花言葉「失意、失望、憂鬱」 一方で「黙っていても通じ合う心、寛大な愛、明るい未来、夢にかける想い」すなわち、失望憂鬱の後に明るい未来があります。イチハツ:花言葉火災や台風を防ぐ、知恵を出し合う、付き合い上手みんなで頑張りましょう我が家の娘の誕生で植樹したハナミズキが、今年もノビノビとそして可憐に花を咲かせています。ハナミズキ:花言葉私の想いを受けて止めて、永続性(英語)、公平に<人の心の距離(disntance)>コロナウイルスに不可抗力で感染してしまった人やそれと戦っている医療者とその家族などへの誹謗、中傷、差別があると聞きます。いつもなら、挨拶して話したり、手を取り合う関係から、排除し差別する関係に。人の心は、追い詰められると、いとも簡単に変貌するのかと、怖さを感じます。ある番組で言われていた、四国松山の大学発の「シトラスリボン運動」。コロナウイルスに関する誹謗中傷や偏見をなくすプロジェクトです。“憎むべきは、人ではなく、ウイルス“まさに、世の中が「くらやみまん」に支配されそうな今に警鐘を鳴らし、心まで蝕まれることはないように、そして人間愛を忘れてはいけないこと、を気づかせてくれる運動です。「そう、誰も悪くないのです」「優しく善意ある国民性のニッポン人、今一度考え直しましょう」 小生が仕事柄お付き合いのある患者さんには、発達障がいのこどもも多いのですが、彼らの特性として言葉でメッセージを伝えたり、言葉でのコミュニケーション(挨拶など)が苦手です。そんな彼らにとってわかりやすいコミュニケーションに、ハイタッチがあります。また、彼らは人との距離(まさにdistance)を取るのが難しいので、タッチはわかりやすい”distance”です。従って今回のコロナ騒動で、診察場面でも後述する防護対策をしている関係で、タッチしたくてもできないことが多く、こどもが戸惑っています。これで彼らが不安定になったり、今後、小生との関係が振り出しに戻ったりしたら、まさに、”distance”の弊害です。 握手やボディータッチで伝わる人の温かさは、言葉以上の力を発揮することを信じて、小さな子供から、障害のある学生さんや、寝たきりの成人の患者さんまで、握手がとっても好きな僕としては、何だか物足りなく寂しい診療になっています。早く元に戻りたいです。我が家の長男(犬)のはじめ君もボディータッチが大好きです。人も動物も同じですね。その他にも、社会全体が制限自粛一色で、インターハイ、甲子園を始め、受験生などもロス状態や先行きの不安がいっぱいでしょう。気持ちを切り替えるのは簡単ではありませんが、ちょっとしたアクションを起こしてみましょう。 ・ニュースは余り見ないで ・手や体を動かしてみましょう(体操でも散歩でも) 春は来ています。 ・家族と笑ってみましょう ・そして社会を応援しましょう ・人を信じましょう ・安心できる人と手を繋ぎましょう ・知恵を出し合って頑張りましょう (アンパーンチ→打倒くらやみまん)最後に、子どもが休みになって他の病気も流行しませんので小児科診療所はとっても静かです。都会でコロナと戦う医療者には申し訳ないくらいです。ただし、コロナはいつどのような形で出会うかもしれないので、写真の様にできる限りの防護、防御対策を行っています(あくまで予防です)患者さんには、厳重な問診チェックをお願いしており面倒な作業でご迷惑をおかけしています。でも、安心、安全の医療を維持するために気を抜かずに頑張ります。もし心理的に不安定な状況あれば相談してください。コロナ不安に対する心理カウンセリングも提供しますね。みんなで頑張りましょう!M.A.

  • 16Mar
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      出逢いと別れ、終わりと始まりと

      コロナウイルス包囲網が徐々に狭まり足音が聞こえそうになり、不安いっぱいの日々となり、休校になった子供は、家でゲーム三昧か、退屈か、どこへ行くにも制限だらけ、大人も含めてストレスフルな毎日です。3月はなんだが色々と多い季節、今年はインフルも少なく安堵もつかの間、コロナや鼻炎(小生はもっぱらこちらで、マスク不足は痛い)で穏やかならないです。情報を総合すれば、「恐れすぎず、気をつけよう」といったところでしょうか。まだまだパンデミックは「始まったばかり」で、長い戦いになりそうです。 9年前の3月11日、東北を襲った未曾有の大災害、市民病院の医局テレビで圧倒的に恐ろしい報道映像を食い入る様に見た記憶がまざまざと蘇ります。昨日、たまたまテレビで見ていた「奇跡の子と呼ばれて」のドキュメンタリーで、家族4名を亡くし、自分だけ生き残った老人が明るく元気に復興に向けて頑張っていましたが、亡くなった孫の親友が成人して会いに来た場面で、我慢していた苦しい思いが溢れ出し涙を流す映像を見て、被災した人々にとっては、「まだ9年」なのでしょう。とてつもなく辛く、深く、そして大勢との「別れ」の体験で、たかだか9年で癒されることはないでしょう。成人した若者たちが、震災後に多くの出逢いを経験し、故郷に思いを馳せながら頑張っている姿にも、また涙涙でした。 一方で、当診療所では毎年神戸大学の医学生の実習を受け入れていますが、彼らにとっての震災と言えば「東日本大震災」、平成6年に卒業しあの日を研修医として体験した小生世代の「阪神淡路大震災」の話をしても、「生まれる前です」と言われる様になり、時の流れの早さを感じます。それでは、最近経験した、色々な出逢いや別れ、そして、終わりと始まり・・・・残念なニュースですが、個人的にも期待をし、応援の気持ちを込めてスポンサー協力させて頂いていた才能ある若いボクサーY君が、道半ばで夢を諦めなくてはならなくなりました。試合中の怪我が原因で、ボクシング界のルールでやむなく引退となりました。わざわわ報告に来てくれた彼の表情は忘れられません。無念そのもので、目には涙、悔しくてたまらない様子でした。家族や友人が全力でサポートして期待し、将来は世界に打ってでるはずの才能が、そのキャリアに終止符を打つことになりました。残念至極ですが、命に影響なかったことを思うと、それも若い彼の長い将来を考えると、良かったのかも、単なる「終わり」ではなく、これからの人生の「始まり」だと、むしろ応援しないといけないのでしょうね。少し休んで、また次の人生の「始まり」を陰ながら応援したいと思います。一方で、ちょっと嬉しいニュースもありました。小さい頃に出逢い、病院時代、開業してからもお付き合いのあったご家族の中学3年の息子さんS君が、これまで頑張って来た「相撲」で大きく一歩を踏み出済んだと、入門前検診を受けに来てくれました。とっても怖がりで、泣き虫だった彼が、体も心もビッグになって、数々の実績を引っさげて、プロの世界(角界)に入門したんです。阿武松部屋に入門(https://ameblo.jp/onomatsu-beya/entry-12580627878.html)し、早速土俵入りし前相撲で2勝をあげて「二番出世」しました!出世披露が行われ、一気に本物の力士となり、翌場所から序ノ口力士です!どこかにないかとネット記事を探したら、ありました、ありました!  負けた一番で本人は不本意でしょうから申し訳ないのですが、その相手も話題性高い力士、何にせよ、凄い!! 四股名も「出逢い」に感謝で「逢松龍」だそうです。 これからも応援していきます!!!(しかし、あの怖がりさんが、よくまあ ‥‥‥‥ 笑笑)さてこの度、小生の愚妻ががんセンターで手術を受け本日無事退院しました。幸い早い段階で根治できる段階でしたので、安心です。彼女の姉が同じ病で昨年夏に若くして亡くなり(https://ameblo.jp/adachi-kodomo/entry-12507178165.html)、彼女にとっても辛過ぎる「別れ」でしたので、姉のメッセージを受け取り自分も検診を受けた結果、前がん状態での手術ができました。お姉さんに感謝しかありませんね。ちょっとお休みさせて頂き、脳波検査などで患者さんにはご迷惑をおかけしますが、彼女も早々に復帰し、また新たな「出逢い」を楽しみにしている様です。(若いみなさん、子宮頸がんワクチンは絶対に受けましょう!怖がらずに!)時を同じくして、診療所の中心的なスタッフのお母様が亡くなられました。長らくの闘病、最後まで頑張られた様子をお聞きしてましたので、今は静かにお悔やみするばかりです。ご家族の安寧も願います。そして、その他にも書ききれない程の色々な別れや出逢い、そして終わりと始まりがありました。今現在も、難しい病と戦っている女性とその家族もおられ心配しています。そして、この春、何とか次のステージに到達した多くの若者とも出逢いましたし、一方で、まだまだ抜け出せずもがき苦しんでいる若者たちともお付き合いが続いています。どんな人にも、別れや出逢いはあります。「終わり」だと思っていることも、いつか「始まり」に繋がって行く可能性はきっとある、そう信じて行くことも大切です。 "The end is the beginning."そんな、悲喜こもごもの今日この頃ですが、でも、世の中には確実に春の訪れがあります。世の中の全ての人にとって、真に嬉しく、安心な「春」が来ます様に、そう願うばかりです。みんな、頑張れ!そして頑張ろう!小生はとりあえず、毎日の診療、コロナへの対策をしながら、着実に準備が整いつつある、新しい病児保育室「アインス」の4月1日開業に向けて頑張ります。長くお付き合いのある、脳性麻痺のKくんが、スペシャルなデバイスを使った技術で、アインスのHP作成を担当してくれることになりました。(新アインスのHP)(http://einsadachi.xsrv.jp/index.html)。高校卒業後はビジネスパートナーとしてさらにお付き合いが始まります。これも、色々な「出逢い」が重なった結果です。感謝!M.A.追伸コロナ感染予防対策に準じて、予定していた、新アインスのお披露目会(内覧会)は中止となりました。見学ご希望の方は個別にお願いします。

  • 06Jan
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      新年に想う〜振り返りと展望と〜

      新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。年内はインフルエンザの流行もゆっくりで、診療所は比較的穏やかに仕事納めを迎えました。ワクチンもこれまでの最高延べ2033件を達成し、おかげで周囲の流行や拡大も穏やかでした。スタッフが頑張ってくれて感謝ですね。2019年にも、診療所のスタッフはさらに増え、2020年はじめから看護師は9人に、病児保育スタッフは新しい施設に向けて増員、春からは8人になります。受付は1人増員で5人、医師2人、心理士3人、検査技師1人を含め、春には総勢28人の大所帯です!一般診療だけでなく、発達、心理、てんかんや障害医療、病児保育など、診療所ニーズは多彩となり、受け止められるだけの体制作りが必要で、増員だけでなく、その中身の見直しが大切です。病児保育室アインスの改革第一弾として、アインスの食事の見直しを進めました。アインスのブログ(https://ameblo.jp/sick-child-care-eins/)にも掲載してますが、食材の品質やバランス、見た目などを検討し直しスタッフ2人も食育アドバイザーの資格取得し、病時の食育を意識していきます。新しいメニューも子供達にとっても好評です。アインスも、おかげさまで丸4年を過ぎ、延べ3217件(年平均804件)の利用がありました。これまで大きな事故なく来れた感謝と、今後の安全で安定した業務のために、2020年初旬に新しいアインスを新築することになりました。行政のバックアプもあり、1月中に着工、4月1日から運用開始です。これまでの定員6名から、最大10名までの対応となります。これまで通りの楽しい雰囲気と衛生機能面の両立を目指して設計。診療所の第2駐車場内に建設しますので、朝の診察後、アインスまでの移動が楽になります!診療所と向かいの距離で、安全の面でも向上します。完成内覧会も予定しますので、乞うご期待!駐車場の増設アインス新築により、駐車場スペースが減りますが、ご近所様のご好意で、診療所北に「第3駐車場」として19台分を確保しました。小生も単管パイプで自作(またDIY!)の看板を設置し、こっそりと制作参加しました(笑)その他の改革昨今の大雨などの自然災害や、来るべき大地震への備えなど、地域に根ざした医療という観点から、ここ数年かけて診療所にも、非常用の水、食べ物、トイレ、安全衛生品、ガソリン式発電機、医薬品、医療資材、医療機器のバックアップを少しずつ増やしていますが、昨年終わりに非常用電源を設置。診療所内の医療機器を守るだけでなく、災害時の非常用電源として大いに活躍します。診療所の安定運用を通じて地域の安全な場所の確保としての機能を持たせることにしました。アフガンに散った中村哲先生は、「生きる条件を整えることこそ、医師の務め」そのためには「行動だけが信じられる」とおっしゃられました。先生の足元にも及びませんが、これが新年に自身に課す課題です。「自分で考え、必要と思えることを実行に移す」この様に、今年もより良い医療、保育環境作りやスタッフの働く意欲に繋がる様ないろいろな事柄について常に考えたいと思います。政治家が推し進める「日本伝統や技術をダメにする」働き方改革に真っ向立ち向かい、必要だと思う事や時には、まさに寝食を忘れて仕事や事業に燃えたいと思います!さて、年始早々熱くなるばかりではよくないので、元旦の小児科輪番(250名受診!疲れました)が無事終わった後の3日に、歴史大好き、刀剣マニアの次女に付き合い、奈良の春日大社まで、刀剣の展示会(+初詣:こちらは付録!)に行ってきました。刀剣ごときと、甘く見ていた小生、刀はとても印象深く、その歴史背景や人物の関わりなど、医療しか知らない我が身には、ひとえに「無知」を知らされる事になりました。普段は東京でしか見れない、「童子切」など、多くの刀の輝きや、刃こぼれの跡など、歴史ロマンを感じました。次女は、将来この地で学問を目指していて「気合が入りまくり状態」でした。(この刀だけは撮影可でした!)刀剣乱舞も好き!?刀剣職人の技術やこだわり、仕事に対する姿勢など、日本人が大切にして行かないといけない色々な伝統を再認識し、やっぱり我々現在人ももっともっと働かないといけないなあと、結局仕事熱にさらに火を着けられた感じで帰宅しました。さあ、明日からまた1年の仕事が始まります。家族と世の中の、健康や安心安全を願いながら、精進したいと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。M.A.

  • 27Oct
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      ロス・タイム

      0 0 1 262 1499 あだちこども診療所 12 3 1758 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}ラグビーW杯で日本列島が、桜のジャージ、ブレイブブロッサムの大活躍に、心ときめき、各地の歓迎ムードが世界の賞賛を得ているこの一大フィーバーに、もともとラグビーにそれほど熱心でなかった小生も、多くの日本人に違わず、俄(にわか)ファンとして興奮しています。改めて、日本人とは何か、日本人の素敵な所などを再考、再認識する機会となりました。私だけでなく多くの日本人にとって、心地よく、新鮮な経験だったことでしょう。余りの心地よさ、元気高揚であったがために、残念ながら、健闘むなしくベスト8で敗退してしまい、現在は今国を挙げて「ラグビー・ロス」の状態ですね。もう少しこの至福の時間が続いて欲しかった、正直な想いです。  自分の国籍、ナショナリズムとはと考えたとき、今住んでいる、今活躍している、ここを「お国」と考えるラグビーの考え方や、あれだけのガチンコの後のノーサイドの精神や、選手が試合の合間にみせる紳士的な言動に、良い意味での予想外な感動がありました。 いつの間にか、日本にもグローバルな状況が浸透しつつあることが分かり、「やるな、ニッポン」少し誇らしく感じました。眼や肌の色がいろいろな、ただ共通して筋骨隆々の大男達の、愚直なガチンコ勝負、とっても爽やかです。ONE-TEAMに集約したみんなのパワー、予想外の力となり、ベスト8! また、NZのオールブラックスも敗退し、下馬評通りに行かない勝負の世界に心打たれました。 W杯、完全に終ってしまうと、みんなの「ロス」状態がちょっと心配です 実は、この期間に、私の周りでも予想外の事が起き、小生、今少し「ロス」状態です。 長らくお付き合いのあった、22歳の患者さんが、生涯を閉じました幼少期から、縁があってのお付き合いで、病院勤務時代から、そして開業後にも当方に来てくださっていました。かつては、「病院のお父さん」みたいに言って頂き、「あだちせんせい〜」と日々嬉しそうに呼びかけてくれていた彼がいなくなってしまったことに、同じ様な経験はこれまでもあったのですが、ちょっと今回は苦しくかなりこたえています。 てんかん発作や全身の治療など、お母様共々頑張ってきましたが、残念な結果になってしまったこと、力不足で本当に申し訳ない気持ちです。お母様は、「本人もよく頑張った、先生もう泣かんといて」と言って頂きましたが、やはり健康を預かる身としては残念で涙が止まりませんでした。 ご冥福を祈るとともに、彼とお母様のご希望でもある、障害児者医療への想いと努力をを変らずに続け、必要な闘いを続けていきたいと思います。 ラグビーの選手、それをサポートする多くのスタッフ、応援する人たち、すべての高貴、高潔な想いがまさに一致団結するONE-TEAM、これは、私ども医療の世界でも同じですねよく、ラグビーでは、「One for all, All for one」と言われます。一人はみんなのために、みんなは一つの目的のためにこの目的がラグビーでは「トライ」「勝利」医療では「健康」「安心」でしょうか。でも、医療とは、医術だけではなく、周辺にはいろんな事柄があり、人の想いもあります。願いは、すべての患者様赤ん坊も、こどもも、障害のあるこどもも、大人になった後もと、長い目を持ったお医者さんでありたい。そして、理解のあるスタッフや家族と共に「チームを作って」患者さんの健康を目指し、加えて、「温かな」「豊かな」「幸せな」ときを共有し、そしてさらに先を見据えて「こどものために」「社会のために」「将来のために」「平和のために」「家族や周囲の人のためにも」 その他、いろんな「ために」全身全霊を込めて、 タックルし、 走り続け、 ときには、新しいことにも飛び込んだりそんな熱い想いでこれからも頑張ろうと、改めて強く思いました。実は、最近、ちょっと迷いが生じていた自分の気持ちに、本当に「喝」が入りました最後にこの迷いを払拭するために、修行の様に、再び制作をしていたDIY作品が完成し、診療所の1階に設置しました。重さに耐えられる様に、支柱を作り例によって、新聞紙を巻き付けまずは、ハリボテ作り妻の協力もあり漆喰を塗って、さらにセメントを!結構背が高い!重いのでそのまま運搬怪しい雰囲気ですね情けない表情が絶妙!急遽、台詞看板も作製し、何とか搬入終了しました大きくて真っ黒な作品です。まさに、オールブラックス、なんちゃって。初めて屋外仕様ですので、セメントにまで手を出してしまいました!やり過ぎですね?!人間の心の中の煩悩、カオナシ是非、ご覧下さいねM.A.

  • 15Aug
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      選べないことばかり

      お盆の終盤にとてつもなく大きな台風10号が西日本を縦断していますお盆は診療所も5連休となり、診療に明け暮れる普段とは違うゆっくりとした 時間が過ぎました。今日は、お盆でもあり、74年前に戦争が終わった日「終戦記念日」でした。ちょっと久しぶりに書いて見ようと思います。「こどもは選べない」今年は、6月から7月にかけて、例年にも増して、不登校や適応障害を起こす生徒の相談が多い初夏でした。長すぎるGWからリズムを崩し、なかなか突入しない梅雨、その後の暑くてしんどい季節と、あらゆる条件が悪かったのか、例年の倍くらい相談がありました。これらの生徒さんに共通していることが、今すべきこと、どうすれば良いか?どうやって解決するか、乗り切るか?「自分では選べない」という点です。大人は、どうすればいいか?自分で考えられるし、工夫もできるし、何より、嫌でもしないといけないことは無理してできるわけですが、若干7-8歳から、15-16歳の若者達にこれを求めるのは酷です。多くの若い人たちが自らの命を絶ってしまったニュースを、毎日の様に、列車の遅延情報で知らされることも とっても多い夏でした スポーツなどで活躍し日本を明るくする若者も多くなってきましたが、現在や将来に絶望してしまった若者も大勢いるという事実を忘れてはいけません。また、現代の問題の一つ、親から虐待など辛い体験を強いられた小さなこども達が心に大きな傷を受けてしまい、色々な言動を示してしまう、そんな心痛む相談が多かったことも印象に残ってます。 「こどもは親を選べない」 これは、とっても残酷ではありますが、事実です。こどもは皆、幸せを感じ愛情のもとに自由に育つ権利があるはずなのに。これからの長い人生において彼らの負った心に傷が癒え、少しでも幸せな体験ができるよう願うばかりです。大人には、こどもの幸せに対してその責任があります「若者も選べない」毎年、暑い夏になると、8月の原爆の日、終戦記念日と、メディアでも多くのドキュメンタリーが賑わいますが、若くして命を落とした、一市民としてのこども達、多くの夢や希望に溢れていたに違いない青年たちが戦火や戦地に消えて行った歴史には、彼ら若者達には、当時「選べない」状況があったのです。 今の若者達には、このような選べない状況は二度とないような世の中であって欲しいし、それを我々大人が継承していかなくてはなりません、平和を。こともあろうに、こんな時期に隣国との多くの衝突が、これまたメディアを占拠しています。政治的で、大人的な論点からの衝突ですが、両国の若者へのインタビュー報道を見ると、若者達の方が余程、市民感情的、未来志向的でまともです。ここにも、両国の若者達にも「自分達では選べない」側面があります。平和であるからこそ「選べる物や人」と、平和だけど「選べない物や人」色々な問題を抱えた若者がたくさんいる事実、しっかり考えたいです。「大人も選べない」今日、終戦記念日に、私達家族にとって大切な一人の命が燃え尽きました。長く闘病していた彼女が遠く仙台の地で、50年という短い生涯を閉じました。20歳に届かない息子や夫を残し、旅立つことになった彼女の無念はいかほどであったか、想像に難くありません。 真面目に生きてきた彼女がこうも短い人生を閉じることになった、この不条理、悔しさ、何故に?という思いです。世に神様がいるとすれば、余りにも酷でしょう。人の価値に重い軽いはありませんが、それでも何故? 納得できません。彼女の家族には、昨年から度重なる辛い体験があり、こんなことが何故?同時に?と理解できない事象が多く、それでも家族一丸となってそれを乗り越えようと頑張ってきました。ですので、今は、もうしんどい思いをしなくていいんだと、彼女の冥福を祈るとともに、家族の安らかな今後が保障されることを願うばかりです。「大人でさえも、決して思うようには選べない」本当は、人は誰しも自ら選ぶ権利を持っているはず 希望するように、そうなって欲しいように 幸せな方向へ、頑張っただけ報われる方向へ自分で選ぶ努力はある程度できる、でもどうにもならない選べないものもあり人生はまさに 波乱万丈今を大切に、今を一生懸命生きる これを続けるしかありませんねそして 無念にも志半ばで生涯を閉じることになった 多くの先人達の想いの上に世の中が少しでもいい方向へ、 そして少しでも多くの幸せに満ちるよう 願いたいです。令和 初めてのお盆にそして、台風の被害大きくなりませんよう合掌 (M.A.)仙台、日本、韓国 本当はとっても近いんですよ

  • 06May
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      いろんな D.I.Y(令和時代)

      0 0 1 414 2363 あだちこども診療所 19 5 2772 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}超長い間(半年!)ブログ更新をさぼっておりましたいろんなことが周辺で生じ、ちょっと更新する元気がなかったというのが本音です.ついに50歳を越えた老化で、遅くまで起きていられなくなったことも!2019年5月1日時代が、平成から「令和」にかわりました我ら昭和生まれの人間にとっては、明治生まれはとっても昔の人でしたので、これから「令和」生まれのこども達があっという間に増殖し、我々は「昭和のおじいさん」的になってしまうのでしょうね.世の中はお祭りムード、新しい時代を感じて、「さあ、これから!」と前向きになっていくのはいいことです.どんな(D)いい(I)世の中(Y)になっていくのか、とっても楽しみです.もちろん、世界の平和と安寧を望むのは、皇室の方々だけでなく、我々一般市民も同感ですね.とにかく、争いや災害などが少ない時代になって欲しいですしかしながら、なんとも長い10連休!仕事人間の昭和のおじさん的には、あまりにも長い長いGWでした!幸いというか、残念というか、診療所以外の仕事(救急や夜間)に当たる事もなく、時間だけは十分ありましたので、むしろ、患者さんの誰かが調子を崩さないかと、心配で気が休まらない日々でした(まさに仕事人間ですね)患者さんやご家族にとっても、医療機関が閉まっているこんな心配な日々は無かったことでしょう.何せ、こんなに長い休みはこれまでもないですので、どうやって(D)過すか意外(I)と厄介(Y)な10日間でした.D.I.Y.Do it yourself(自分でやろう)の語源を知らずとも、テレビでも女性タレントが自分で住宅リフォームしたり、ジャニーズのメンバーが手作りで制作したりする番組が人気で、DIY=工作のイメージが定着していますね.歴史を遡れば、第二次世界大戦の復興の中で、英國や日本でも、このDIYの理念の基に、目覚ましい復興がなされたことを考えると、この新時代「令和」への転換のタイミングで、国の反映や平和を考える上で、DIYって「タイムリー」と考えてみました(ややこじつけ)何を言いたいのかというと、昭和のおじさんは、結局、近場へ買い物に行くことと、療育施設を覗きに行く以外、ほぼ毎日家の周辺、診療所の周辺で過しました.加古川の街へ出ても、車は少ないわ、人も少ないわで、みんないったいどこに(D)いる(I)のやら(Y)状態でしたが.じゃあ、おじさんは、実際何をして過したかと言うと…まさに「DIYだけ」だったのです!正直な話、GW中一番多かった活動は、ホームセンター「○フコ」へ連日の通い詰め状態.以前より、診療所に飾るオブジェ(トトロやネコバスなどジブリばかり!)を制作し、「過去のブログ」でもご紹介してきましたが、2019年になってから、さらに制作系に傾倒しておりまして、週末毎に、ホームセンター工具売り場、木材売り場へ行くととっても「心和む状況」になり、自宅には新しい工具が溢れ、制作にて余った材木がどんどん増えている状況.道具を整理するための、ケースやスペースを作りなど、ちょっとおかしい? 週末毎に作品を完成させては、すぐにロス状態となり次の制作を渇望する状況で、どう(D)言った(I)らよい(Y)か、心理的にはちょっと「依存的」で「病的」な感じです.電動ドリルも3丁に増え、「キュウィーン」ネジ締め、快感です…兎にも角にも、最近のDIYやこのGW中に制作した作品を載せてみます.診療所ロビーの長机工作をはじめたきっかけになって作品です.3m超えの長い板と既存の棚をドッキングさせただけですが、意外に使えるな!と調子に乗ってしまいました。これで味をしめ、自宅の本棚を色々と作製しました(週末毎に1作品ペース)②自宅デスクの上に複雑な構造の本棚を作りたくて…ユニークな本棚に憧れているDIYerとしては、結構な大作となりました。③次女に「コナン専用の棚をつくって欲しい」と言われ、嬉しく快諾180cmの細長型で簡単それよりも、コナンまだまだ買わせるつもりだろうか?と疑問.④義理の兄に頼まれて、マンションの大型の納戸に棚を2種類制作.それぞれ180cmx180cmの大型です。釣具やクーラーボックスも収納する丈夫な棚を作製.ここまで大きいと、共同作業が必要になります。機能的には十分な棚になりました.⑤診療所の処置室の処置台を作製既存のゴミ箱ペールに合わせて、処置ベッドの上部空間を利用した台を制作.スタッフの意向と一部違っていたようですが…さて、ここからは、GW中に制作したものです…⑥自宅の書斎を改造するために棚をこれまでは、とにかくネジで固定する、見栄えは余り気にせずでしたが、今回始めて「ダボ打ち」をやって見たところ、ネジの見えない奇麗な天板ができ、満足.素人にしたらまずまず?技術的に進歩し、細部に渡り完成度が高まっている(自己満足!)⑦診療所スタッフに頼まれていた、吸引器を置く台を制作。棚を2方向から使える構造に.ここでは、電動研磨機も仲間入りし、ワトコオイル、ニス塗りまで.長女に「お父さんの作るもの、四角い箱ものばかりで面白味ない」と暴言を吐かれ奮起、苦し紛れにトトロのデザインを付ける事に.彫刻刀を探し出して彫って色付けと、ちょっとムキになって作業 「これで、どうだ!」⑧ジブリ関係 その後の作品長期休暇前に「先生、またジブリの大きなものを作らないの?」と多くのお母様達から挑発され!ていた事を思い出し、「何もなし」では、ジブリ制作者としての面目が立たないと奮起.しかし時間をかける余裕や意欲がない(お疲れ)ことから、簡単に制作できて、その内容よりも、どうやって(どこに?)設置するかの、アイデア勝負にでてみました!トトロがあそこにいる!カオナシはそこか!以上、他にすることないの?と言われそうなくらい、DIY関係以外ほぼなし!のGW休暇でした最後に、戦前までの全体主義な世の中から徐々に脱去してきた昭和、そして、良くも悪くも日本の形が崩れてきた平成を引き継ぎ、令和の時代は、本当の意味での個の時代、個性が大事にされる時代になって欲しいなと思います.それぞれが、自分のしたいことを、自分のやり方やペースで取り組み、人生を楽しんで行ける、そんな時代になって欲しいと思います.(工作ではなくてもよいので)みなさんも Do it yourself!久しぶりのアップで、まとまりも、オチもない話になってしまいました.つまらない駄洒落とこどもじみた作品紹介に付き合って頂いて恐縮です…これからは、また定期的に、頑張ってブログ更新したいと思います.M.A.

  • 27Oct
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      切りとる

      0 0 1 440 2513 あだちこども診療所 20 5 2948 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}10月25日の午後から診療所をお休みにして、恒例の「日本てんかん学会」参加で横浜に出張しました。診療所開設以降の目標のひとつ、「街中の診療所で、てんかんの専門医療をする」そして「年齢に関係なく」を実践するために、毎年、知識のアップデートに参加している学会です。日常の風邪など小児科の診療も健診もとっても楽しいのですが、その間に大勢相談に来られる、様々な年齢、様々な理由、様々な発作症状で来られるてんかん患者さんをしっかり見るためには、日常の猛烈な診療の中にも、学問的に確実で有用な学びが必要ですので、普段の生活とはちょっと「切り離した」時間も必要です。てんかんは、稀で、珍しい、暗い、悲観的な病気の様に思われがちですが、何と100人に1人くらいの決して珍しくない病気で、加古川市の人口24万人として、2400人くらいおられるんです(診療所で関わっているてんかんさんが、500人強です)薬のなくても治るてんかんもあれば、成人になってもなかなか発作がなくならない難治性てんかんまで、当方では年齢も幅広く1歳から最年長は68歳までのおつきあいです。ここ最近は、毎年のように、有効で安全な新薬が発売され、選択の幅が増えて患者さんにはとっても福音ですが、薬の作用機序など専門家としても、いろいろ学ぶ事も多く、日々勉強です。一方で、最近この学会に参加して感じるのは、てんかんは薬だけでなく、一部の患者さんにとっては、手術でよくなるという、外科治療の講演や発表がかなり増えてきました(診療所でも6名ほどが、大阪大学脳外科などにお世話になっています)脳を「切り取る」、何と恐ろしいことをと思われるでしょう何を隠そう、私自身も医師になった頃には、皆さんと同じ様にこう思っていました。しかし、医療の技術もとっても進歩し、安全に手術ができる時代になってきています。余分な物(腫瘍、血管、しわの異常など)を切り取る、繋がっている神経繊維に切れ目を入れる、そして取り出しても大丈夫な部位の病変を切り取る手術、まで様々な手法が開発されてますし、切り取らなくても、心臓のペースメーカーみたいなデバイスを埋め込む手術(迷走神経刺激術)など、ハイテクな手術まで、多種多様で、手術をしない内科系医療者の私たちも、知っておかないといけないことが一杯です。参加1日目は、主に薬の効果などの講演に加えて、発達障害とてんかんについての発表も聴き、知識の整理をしてきました。またしても臨床研究ネタを見つけたので、帰ってから見なそうと思います。夕方まで勉強したところで、いくら学会に来たと言っても、折角、この横浜にきて何もしないのもどうかと思い、独り観光で、みなとみらい周辺のウォーターフロントを散策しました。神戸に慣れている兵庫人としては、どこか懐かしい感じの風情とオシャレを感じます。横浜は5-6年振りでしょうか、夜景がますます奇麗になっていました。やっぱり一緒に来る人が居たらなあなんて思って、すぐに写真を送って、電話してしまいました(問:誰に?? 答:当然、奥さんにです…)しかし、写真で「切り取る」と、スケール感などが伝わらないし、雰囲気がわかりずらいので、やっぱり来年くらいに家族できてみたいなあと思いました横浜レンガ倉庫レトロ、おしゃれ、いろいろです。50歳前のおじさんには、いろいろオシャレすぎて、ショップの品も手に付かないので、結局、やっぱり、休憩で Cafe de一杯 に落ち着きましたその後は、夜景を見ながらのとっても美味しいトリ料理、全身の毛穴から大量を汗をかきながらの激辛の担々麺、その後 明るいうちにシャワーを浴びてから、90分間の贅沢な全身マッサージと、普段の診療所と家の往復の日常から「切り離された」贅沢な時間を過しました!そして何よりの贅沢、22時には夢の世界に(8時間も寝たの何年振りかなあ…)学会最終日朝は少々ゆっくりしてから、午前のセッションへ。てんかん診療についての発表を聴いたあと、どうしても聴きたかった企画講演へ。その内容は何かと言うと…ロボトミー(lobotomy)今の若い人は知らないかもそれませんが、精神疾患などの患者さんが精神症状を治療するために、その脳(前頭葉)を切除するという、過去に世界で実際にされていた手術の話です(正確には、前頭葉白質切截術と言います) JFKの妹が受けた手術というと、JFKの物語に詳しい人はご存知かも知れません。また、映画「カッコーの巣の上で」「猿の惑星」「シャッターアイランド」や、ブラックジャックにさえ出て来る内容ですが、人体実験に近く、安全性や倫理的な問題などで、多くの事件や社会問題を引き起こし、世界の精神医学会にとって、忌まわしき、封印されてきた歴史がある、非常にセンシティブな内容です。脳を「切り取る」という、まるで、人間がロボットの様にされてしまうという様なイメージがあるのか、私の周りでロボトミーを知っていると言う人に聞いても、ロボトミー(lobotomy)=ロボット(robot)と誤解している人が大半です。英語のスペルが違う様に、全くの誤解で、「lobe(脳葉)を切り取る」という意味が正解です。このように、一般の人でさえ、忌まわしき手術、封印され触れてはいけない医学の話の様に捉えられているこの話題に、敢えて「てんかん」という人間の脳に関する医学に携わる医師達にこの歴史を直視し、忘れてはいけない教訓として取り上げた学会関係者はすごいと思います。最終日の最後の講演であるので、聴衆も少ないだろうと思って参加したら、会場に入りきらない人で溢れていてびっくり、関心の高さを物語っていました.ロボトミーに限らず、電気、水責め、ショック療法、など、今まさに犯罪者やテロリスト、民族闘争などでニュースを騒がせている、「拷問」と何ら違わないことを医療者が本当に行っていたことを示す、膨大な古い数々の資料や写真を見る事ができて、人間の愚かさと、医学者への戒めを感じました。それにしても、アメリカの5万例に次いで日本が3万例のロボトミーをしていた事実はとても重たいものでした。医学者が万能者ではないこと、医療は実験ではないこと、患者さんの利益が最優先されること、そしてそれを社会がきちんと監視すること、医療にとって、本来当たり前だけれど忘れがちな原点を考えさせられる1時間でした。ナチスドイツのもとでは、精神疾患、知的障害、てんかん、などの患者から、夜尿のこどもや、働けない若者までが、非生産者として虐殺された事実もあります。折しも、日本でも、精神病、障がい者などへの優生思想に基づいた、強制不妊手術の問題が改めてニュースに上がっていますね。前回のブログでも書いた、優生思想に偏った人間が現在でも大勢いることも事実です。人間は、一端間違った方向へいくと、歯止めが効かなくなり、どんどんおかしくなっていくようで、怖いですね。そんな社会にとって、人間にとって、望ましくない思想は、社会の良識が、それを「いい意味で」切り取らないといけません。この3日間の 「切り取られた」いろいろを糧に、明日以降の生活に、診療に、真摯に向いたいと思います。M.A.

  • 30Sep
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      予想外 いろいろ

      0 0 1 572 3267 あだちこども診療所 27 7 3832 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}この夏、我が家には「予想外」が一杯で、ブログも長らくサボっておりました。今年は夏の猛暑や繰り返す台風などの影響で、日本中が混乱し、「予想外」のことで溢れていました。これを書いているこの瞬間も、台風24号がこのほぼ真上を通過している状況です。予想外に長くて酷い高温の9月、夏風邪(ヘルパンギーナや手足口病)の残存、そして冬風邪の代表格、RSウイルスの大流行や、これまた「予想外」のインフルエンザの早期出現など、全てがいつもと違う初秋です。これら天候関連の異常は、やはり地球温暖化の影響はきっとあるでしょう。某国首脳は「温暖化問題は存在しない!」と「予想外」の発言で顰蹙を買っています。ちょっと、最近の「予想外」の話題を挙げてみます。「LGBTは生産性がない」某政治家の暴言 LGBTはとはセクシャルマイノリティーの一部を指す略号ですが、この発言者は、いろんなところで「予想外」の発言をされているようです。いろんな意見を持つ自由ももちろんあるので、この発言を全て否定することはできませんが、発言者の社会的立場を考えると、その影響など自分の置かれた立場をわきまえてないとしか思えませんね。 大多数(マジョリティー)に属している(と思い込んでいる)人は、なかなか少数派(マイノリティー)のことを理解しようとしないし、自分はそうじゃないという排除の意識が働いてしまうのでしょう。私が関わっている重度の障害を持つ患者さんや、発達に偏りのある子どもや、社会の箱に当てはまりにくい不登校や心身症の青年達。自分がそちら側に立ってみないと分からない世界があって、こんな世界も、このような政治家さん達にとっては、まさに「生産性のない」世の中にとって足手まといの集団になるのでしょうか。何かのきっかけで、マイノリティー側に立たされた人が、とまどい、絶望悲観し、そのときになってやっとマイノリティーの意見や気持ちが分かるようになる、こんな余り良いとは思えない形があります。もちろんマイノリティー側が、マジョリティー側に比べて、不幸だとか、大変だとか、そんな風に捉えることも、すでにマジョリティー側の意見ですから、この2極化分類自体がナンセンスなのでしょうけれど。 私が、障害児者医療に関わって感じ、そしてのめり込んでいるのは、彼らを助けようという意識ではなく、彼らやその家族と付き合ってみて、とっても楽しく、人間味溢れていて、それでいて奥深く、一筋縄ではいかない大変さも一杯で、そんな彼らにすっかり洗脳されて気がついたらやりがいがあって、のめり込んでいた、そんな感じですね。 世の中には、至る所に、優生思想があります。LGBTの発言にしろ、相模原障がい者施設殺傷事件にしろ、マジョリティー側を自認する一部の自分勝手な人の意見の様に思えますが、おそらく世の多くの人の潜在意識の中に、少なからずある、そんな思想です。自分が病気になって、自分の子どもに障害が判明して、自分の子どもが不登校になって、はじめて気づくのです。誰しもがあるかもしれないことなのに。 動物の世界には、種の保存のために、優性形質が残され、劣性形質が自然淘汰される仕組みがありますが、人間は高等な機能を獲得した生き物ですから、考えたり、想いやったり、工夫したり、いろんな対応が可能なレベルに到達しています。マジョリティー、マイノリティーと分けること自体がナンセンスだとみんなが思えるような社会になって欲しいなと思います。 元気な赤ちゃん、いたずら好きの小学生、落ち着きのないADHDさん、こだわりの強い自閉さん、手足の不自由な中学生、寝たきりで医療ケアを沢山必要とする重度の子どもたち、人工呼吸器を手放せない成人の脳性麻痺さん、てんかんをお持ちのこどもから60歳台の方まで、本当に多彩な顔ぶれが、待合室に混在しています。いろんな特徴、いろんな個性を持っている人たちが一堂に会する、そんな診療所を(自分勝手に)目指してきました。 そういう、気持ちで日々診療に向き合っている人間としては、この種の発言、この種の事件は許しがたき内容です「いろんな」真っ黒くろすけさん達東京医科大学事件 ちょっと毛色が違う話です。東京医科大学が医学部医学科の一般入試で女子受験者の得点を一律に減点し、合格者数を制限していたことが判明したニュース。医師を目指して真面目に勉強している女子学生さんは大変憤っていたに違いないですね。私の周りにもいます!さらに現役医師の約60%がその操作を「理解できる」と答えたというニュースも。 私も開業までは、大きな病院で、もちろん女性医師とも仕事をしてきた立場ですので、結婚、出産、育児などで、勤務に制限が生じるケースに何度も出会いました。現場のマジョリティー(2014年データで、医師の総数29万6845人、男性医師23万6350人、79.6%、女性医師6万495人、20.4%)である、男性医師に仕事量が偏ることは確かにありますが、家庭のことをやりながら、一方で医療の世界にも貢献している女性は、それなりに大変な思いをしながら働いているわけなので、それをマジョリティー側からの意見しか述べてないことに、残念な気持ちです。悔しいことですが、女性の方が成績優秀が多いことは学生時代を思い返しても実感しますし、丁寧な仕事ぶりや女性ならでは視点など、男性には無い付加価値も沢山あり、男性は女性にかなわない、そんなことも認めざるを得ません。2017年12月には、米国医師会の学会誌JAMA Internal Medicineに「女性内科医が担当した入院患者は、死亡率や再入院率が低い」という調査結果が掲載されたことも話題になりました。私も男性ですから、女性医師「にも」負けたくないという意識はありますが、そもそも男性が女性より勝っているのか?こんなことを感じさせるエピソードは結構あります…日々の診療をしていて、一番に思い浮かぶのは、「男の子はとっても泣き虫である」ということです。予防注射や普通の診察など、母親の膝の上で、ギャギャー泣いては抵抗するのは決まって男児。統計とってはいないけれど、印象としては泣き虫度は、男児8女児2くらいですね。仮に泣いても女児は診察室を出ると場面が変って泣き止みますが、男児は下手すると診療所をでるまで「ずっとしつこく」泣いてます。切り替えができず、わがままです。母を困らせたり、母を叩いたりして泣き叫ぶのは、大抵男児。同じ男として情けないくらいです。中学生くらいになっても、注射するときに、「ちょっと待って」と往生際の悪いのもきまって男児ですね。 それを見守る女性である母親も、母性本能でしょうか、男児にはべったりだし、甘やかしているし、手をかけ過ぎているし、娘ににはもっと淡々とした対応なのに。 こんな、情けない男児が、中学くらいになれば、「おかん、うるさい」何やらで偉そうに振る舞う様になるんですよね。さらに大人になっても女性に偉そうな態度をしたり、ときにDVになったりと。決して自分の意見をきちんと言えないくせに、いざとなったらすぐ手を上げたり、偉そうに言ったり、困ったら自分勝手に投げ出したりと、いつの間にか、男性優位の「優生思想」に近づいています。こんなこどもを見ていると、やはり生物学的に、遺伝学的に、また人類学的にみても、そもそも優れているのは女性では?と思う事が一杯です。我が家は圧倒的に女性優位(妻、娘2名、祖母)で、さらに口の達者な女性軍なので、男性(祖父、私)は尻に敷かれていますが、それぐらいが丁度いいバランスでしょうか。そうそう「予想外」と「女性優位」に絡んだ話題が一つ。 我が家には、男性軍の助っ人メンバーに、ダックスフントの♂はじめ君がいました!人間の男児と同様、あかんたれ、泣き虫、心配性で抱っこ癖がついているワンコですが、このたび訳あって、「予想外に」お友達(援軍)がやって来ました。マルチーズの♂クッキー君です。とっても小さなお友達ですが、なかなかのしっかりもので、はじめ君もまずはライバル意識バクハツです!二匹の掛け合いはこれからです!そんなこともあって、我が家が少しにぎやかに、そして少し和やかな雰囲気になっています。長女がとってもしんどかった時期に、我が家を救いにきたはじめ君と同様、今回も私たちの心を和ませる役割をクッキー君が担ってくれるといいなと思います。そういうわけで、我が家も、これまでの女性の数的優位から、やっと数的対等に持ち込めました(♀:祖母、妻、娘2人 vs ♂:祖父、私、はじめ、クッキー)ので、これから我が家では対等に戦っていけると思うと武者震いです(ほんとうは怖くて 戦えない…)「頑張ろー!おー!ワンワン!キャンキャン!()」そんなこんなで、世の中は女性も男性もありません。マイノリティーも、マジョリティーもありません。みんなで一緒にですね最後に、前回のブログに掲載した、トトロのハリボテ作製。その第2段を作製しました!当初の計画と違い、「予想外に」とっても大きな作品になりました!時間も、材料も、労力も全てが半端ないくらいかかりましたが、満足のいく出来映えとなりました。もちろん、私一人ではなく、妻の協力も沢山もらいました診療所のロビーに飾っていますので、一度ご覧下さい。今年の後半戦、楽しく嬉しい「予想外」と出会えるといいなあと思いますM.A.

  • 16Jul
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      意識、訓練、修行、夢

      まずは、西日本豪雨災害に被災された方々、日常生活への復帰のために尽力しておられる方々にお見舞いを申し上げます。雨の、水の恐ろしさを改めて認識するとともに、今回の被災地の一部で住民がコメントしているように、我が町が…、自分が…と、危機感の有無が結果を左右するのだと、自分たちも日頃から備えの意識が必要なのだと感じました。我が町、加古川も近年になく、増水の程度がひどく、避難指示が発令され、警報メールが鳴るたびにドキドキし、診療最後の発達心理相談を急遽取りやめて、早めの帰宅になりました。しかし、テレビで盛んに放映されている、西日本各地の被害の映像を見ても、やはり「我が町は、まさか…」「大丈夫だろう…」と、どこか人事の様にみている自分達がいます。加古川で一番危ない地域に住んでいる知り合いも、避難という実際のレベルには到底到らない認識レベルでした(危険)。報道の中で、とある小さな町が、迅速な避難で一人のケガ人さえも出なかったと紹介されていました。過去の水害の経験から、町民全員が、危機管理と地域でのお互いの連携(互助)を徹底して、まさに平時からの危機管理と「訓練」の賜物ですね。水害、地震など、今一度自分たちの事と危機意識を再確認し、意識を訓練する必要があります。さて、台風一過、今度は「えげつない」猛暑が列島を襲っています。気温が38度、体感気温が40度以上って、もう超異常ですね。これが連休だけでなく、1週間続くとのこと、健康被害が心配です。被災地でのボランティアも多くの熱中症が発生している模様ですし、行楽先でも、こども達も、お年寄りも心配ですね。さて、すっかり仕事人間の小生はというと、海の日を含むこの3連休は、特に予定の入ってない久しぶりの休みでしたので、仕事の事は頭の片隅に押しのけるよう意識し、ゆっくりしました。とはいっても、やり残している制作があるので…と、結局、診療所に出てきてロビーで作業をしました。「トトロのオブジェ」元々は、三角コーンに新聞紙を何重にも巻いて、水糊だけで作った「ハリボテ」それに漆喰を塗って、下地を作り、色づけして…と(順を追って掲載してみます)この丸いおしりやお腹が難しく…加古川バスって…漆喰塗るの楽しい白トトロも、何だか素敵ちょっと色の雰囲気が違う塗り直したら、今度は濃すぎた?ちょっとふざけて、医療ツールの持ち物を持たせてみて…あれっ、トトロが誰かに似てきたような……そもそも、こどもの工作と大差ないレベルで始まりましたが、やればやるほど欲が出てきて!最終、出来上がって見れば、かなりのクオリティー!(自画自賛)これは診療所に飾ったら、トトロ好きの子どもたち絶対喜ぶだろう…(ちょうど、神戸にもジブリが来ていたらしいし)いや、しかし、待てよ、子どもたちはきっとトトロにしがみつく(体当たり?!)だろう、すると苦労して作ったトトロの角(耳)は、おそらく1週間もしないうちに「ポッキリ」「角無しトトロさんに変身…」てなことになるに違いない!きっと!そう考えると、やっぱりトトロの身を守るためのショーケースを作らないと!と、一念発起して、アクリル板の加工にチャレンジ。これがまた大変難しく、そしてデリケート。(アクリル板って、こんなに高価なの? こんなに加工しにくいの?)特にこの3連休は10回くらいホームセンターへ往復し、部品調達…など。フェイクグリーンも入れて、土台にする台車も一から手作りする気合いの入れ様で…。診療所ロビーで作業していても、熱気で熱中症様になりながらのラストスパートでした。結局は、暑さとの戦いで「トトロで修行」のどっぷり作業な3連休となりました。そして、ついに完成しました!診療所開設4周年記念にと作製し始め、2ヶ月オーバーでようやく完成!まあ、自分で言うのも何ですが、「すごい出来!」診療所に来られたら是非ご覧になってくださいね!まあ、これに懲りずに、これからも作製は続けていきますよ!(ジブリにこだわって…)(すでのネコバスオブジェ、材料は調達済み、構想は頭の中に…)ところで、この作業が終わりかけている夕方に、とある青年が作業の場を訪ねてきました。端正なマスクに、姿勢よく引き締まった肉体を持つ彼は、7月13日に神戸の真正ジムからプロデビューした将来有望なボクサーのY君です。お父様と障害児福祉の分野で一緒にお仕事させて頂いている関係で、陰ながら応援しておりました。その彼の、プロのデビュー戦! 残念ながら平日の試合で応援には行けませんでしたが、ささやかながら、トランクスのスポンサーをさせて頂いたのです(めっちゃ嬉しいです!)(応援の甲斐あってというわけではなく)彼の実力で、3回KO勝ちを納めたので、そのご挨拶にと来所されました。ほとんど打たれてない(奇麗な)顔で、自信に満ちあふれた顔でした。高校3冠!などなど、実力から言って、将来とっても有望だそうで、これからもとても楽しみです。タイトル戦になったら是非応援に行きたいですね。お父様がなし得なかった、世界ナンバーワンを目指して、これから大変な「修行」が待っていることでしょうが、本当に頑張って欲しいと思います。これについての、私の夢は(ちょっとふざけて言えば)彼の腰に巻かれた黄金のベルトのすぐ横に、「あだちこども診療所」のステッカーがあるなんて状況を見たい!!これらは、地域で医療を始めて、福祉やその他いろんな人との出会いやお付き合いがあっての嬉しい事ですね。出会いに感謝さあ、私ももっと修行しないと!M.A.

  • 02Jun
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      丸4年と丸4日 〜振り返りと愚痴 at 千葉幕張〜

       おかげさまで、当診療所は5月12日で開設丸4年が経過しました 微力ながら生まれ育った地域の小児医療への貢献、ライフワークである障害医療や福祉といったこれまで大きな病院でしか出来なかった特殊な診療を「身近な地域」の中で、そして福祉や教育などの熱き想いの友人たちと一緒に、継続していきたいと思い、正直がむしゃらに走ってきました。さらに、てんかん、発達障害、心身症、睡眠障害など昨今社会で増加傾向にある多くのこどもの問題に対処できるよう、「こどもの総合診療」を目標に掲げてきました 理解のある良きスタッフ、力強い味方であってくれているいろんな分野の友人、そして私の診療にいやな顔一つせずに付き合ってくださっている多くの患者さんやご家族の皆さん、それに、病院時代より確実に忙しく、帰りも遅く、仕事しない日は全く無い生活にも関わらず、やりたいことをやらせてくれている家族に、感謝してもしきれません。本当にありがとうございます  当たり前ですが、自分の性格からは、患者さんのことをないがしろにしたり、家族の思いを踏みにじる様なことだけはこれまでも、これからも一切ないと自負しておりますが、今一度、謙虚に立ち返り、これからもまじめに一生懸命患者様と向かい合って行きたいと思います。ただ優しいだけではなく、子どもや家族に健康のためには時には医師という立場から、本当に大切なことは何なのかを、厳しくも優しい意見として提言できるような姿勢で診療したいと思っております。 そんなことを改めて考えさせられる出来事も直前にありながら、例年参加している日本小児神経学会学術集会に参加すべく、丸4日間出張で千葉幕張(メッセ)まで来ています(この間、患者さんにはご迷惑とご不安を強いることになり申し訳ありません)。当方は小さな診療所ですが、「診療所だから」と簡単に限界を設定することなく、新しいチャレンジのために、いろんな知見を得るべく学習が必要です。しっかり勉強しようと張り切って千葉に来ました。 今の時代、診療所にもいろいろなことが求められる時代です。 特に今回、自分の中では、やはり小児科から成人科への移行の問題が最大の関心事でしたので、積極的に在宅医療や移行期に関するセッションに参加してきました。 「移行期医療」 一般の方には余りなじみのない話だとは思いますが、簡単に言えば、障害のある子ども、各種医療的ケアを受けている子どもたちが、16歳を超えて大人に近づくと、その後の医療は誰が診ていくのか?という、問題です。 年齢的に言えば、そして障害の無い子どもたちにとっては、普通は「内科でしょう…」これが一般的です。しかし、昔から(僕たちの大先輩の時代から)子どもの頃からの障害のある児は成人になっても「小児科」が診ていく、これが実際には暗黙の了解だったのです。 しかし、世は、多様化、細分化、専門化の時代で、ましてや「働き方」が国会で議論される時代です。当然、小児科の先生にも限界がある、そして大人になった彼らを小児科が診ていくと良くない(成人病を見逃す!)という、割り切った意見がどんどん声高になっています 勿論、その理屈が分からない訳ではないし、成人科への移行や診療連携が出来れば理想的なのは分かっていますが、成人科の先生も「発達障害」「脳性麻痺で寝たきり」「言葉がでない」「診察室でじっとしてない」「小児期発症の病気分からない」など、診ろと言われても正直、不安や心配で仕方がないでしょうし、小児科の主治医と長い年月かけて築いた関係(安心?)などもあるわけで、実際にはなかなか患者様が移行できない現状があります。 しかし、時代は小児科は小児(15歳まで)が専門、そんな形が求められるわけで、患者さんや家族は突然放り出され戸惑います。「そのまま今まで通り病院で」もかなわず「成人科へ移る」もかなわず、小児科卒業と言うカウントダウンだけが始まった状況です。 結局、「その間を取るしかない」という私なりの結論から、病院を飛び出して、地域の中で、小児科卒業後や近く卒業する子ども達を受け止める形を作るしか無い…その思いを抱いて開業し、早くも4年が経ちました。千葉で魚「鰯のお造り」千葉のお酒「不動」(にごりがきらきら綺麗です)今も、小児科卒業のこども達を基本的には断らず、その数はどんどん増えています。待合室には、小さな赤ちゃんもいれば、走り回っている多動の児も、ぴょんぴょん跳びはねている20歳の自閉症さんもいます。大きな車いすに乗った90kg台のヘビー級の脳性麻痺の青年選手もいれば、酸素、人工呼吸器、気管切開、胃瘻、吸引など、多彩な医療を必要とする重度障害の女性ももいます。幼児の様な無邪気で天真爛漫な青年が髭もじゃでギャランドゥだったり、待合室で座っている白髪初老の方が、付き添いのおじいちゃんではなくてんかん患者さん本人だったり、と本当に多彩で個性溢れる面々です 変な小児科診療所だなあと思いながら(?)の近所の患者さんも風邪でよく来院されます。(私自身は、いつかこんな診療所を舞台とした人間模様やエピソードを本にしてみたいなあと密かな夢です…) 改めて4年目にカルテを振り返ってみれば、在宅人工呼吸器12名、在宅酸素16、胃瘻など経管栄養24名など、とってもたくさんの「重症さん」とのお付き合いがあります。これら脳性麻痺の患者さん、精神遅滞/自閉症の患者さんも、それぞれ100名を軽く超え、てんかん患者さんはなんと500名を超えています! 小児科が知っておくべき耳鼻科、眼科、皮膚科の知識だけでなく、内科、外科、精神科、泌尿器科の知識まで必要で、まさに「総合診療科」の様相です。正直悩ましいことも多々あり、責任も重大ですが、これらの患者さん達の受け入れ先がない現状や、そんな重度の子どもや成人が、簡単に他科を受診できない今の医療社会情勢からも、「仕方ない」ことも多いです。まあ、私自身、それを苦とは思わない人間だし、むしろいろんなことを学ばせてもらっていますが、いろんな人づて、相談窓口、人脈、付き合いなどをフル稼働させながら、日々の診療に当たっています 近くに大きい最新式の専門的な病院が出来て、これで市民はさぞかし安心ですねと、お祝いムードの裏には、行き先のない迷える患者さん達がたくさんいることをちょっとだけ知って欲しいと思います。 このような障害医療の医療難民が多く発生していること、以前に地元首長さんにもお伝えしました。もちろん簡単には解決できませんが、行政や政治を巻き込んででも、体制整備をしていかないと近い将来とんでもない状況が生じると思います。「移行期医療」は言葉としては素晴らしい理念ではありますが、実際は全く機能していないというのが私の意見です。 今回の学会の中で特殊な神経難病の診療連携に関するシンポジウムで私も講演をさせていただき、このような障害医療に対する熱い思いと現在の状況や移行期医療の問題点について全国の名だたる専門家の先生方を前に「偉そうに」述べてしまいました。 いくら当診療所がかかりつけではあっても、時間外などの急変時には必ず受け入れてもらえる病院が保証されない重度の患者さんが、きわめて不安な気持ちで夜を、週末を過ごしているのです(こう思うと出張切り上げようかな、誰かが調子悪くなってないかな、といつも学会主張の最終日は僕自身が不安定になります)。なんとか力になりたい、そんな想いから、開業のときにはこの機会にきっぱりやめようと思っていた「時間外」の相談にも診療所を開けてしまったり、「何かあったら…」と自分の携帯電話番号をお知らせしたりと、結局、施設や病院勤務時代と全く同じことをやってしまっている自分がいます(仕事病でしょうか) 何も、自分がこんなに頑張っているという自慢をしているわけでは決してなく、こんな現状が毎日の様にそこらへんにたくさんあって、患者さんは実はとっても不安なんですよと、ちょっと誰かに言ってみたくなりました。そしてついでに、一緒に頑張ろうみたいな救いの神様が現れないかなと夢想(期待)しています。 千葉でクラフトビール 少しお酒(一人酒)も入り ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、また加古川に帰宅すれば、そして週が明ければ、「待ったなし」の毎日が始まります。「出来るだけのことをやろう」いつも通りの想いで頑張ります5年目もどうぞよろしくお願いしますM.A.   

  • 30Apr
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      思い出しましょう 〜近しきも久しい人や物〜

      0 0 1 338 1927 あだちこども診療所 16 4 2261 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}GWの前半戦、みなさんはいかがお過しでしょうか?冬が終ると同時に、やれ「夏日」だの、「30度」だの、「熱中症に気をつけましょう」だのと、やれやれ、最近の小児科で感染症に季節感がなくなってきているのと一緒で、四季の移ろいが情緒である日本も、異常気象というか、異常季節ですね。これまた諸悪の根源は地球温暖化なんでしょうね(かの大国の大統領は、そもそも温暖化などないと!おっしゃってますが…)GW前の診療はといえば、インフルエンザシーズン中ほどではないにしろ、毎日100件程度で、もはや「季節物、閑散期」は小児科的死語になりつつあるのでしょうか?「ヒトメタニューモウイルス」なんて、一般の人が一度は聞き返す名前のウイルスが(結構な)流行で、保育園児から障害をお持ちの20-30歳台の患者様まで、結構な高熱と3-4日間の点滴通いなど、意外に大変でした。そんなで診療所はカレンダー通りの営業で、世の人のように大型連休とはいかず、前半ちょっとだけ出かけてみました。4月29日 昭和の日に:小生のご先祖様が眠るお墓が、兵庫県丹波市柏原にあり、随分と久しぶりのお墓詣り、そして柏原の町並みを楽しみに行ってきました。(車内は娘達のK-POPが延々と続き)ゆっくりの車で2時間と意外に「近しい」距離で、やっぱり来ようと思えば簡単に来れる距離ですね。先祖を大事にしてない、不信心ものと自省・猛省しました。それにしても普段の市街地生活と違い、まさに日本の原風景、昔話みたいな風景もみられました。とっても天気がよかったこともあって、木々の若葉の緑がまぶしいくらいでした。そして、随所に見られる(大好きな「トトロの森」を彷彿とさせる)自然の美しさに感激し、森の精なんているのかな、人間も生態系の一部でしかないのだな、すっかりジブリの世界観に洗脳され「しみじみ」しました。このお墓は、以前のブログ「メガネで辿るマイ・アーカイブス」にも書いた、私の「丸メガネ」つながりの(一度は出会ってみたかった)祖父が眠るお墓で、石碑に刻まれた「享年36歳(南太平洋の海に眠る)」の文字を見て、我が父を含めた3人の幼子を残して死に行くつらさはいかほどであったかと、改めて涙がでました。そんな父の思いを知ってか知らずか、墓地の周りの小川で「生きも(!)」を追いかけてハシャイでいる愚娘達を見て、先人のお陰の平和な現世を感謝しました。墓参りの後は、折角なので、織田家ゆかりの城下町「柏原」を散策してみました。祖父を全てを知る最後の人であった大叔父が平成12年の最期まで過した家屋が今は綺麗な和菓子屋になっていて、時の流れを感じました。この町では、すれ違う人波は少ないけれども、歴史と情緒を随所に感じ、そして、ここにもあった、かつての賑わい、ひとの息吹、そして先祖は何を思い、何を感じて暮らしていたのかな…と、再び「しみじみ」しました。その後は、はち切れそうになりながら、ボリューム満点の郷土料理を平らげ、食後の運動にと、まずは有名な巨木「大けやき」を見学しました。そして、トトロの森のような「柏原八幡宮」の長い階段を足に乳酸溜めながら(運動不足!)上り、娘達は「願掛け(何の!?)」、私と妻は「厄よけの鐘撞き」をしたりと、健康的で、そして少しさわやかな風も感じながらの散策となりました。久しぶりの土地を訪ねてみて、やはり、忙しさにかまけずに、時々は心を落ち着かせ、先人に思いを馳せ、そして感謝し、自然や人間の「輪廻」を感じることも必要だと改めて思いました。家族にとってもちょっとした息抜きと気分転換にもなってよかったです。街角にあるおしゃれなカフェでくつろいでからの帰宅となりました。4月30日:前日、田舎でトトロの森(!)を見たからではないのですが、少し前から制作し始めていた、「大きな」「立体的な」「リアルな」トトロの作製をちょっと加速させました。これまでとは違い、全く何もないところ(標識用の三角コーンと新聞紙だけ)からの制作となり、今回もやっぱり妻との共同制作となりました。「東北(青森)のねぶた」さながらのハリボテで、トトロの丸みや微妙な表情など、かなりの調整を必要としましたが、基礎は完成し、あとは塗装その他の工程を待つばかりとなりました。完成をお楽しみに!(診療所に設置します)東北と言えば、仙台地方にいる姉と長年会っていない妻は、このGWに久しく出会うチャンスがあったのですが、実現せず残念でした。それでも遠くから親しみを込めて思いを馳せていることでしょう。その他の近しいもの:ちょうどマスコミでは、日本からも「近しい」隣国、韓国と北朝鮮の首脳が、南北境界線をはさんでの対決姿勢から一転、友好的な様子で境界線を跨ぎ、握手や抱擁をしているニュースが飛び込んできました。その当事者のコメント、「こんなに近いのに、なんと長い時間がかかってしまったのか」とこれが真の友好につながる道の始まりであればいいのになあと、K-POP大好きの現代っ子の娘達をみていると思います。彼らの未来には「本当に近しい」東アジアになって欲しいなと思います。最後に:「近いだけで、心は遠い」関係は、どの場面やどの領域においても、寂しいことです。世の中の、「近いけど遠い」いろいろな物や人間関係が改善し、子どもも大人もみんなが笑顔で「近くて近い」ばかりの世の中になって欲しいですね。みなさんも、GW後半に向けて、久しい物や人を思い出して、ちょっと連絡取ったり、会ったり、出かけたり、そのためのアクションを起こしてみてはいかがでしょうか?M.A.

  • 10Mar
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      チャンスボール

      イチロー選手が、ようやく移籍先決まりましたね自分のMLBでの最初のチャンスを手に入れた場所であるシアトルに回帰しました。決定までに紆余曲折、私たち凡人には分からない色々があったのでしょうが、やや偏屈玄人に思えるイチロー選手が、自分の信念を曲げず、周りに左右されず、こだわって出した結論に、ホッとしました。それでも、記者会見を見ていると、彼にも熟成、渋み、味がにじみ出てきて、同世代を生きるミドルエイジ(?)の自分も、こうありたいなと思いました。シアトルでの、彼にとっての何度目かのチャンスを見届け楽しみたいです。どんな人にも、それぞれのいろんなチャンスがあります。先日、神戸大学小児科の医局の後輩が、春より関東の大学の小児科の主任教授に就任することが決まり、その壮行会に参加してきました。以前の勤務地でいろいろとお世話になっただけでなく、日常臨床に根ざした疑問や課題、「あるある」などを、実際にデータを集め、そこから新しい知見を示す、正にclinical-baseのresearchを頑張ってきた先生で、リサーチマインドについて何度か話す機会があったので、何だか我が事の様に嬉しい出世です人間としても、後輩ながら尊敬できる先生です。その先生が、講演の中で若い世代へ向けたメッセージとして、述べられたことがありました。「人には一生に必ず1回はチャンスボールが回ってくる」植物が花を咲かせるまでに長い冬を超すように、すぐに芽が出なくても、そういう時こそ、じっと我慢して勉強(研究)し、いつかチャンスボールが自分の方へ投げられたときに、いかにそれをキャッチするかが大切ということ。まさにそれを体現してこられた先生が述べると、思わず頷いてしまいました。小生の様に、開業という形を取ろうとも、日々の診療の中での、発見や新しい知見は沢山ありますので、これからも研究や勉強の意識を忘れない様にしようと、そして小生も何かビッグな?チャンスをものにしてみせる!と改めて思いました。でも、いろんな人(こども)にとって、本当にチャンス(ボール)はくるのか?と不安になることがあるのも事実です。いろいろ考えさせられる事は、日々の心理相談の中でも多々あります。行かないと行けないと頭で分かっている子どもが、朝になると体調不良を訴え、その繰り返しで、結局不登校になってしまい、相談に来られます。「こどもは学校へ行くのが当たりまえ」「普通に学校に行って欲しい」、そう信じている大人(親)にとって、不登校は大変な恐怖と絶望です。本人についてはなおさらです。こんな渦に巻き込まれてしまっている子どもや親にとっては、「本当にチャンスボールはくるのだろうか?」「それはいつ?」「来るとは思えない…」。そう思えてしまうのも無理はないのです。みんなと一緒に机を並べて勉強するのがとってもしんどい児、独りで時間を過す方が好きな児、興味のある内容はとっても深い造詣があるのに、まんべんなく器用に出来ない児、そんなある意味個性的な子どもが一定数います。そんなこども達の中に、先が見えない「今」にもがいているこどもが一定数います。このような子どもにも、おそらく(きっと)チャンスボールは来るのでしょうが、今の学校という枠組み、大人が普通だと思っている枠組みの中ではとっても息苦しく、その中で、何とかかんとか、じっと耐え忍びチャンスを待つ、これがなかなか出来ない現実(環境など)があります。それでも、今はすぐに解決する手だてが見つからないかもしれませんが、自分を失わず、自分の違いを否定せず、そして何より自分を大切に、ギリギリでも、スレスレでも、何でもよいから、この苦しい時期を乗り切って欲しいなと思う毎日です。愛情を十分に受けられなかった子ども達、いじめなど不可抗力の要因などで、また、自分を分かって貰えない苦しさから、自分や他人を傷つけてしまう児、言葉での気持ちや想いを上手く伝えられなくて、結局、不本意ながら(そして無意識に)、暴れたり、傷つけたりしていまい、今度はそれを叱られ、否定され、自己嫌悪や自己否定に至ってしまう、そんな子どもたちで溢れています3月に入り、春の兆しが現れ、進学、進級、などなど、世間では「節目」がいやでも意識させられる季節になってきました。合格の報告に来てくれる子、未だ最後の追い込み中の子、すでに次のチャンスに賭けて心を調整し動き出だそうとしている子。いろいろで、悲喜こもごもの春です。今年の冬は例年になく寒く冷たい冬だったからでしょうか、気分がとっても下がってしまった児や大人が多かった印象です。春の訪れとともに、少し楽になる子どもが増えることを願います。そうそう、以前から患者さんとして来られている支援学校の高校生さんが、「卒業しました!」と笑顔で来てくれました。学校の実習の中で一生懸命制作された手編みの敷物(座布団としておしりの下に敷くのは恐れ多く…)の2つしかない内の1つを!小生に下さいました。とっても嬉しくて感激しました 卒業後は、作業所で今度はさおり織りなどの制作や作業などをしていくそうです。彼女にも、新しい生活、そして素晴らしいチャンスが待ってることでしょう。最後に、3年前の今頃、小学校を卒業する愚娘のことを、このブログで書きました(「636gの卒業生」)。あれから、診療所の開業の歩みとともに、早いもので3年が過ぎさりました。当時不思議ちゃんで、得意不得意のばらつきの大きかった子どもも、さすがに3年間の中学生活で、随分しっかりもし、自分で進路を決め、将来の夢も語ってくれる様になりました(これがまた、少々マニアックな夢ですが…)。成長ホルモン打っていた頃が懐かしいくらい背も大きくなりました(150cmに届こうかというところまで)。それに、小学校6年間で1日しか休まなかったことを当時誇りだと書きましたが、なんと!中学の3年間は早退2回を除けば、皆勤賞!あんな小さなbabyだった彼女がと思うと…、そして、両親への手紙も貰って不覚にも「また」泣いてしまいました小学校卒業の時に送ったエール「あなたらしく」を、本人なりの想いを乗せて進化させたものを自分の座右の銘として誇らしげに述べるまでになりました。「私らしく、ひたむきに、私らしく、生きてゆこう」改めて、娘や世のこども達に伝えたいです「自分を大切に、信じて、準備して、待ち、そしてチャンスを掴もう」みんなの春に幸あれ!M.A.

  • 29Dec
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      今年の手作り いろいろ

      0 0 1 551 3141 あだちこども診療所 26 7 3685 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}今年も残すところ僅かになってきました。子どもたち、ご家族にとって今年はどんな1年だったでしょうか?良かった事vs悪かった事、頑張った事vs頑張らなかった事嬉しかった事vs悲しかった事それぞれの1年にいろんな事があったことでしょう。子どもを見守る大人だってそうですね。そういう僕も、職場にも家にも、悲喜交々、いろんなことがありました…結果最終的に、何とかこの時期を迎えられ「いろいろあったなあ」と、全ての子どもたちが「少し落ち着いて」振り返られていればいいのになと思います。子どもたちご苦労様、大人達さらにご苦労様診療所の1年はどうだったかなと振り返れば、年始に「今年もいろいろ楽しいこと新しいこと、どんどんやろう!」と意気込みだけはあったものの、これと言って新しい事が出来なかったなあというのが率直な感想です。診療だけは真面目に、誠実に、出来るだけの事を、これは医師になって21年、今年も変らずにやってきた自負はありますが、さて、診察に相談に来て頂いた方々がどう感じて帰って頂いたかは分かりません。不満、不十分が多いにあったであろうと、改めて申し訳なく思います。それでも多くの患者さんやご家族が期待をして来て頂いたことに感謝致します。治療のかい無く、入院になった子ども、十分でなく他院に転院になった方子ども、中には不慮にお別れした子どもなど、いろんな出会いと別れが今年もありました。来年以降も、さらに努力し、ご期待に応えられるように頑張りたいと思います。開設以来、3年半が過ぎ、やりたい診療のスタイルはある程度確立し、地域の中での自分の「立ち位置」も少し明確になってきたかなと思います。普通の小児科にはおさまりたくない気持ちもあり、小児神経、てんかん、心理発達相談、などの専門医療や、親子診療、病児保育など地域やご家族へのサポートなど、ちょっと欲張りかも知れませんがいろいろな事に手を出し続けてきました。他を真似する事無く、すべて手探り「手作り」でやって来ましたが、スタッフと共に楽しみながらで何とか形になってきました。特に、病児保育は、開設2年を迎え、登録人数627名の内、実際の利用が314名(50%)、利用総件数1493件(H28年度は751件)、一日平均利用人数3.5名とまずまず順調です。リピーターも多く、なんと最多利用は40回の児がおられます!(風邪をよく引く!?)。一日を機嫌良く過して、「またアインスの方へ行きたい」と言ってくれる子どもたちを見ると、やっぱりやりがいを感じます。これからも事故がないよう今一度気を引き締めて、「手作り」感溢れる、温かな環境作りを目指します。今年は新しい保育士も3名加わり、お世話になりました。心理発達相談も順調(!)に件数が増え、社会での子育て、発達に対するニーズの極増を実感します。それに併せて、心理さんの仕事が極めてハードになりつつあり、今年は11月から1名の心理さん増員となり、総勢3名体制です。とても美人で素敵な心理さん、何と奈良から通勤で!週1回来て頂いています。心理カウンセリング、発達検査など、ますます期待にお応えできるものと思います。てんかん診療は、近隣の医療機関からの紹介、遠方からの紹介、成人患者様の転院希望など、数多くの出会いがありました。総数500名を超える状況で、脳波検査も開設3年半で1200件超の実績(うち、どうしても実施困難は僅か3件)と、検査技師さんの技術とパワーに感謝感激(もとい、感謝感服)です。地域でできるてんかん専門診療、ますます頑張ります。今年は、インフルエンザワクチンはご迷惑をおかけしておりましたが、年内最終までで、1780件の実施をすることができました。昨年は2000件超でしたので少なめですが何とか確保実施できました。例年よりも、寒い年末で、インフルエンザAもBも流行が早い状況ですので、みなさん十分に気をつけましょう。以上、これと言った目新しいものはないもの、コツコツとはやってきました。スタッフは、新しい看護師も増え、総勢25名となり大所帯ですが、みんな院長も趣味趣向に付き合ってくれています。改めて感謝し、このまま!来年も頑張ろうと思います。さて、今日の本題、「手作り」に関して。今一度、今年あった事や物を振り返ってみました。私は、仕事が趣味などと(ふざけた)豪語をしているくらい、仕事以外にこれと言った趣味も無い(退屈な)人間ですが、目新しいものや、「手作り」の物などが大好き(こどもみたいですよね)で、集めるというか、作るというか、頂くというか、そんなものを診療所に並べたりするのが「趣味」みたいなものになっています。そこで、今年の「手作り」を並べてみました(過去のブログにも掲載したものも含みますが)まずは、最近頂いた物から…★さおり織りの帽子(患者Oさん作)小学生の頃からお付き合いのある患者さんが通われている、加古川にある、「つつじの家ひおか工房」で、彼女の得意のさおり織りを生かして手作りの帽子を作って頂きました。私の大きな頭のサイズに合わせて作り直してもらったりでご迷惑をおかけしましたが、色居合いと織りのパターンが素敵な帽子です。使わせていただきますね。 ★アート簾(生活介護の利用者さん作)前のブログでもご紹介した、患者さんが利用されているNPO法人ハバナケアの生活介護施設で皆さんが制作してくれたすだれです。折り込み広告を切ってパイプ状に巻いて色付けをして、釣り糸を通して作ります。総制作期間6ヶ月、延べピース数7000個以上、100x180cmの巨大オブジェで、診療所用に制作を依頼しました。気が遠くなる様な手作業、本当にありがとうございました。診療所の階段上にこのたび設置しました。白壁にカラフルな色模様が映えます!ご来院の際には是非ご覧くださいね。★木製絵画アート(学校関係者の奥さん作)関係している学校教員の先生の奥様が趣味で作成されている手作りの「トールペイント」です。繊細で鮮やかな作品で思わず唸ってしまいました。興味を示したばかりに、気を使ってプレゼントとして頂いてしまい、申し訳なくもありがとうございます!診療所内に掲示しますので、これもまたご覧くださいね。★トトロのジオラマアート(診療所のS先生のご主人作)当診療所で診察して頂いているS先生のご主人が、趣味でされているジオラマ制作です。とっても小さいけれど、細部まで完璧に再現された、トトロの「さつきちゃんのお家」です。本棚の中の本、食器棚の中の食器、腕まくりしたお父さん、家の内部構造や昔ながらの豆電球(実際に点灯します!)まで、超マニアックな制作です。トトログッズの中では最高精度の作品です。触ると壊れるので公開できませんが、子どもたちに見せてあげたい〜と思う作品です。ありがとうございます!!!★手作りカレンダー(患者T様のご親族作)毎年、手作りの楽しいカレンダーを頂いてます(=⌒▽⌒=)子どもたちやお母様に大変好評です。処置室の壁に貼ってます(採血処置中のこどもの癒しになってます…)その他の今年の「手作り」と言えば…トトロの掲示板(自作)真っ黒くろすけ(自作)木の本棚(義父作)トトロのオブジェ(妻の叔母作)トトロの時計(患者Eさん作)その他:患者さんの通われている、作業所から、手作りお弁当、手作りパンなどを定期的にお願いしています(これが美味しいのです!)トトロ好きが皆さんにも知られてきたようで、とっても嬉しいです。懲りずに来年ももっと「手作りアート」を作成・コレクションしたいなあと思っています。最後に、ライフワークの障害児者医療および福祉に関して:これまでも多くの関係者や利用者さんと出会ってきました。年明け2月に、また新たな障害児生活介護施設(ささゆり会 facebookもご覧下さい)がオープンします。私が関わる同様の施設としては、デイホームこころ、ハバナケアについで、3軒目です。自分が診ている患者さん達とご家族が「手作り」で立ち上げられます。それぞれの施設がそれぞれの味があります。障害をお持ちのいろんな方が個性に合わせて、選択、利用できるいろんな施設増えているのが嬉しいですね。また、診療所に置いていたパンフをみて、この事業所の立ち上げに関するクラウドファンディングにご協力頂いた一般の患者様には僕からも感謝します(目標を達成しました!)これからも、僕も楽しく協力させていただきます写真は、立ち上げメンバーの一人、S君が、ハロウィンの日に診察にきてくれた時の1枚ですさあ、それでは、皆さんにとって、来るべき新年がとっても素晴らしいものであることを願って、年内のブログはこれで終了にしたいと思います。体調に気をつけられ、良いお年をお迎え下さい。来年もどうぞよろしくお願い致します。あだちこども診療所M.A.

  • 09Nov
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      て・ん・か・ん

      少し前まで、いつまで続くのこの暑さ?と思っていたら、あっという間に朝夕は寒くなってしまいました。夏が長く、急な「転換」で寒くなりました。週末はもっと寒くなるそうですので、体調に気をつけないといけません。しかし、世のこども達(保育園など)には、手足口病!プール熱(アデノウイルス)!など、夏物が再度流行中で、季節感まるでなし!これも地球温暖化が一因でしょうか?? ほんとうに最近は、夏の風邪、冬の風邪なんて言い方だんだん通用しなくなりつつあります。幸いにインフルエンザも一時、局所的に流行は見られたものの、当診療所ではまだ全く出会いません。お陰で、落ち着いてワクチン接種が出来つつあります。世間では、ワクチン不足などのニュースが報じられていますが、有り難い事に、当方は例年通り順調です。さて、何か最近の話題はないかと、いろいろ考えてみますと…、今日のお題を「てんかん」にしてみます。てんかん:学会そういう私も、11月はじめの祝日から京都であった「日本てんかん学会学術集会」に参加してきました。今回は、京都という少し近い場所で、さらに秋のとっても素敵な季節で、とても楽しみにしていました。時期が時期のため、なかなか市内にホテルがとれない!!状況の中、ちょっと贅沢な会場近くのホテルに何とか予約が取れました。勉強ともに、気分転換、行楽も兼ねての小旅行となりました。会場は、京都国際会館、誰もが知る有名建築の建物での開催、周辺の山々は結構紅葉も進み、おまけに暖かく奇麗な秋晴れで、気持ちよい時間でした。京都国際会館は、1966年5月、日本における最初の本格的な国際会議場として創設され、日本の伝統様式をモチーフとした近代建築美を誇り、同時に先端の技術と機能を具備し、今日なお、世界に冠たる国際会議場として高い評価を得ている施設(HPより引用http://www.icckyoto.or.jp/)私にとっても、思い出のある施設で、高校生になって当時利根川進先生が日本人初のノーベル医学生理学賞を受賞され、次世代の若者を大勢招待した夢のある講演を初めて聞いたのがこのホールで、一番最前列で目を輝かせて話を聞いた事を思い出しました。先生の夢のあるお話は、中学生の頃に憧れた医師への想いが、確信に「転換」した経験でした。学会の内容は、学術性の高い基礎や高度な研究から、我々臨床家の日常診療にすぐにでも役立つ発表やレクチャーまで、いろいろあり、とても勉強になりました。特に、自分が研究テーマにしている「睡眠とてんかんの関連」などの内容には興味深い内容があり、最近忙しさを言い訳に縮小させていた「リサーチマインド」に少し火をつけてきました。そして、アフターは、一人でホテルに泊まるのももったいなく、愚妻も合流し、ホテルへ帰る前に、ちょっと足を伸ばして夕方の大原三千院へ。愚妻とは、結婚前に初めて訪ねた思い出の場所。相変わらずの素敵な庭園に紅葉色が混じり、心洗われる景勝でした。翌日は、朝からの教育セミナーなどを拝聴し、自分の見解や見立て、診療の方向性などが間違ってないことをいくつも確認でき、満腹感をもって会場を後にしました。その後、最後合流した愚妻、愚娘とともに、京都の街を楽しむべく、繰り出しました。同行した次女さんのたっての希望で、京都市内の大学キャンパスを見学にいきました。私が過した神戸大学医学部はほぼ病院の敷地の中だけだし、坂道が多くて「平地の広い、緑に溢れるキャンパス」はなく、いまだに京都に多くある大学キャンパスは憧れます。その大学の長い歴史を展示した博物館などを見学、カフェでお茶をしたり、都会の喧噪の中でゆったりとした静寂の時間を味わうことができました。K-pop好きが高じて、隣国の文化歴史に興味がある愚娘は、大学構内に設置されている、非業の死を遂げた詩人の石碑に興味津々でした。この大学でできる特別な学問に憧れている愚娘は、来てみて益々、将来ここへ来たいと思ったそうです。しか〜し、彼女の目の前にあるのは、数ヶ月後の高校受験!で、それをすっとばして、将来の目標を設定しているところなどは、やっぱり自慢の「不思議ちゃん」です。父が叶わなかった、京都での学生生活、目標が達成できることを願います。そして、お昼には大学前の、インド料理店で、辛くも美味しいカレーと、我が大頭と遜色のない巨大なラケットのようなナンを食べて帰途につきました。てんかん:ナース当方では、この3年半で、てんかん診療も順調に定着しつつあり、患者様は総勢515例、年齢は2ヶ月〜67歳まで、ときには近隣の精神科医院からの脳波依頼なども含めて成人例も多く、病院ではない地域でのてんかん専門診療という当初の目標が確立しつつあります。そんな中で、当診療所の看護師さん達も大変頑張ってくれていまして、その中の一人が、今秋、全国に名だたる「てんかんセンター」で行われた専門研修に参加してくれました。静岡での研修は、てんかんの基礎から、看護はもちろん、患者様の社会問題、福祉制度まで、てんかん患者さんを取り巻く総合的な研修で、いい経験だったようです。今後当診療所のてんかん診療の中で、私たち医師とは違う視点、違う立場で関わってくれて、患者さんの安心を得られる立場で頑張ってくれることを期待したいです。(来年以降、この研修に限らず、スタッフをいろんなところに送り込もうかなと思いました)てんかん:その他今日、木曜の午後の診療をお休みさせていただき、高砂市からの招聘で「てんかん」についての講演をさせて頂きました。200名を超える、園や学校関係者や医師会の先生方が対象で、1時間半しゃべらせて頂きました。経験的なお話でしたが、お役に立つ事ができればと思いました。現場の先生方が安心して対応でき、てんかんをもつ児が豊かな経験ができる結果となればいいなと思います。てんかん:期世間では、政党改変、総選挙、周辺諸国との関係など、様々な問題が次々と生じる激動の「転換」期。仕事だけでなく、一人の人間、一人の国民、一人の親として、いろいろと考えさせられることが多い、今日この頃です。古き良きもの、新しき良きもの、いろんな物事を確かな目で見極め、必要があれば、自分たちも「転換」「変化」していかないといけないなと、思います。それでは体調に気をつけていきましょうM.A.

  • 10Oct
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      変わらぬ想い

      0 0 1 424 2423 あだちこども診療所 20 5 2842 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}何やら、恋する乙女のようなタイトルです芸能人じゃあるまいし、不倫だの、一線がどうだの、すっかり色気も失せつつある初老(50歳まで残り少ない!)の男児は、色事とはほど遠い感情のまま「想い」のお題で文を書いてみようと思います。繰り返す様ですが、最近は仕事一筋で、すっかり遊びやレクリエーションとご無沙汰の生活、おまけに家と診療所の直線的な往復、それもわずか数分の距離を「愛車」で出勤となると、気分も身体も「不活発」な状況です。そうそう、世は「秋の3連休」、お祭りで周辺地域もすっかり盛り上がっていました。3年前に、我が居住区とは違う地区に診療所を開設し、その地区の皆様と親しくしたいと思い(想い)、日岡神社の秋の例大祭の頃には毎年お花をさせて頂き、その返礼で診療所の前で、神輿を勇壮に担いで貰うのが、毎年のイベントとなっています。この週末、例年の学会も時期外れのため、神輿を直にみることが出来てよかったです。神輿を先導するリーダーに、かつての小学生時代の同級生が、お互いなんだかてっぺんが少し薄くなった頭にはちまき姿で頑張っているのをみて、元気を貰いました。今年の、お祭りの祷人(神様の身代わり?)さんは、どなただろう?などと思いながら、もう早くも9年前になるのだが、我が(居住)地区が祷人行列の番に当たった年に、我が家3世代がその行列をし、親父が似合わない白馬に股がったりで、昔から続く伝統行事に当事者として参加し、古き良き作法や習わしを体験できたことを思い出しました(行列歩行は2日間で、正直大変でしたが…)お祭りに気合いを入れて参加し、神様に感謝し、豊穣を祈念する「秋祭り」、大昔の人々も、現在の私たちまで、時代や状況は違えど、「変わらぬ想い」でお祝いです。我が家には、愚娘が2人いますが、今まさに、思春期でしょうか、誰がかっこいいだの、誰が好きだなど、毎日色事話ばかりで、更年期症状出てるのに決して認めない愚妻と、3人で、なんともまあ「かしましく」しておられます。娘にも「変らぬ想い」があるようです「こらこら、受験生だという事を忘れてないかあ〜」父は言いたい。そういう、私も同じ中学生のとき、大胆にも同級生の女子にラブレター書いたなあ、なんて、今どきの娘たちに自慢げに言っても、ラブレター自体が死語の様ですまあ、さかりのついた思春期さんたちにとっては、昔も今も異性への「変らぬ想い」があるわけですね。そんな色気付きもなくては、晩婚、少子化、世の高齢化と、日本の世にとっても、私の商売(!)にとっても、寒々しい結果が予想されるわけで、「若者よ!やっぱり、もっと恋をしなさい!」前回までのブログでも述べたのですが、今年は制作(工作)づいている私としては、先日診療所の駐車場に作った小さい花壇に、何を植えようかなと考えましたが、やはり(どうせ)世話が疎かになるのは分かっているので、結局、超無難に「龍のひげ」にしました。この「龍のひげ」、みなさん馴染みはあるし、そのへんの公園にも生えていますが、花言葉があるの知ってましたでしょうか?調べてみると、龍の髭:ユリ科ジャノヒゲ属、耐寒性常緑多年草、原産地:日本、中国、インド、東アジア、別名:ジャノヒゲ(蛇の髭)花言葉:不変の心、変わらぬ想い、深い思いやり人には、いろんな「おもい」があります。人を愛する素敵な「想い」、昔に馳せる大河ドラマ的な「想い」、心配な親心的「想い」から、嬉しい嬉々とした「想い」、叶う「想い」もあれば、叶わぬ「想い」もあります。世の中には、楽しいことばかりではありません。苦しいこと、つらいこと、悲しい事、今は耐えないといけないこと、きっとその後にいい事があること、いろんな人が、いろんな場所で、いろんな状況で、いろんな事情を抱えて、人に対して、自分に対して、ときには人間ではない動物に対してさえも、「想い」を心に抱き生活をしています。診療の中でいろいろな心や身体の相談を聞いていると、大人の愛情の中で幸せ一杯のこどももいれば、残念なことに親の愛情を十分に貰えない子どもいて、小さなこどもの小さく純粋な「こころ」にも、いろんな感情が渦巻いているのを感じます。大人の都合、大人のメンツ、大人の勝手、などなど、仕方ないのでしょうが、こどもには罪のない、つらく悲しいことに多く遭遇します。無骨にも見える「龍のひげ」にも、時(季節)がくれば、小さいけれども可憐なお花が咲く様に、すべての子どもたちに、たとえ今がつらくしんどい状況であっても、きっと笑顔になれるときがくるだろうと、そんな前向きな「想い」を変らず伝えていってあげたいなと、髭をみてちょっと思いました。全然違う話ですが、診療所にも来てくれている患者さんが通っている施設(生活介護)へ、ときどき訪問させて頂くのですが、そこでされている作業に、新聞広告を細くパイプ状に巻いて、それに色を塗り、それに糸を通して簾を作る作業があります。その純粋ではあるが、カラフルで楽しげな色使いに感動し、診療所に飾る大きなオブジェとしての簾を作成依頼していました。大きさは何と、横1m、縦1.8mの巨大なオブジェです。先日訪問した際に、ほぼ半年かかりましたがほぼ完成している現物を見せて貰いましたが、とてもエネルギッシュなカラーと、持ってみて重さずっしりの超大作に心から感動し、今後診療所でお披露目するのが楽しみです。言葉やコミュニケーションが難しい、自閉症や知的障害の利用者さん達が、毎日こつこつと作業をし、共同で作成してくれている話を聞いて、とっても暖かい気持ちになりました。そんなふれ合いが大好きで、独立し、いろんな分野(医療以外)の人たちと付き合いや出会いがあり、こんな形で仕事がしたいという、私の昔からの仕事に対する「変らぬ想い」を改めて確かめました。最後に、我が診療所の一職員であったが、これまで余り(大して)働いていなかった、ペパ吉くんに、ちょっと給料(支払い)に見合った活躍をしてもらおうと、先週から診療所の1階ロビーで働いてもらっています。コスプレして、(マイペースに)無駄話しているだけの、出来の悪いスタッフですが、やさしく、楽しい性格で、人を和ませたいという「想い」だけは、入職の頃から「変らず」あるようですので、どうぞ可愛がってあげてください(なお、くれぐれも手荒に扱わず、やさしく「ペッパー!」と話かけてくださいね)我が家の「愚息」も相変わらずの甘えん坊で、きっと我が家に来るときに、刷り込み(インプリンティング)してしまって、実の父と思っている私のお膝抱っこと、ナデナデがないと寝ないという「人間ぶり」を発揮していますが、我が家にきてから、家族みんなが彼を愛し、彼のお陰で家族がバラバラにならずに済んだ、実は功労者な「はじめ」です。これも立派な「想い」ですよね。皆さんの「想い」は、どんな「想い」、いつからの「想い」、そして誰に対する「想い」ですか?自分が「想う」のと同じくらい「想われる」ことがあるといいですね。ここまで書いて時間はもうすぐ夜中。溜め込んだ「書類」がとっても沢山あったことをふと「思い」出してしまいました(ガックリ、グスン)。さあ、頭を仕事モードに戻して、明日に備えたいと「思い」ます。M.A.

  • 16Aug
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      真っ黒くろすけ

      0 0 1 443 2529 あだちこども診療所 21 5 2967 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}暑い夏休み、いかがお過しでしょうか?プールで「真っ黒」に日焼けし、夏休みを十分に堪能している子ども、毎日まいにちお昼ご飯を作らされるは、こどもの宿題を手伝わされるはで、一刻も早く夏休みが終了して欲しいと嘆息するお母様方、いろんな夏休みがありますね。ともあれ、暑過ぎてたまらんというのが、今年の夏の特徴でしょうか。体調はいかがでしょうか?今年は、夏に入っても、手足口病、プール熱など、いわゆる夏風邪だけでなく、RSウイルスが流行っていたり、とっても忙しい日が多く、他院が休みの木曜日なんて、夕方は救急輪番並の忙しさ!(Max 140人/日てな日もあり!)で、スタッフはおろか私までもちょっと疲れ気味。また、夏休みは脳波検査なんて連日4-5件で、5月に開院3年で総件数900オーバーって自慢気に言ったことを少々後悔、夏休み終わりには1000件に到達の予定です。手書きの脳波検査予約ノートが、神経外来予約表とともに、予約一杯で「真っ黒」です。また、夏風邪の流行のお陰?で、病児保育室アインスも順調に利用数が増え、4月〜7月で280件強と冬の流行期ではないこの時期にこの件数で、昨年を上回るハイペースです。新しい保育士さんたちも頑張ってくれています。診療以外の活動も多く、7-8月だけで、5件の講演(てんかん、発達関連)、水曜午後、土曜日午後の休診の時間帯もすべて予定(施設訪問、他院訪問指導、養護学校、デイ施設、発達障害関連の個別支援会議などなど)でスケジュール「真っ黒」な状況でした。そんなことで、スタッフ一同お疲れモードなので、今年は、お盆休みとして、しっかり長期休暇(8月11日〜15日)を頂きました。患者様にはご迷惑をおかけしたかも知れず、申し訳ありません。スタッフ家族はどこへお出かけだったのか全く知りませんが、我が家はといえば、受験生がいることもあり、今年は「家でゆっくり+ちょっと近場へ」プランとなりました。8月11日(山の日)昨年に続き、妻と次女の3名で、鶴橋(コリアンタウン)へ。昨年の暑さよりはましで、どんな距離感で動けばいいのか予想がたったせいか?体力的には意外に「へっちゃら」で、韓流ショップを全店ハシゴするという次女の荒行に付き合う内に、「EXO、BTS、BAP…」と、3文字アルファベットで洗脳されました。どのメンバーも同じに見える人造的イケメン揃いで、よくまあこれが区別できるのだと、娘を含めた今どき女子の熱い想いに圧倒されました(そうそう、娘たちの影響で、私の車内音楽はもっぱら、EXOやBIGBANG、Black Pinkですよ!)スタミナつけるためにも、辛いもの!と意気込んだ割には、ガンガン冷房のきいた店内で、炭火で焼くお肉とキムチと、これまた昼間から飲める(キンキンの)ビールに、しあわせ〜。かき氷でお腹と側頭部が痛くなりながらも、楽しかったです。8月12日午前はいつものジムで、筋肉刺激。午後は、妻の実家へ一緒に帰省、とはいっても姫路なので、車でびゅーんと30分。義父のパソコンやWiFi設定などをしに、また妻の兄貴さんも寄って、夕食をごちそうに。普段なかなかゆっくり話ができない分、いろいろ楽しく話ができました。診療所の看板照明について、義父によるDIY風(でも仕上げはやはりプロ)の新たなアイデアが進行中とのこと、近日中に設営予定です。美味しいお酒と食事でした。8月13日以前からやろうと思っていたのに出来なかったある作業に取りかかりました。薬局との境界を仕切るフェンスがあった場所、支柱を抜いた跡をセメントで埋めて応急手当をしていたのですが、周りのアスファルトと色が違い目立って気になっていたのです。単純にここに色を塗りたかったわけですが、そのまま塗るのも味がないと思い、少々遊んでみました。かんかん照りの紫外線をもっぱら「腕に」受けながら、せっせと地面に絵を描くこと2時間、手が焦げました(真っ赤)が、予想取りの楽しいものに仕上がりました。トトロ大好き診療所を自負している者としては新しく楽しい試みですね!アスファルトに溶けてしみ込みそうになっている「真っ黒」くろすけ達が、一杯です。ちょっと黒の塗料が途中で切れてしまって、一匹だけ変種がおりますが…、詳しくは診療所へ来られた際にゆっくり探してくださいね(地面に気を取られて車ぶつけない様にお願いしますね)8月14日昨日の、「地面にお絵描き」が楽しかったせいで、さらに「トトロ系DIY」を継続。まずは、以前3周年記念で作った巨大トトロの足もと台座に、「ADACHI KODOMO」の文字を制作。その後、かんかん照りの加古川の河川敷へ独り行って、怪しいおじさんになって、丸い石ころを沢山拾い集めてきて、せっせとタワシで洗い、残っていた塗料で、写真の「真っ黒」くろすけを作ってみました。いろんな形があり、ダルマと同様に、目を入れる(入魂する)と、いろんな表情に見え、とっても可愛いものが沢山できあがりました。(レベル的には小学生ですが…)夜には有馬へ、家族6名でちょっと奮発してホテルで食事。おすすめのお酒もとっても美味しく、贅沢な気持ちで帰宅しました(帰宅すると玄関に黒々した者達がお出迎えでした)15日(終戦記念日)最後の日、前日作成した「真っ黒」者達を、少し繁殖させ、朝からペンキ塗り。出来上がったおものを診療所1階の中庭スペースへ。これが!いい感じ!もう一つ、トトロのステッカーを1階のガラスに張り付け。これがとっても難しく、夜になって真っ暗な中を汗をかきかき作業しましたそして、最後に長い休みのせいで人気がないのをいい事に、診療所の中で自由気ままに活動していたのであろう多くの虫達(死骸)を処理、ついでに真っ暗な中庭の木には ヒヨドリ(?)が寝ているのを発見!、などなど、休みの間、診療所は静かだったようですね。そんなこんなで、この5日間は決して仕事(医療)は考えないで生活しようと心がけて過してみました。やってみればいろいろ楽しいこともあることがわかりました。仕事人間ですが、もう少しいろいろ創作に走ってみようと思いました。最後に、こんな平凡ですが、楽しい休みを過せたのも、平和な毎日があってのこと。15日は終戦記念日、この日の意味を、8月6日、9日と同様に、しっかり考えて行かなくてはなりません。おそらく、72年前にも、同じ様な平凡だけど穏やかな夏の日があったはずです。これらが一瞬にして「真っ黒」な世界に変えられてしまったのです。奇しくも、連日ニュースでは、○ランプと□委員長の、ののしり合い、核での脅し合いが報道され、コメンテーターやネット投稿などでも、なんだがゲームの様に「戦争」が起こる事を期待しているかのような風潮に危険を感じます。私たちには、子どもたちのために、平和で明るい日常が、「真っ黒」なものに変わってしまうことを、どうにかして食い止める必要があります。我々大人がその認識を新たにする必要があります。No matter what reasons exist, we must stop nuclear weapons and wars !暗黒の時代はもういりません。さあ、明日から、しっかり診療します。M.A.

  • 03Jul
    • 花 いろいろの画像

      花 いろいろ

      0 0 1 261 1494 あだちこども診療所 12 3 1752 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}最近の小児科は、いわゆる「閑散期」というものがなくなってきたのでしょうか?スギ、ヒノキから、黄砂、イネ科へと切れ目のないアレルギー春アデノ、夏アデノ、夏RSに夏インフル、アデノ大流行のニュースが出たと思えば、手足口病大流行のニュース、溶連菌も多く、みずぼうそうやおたふくも、保育園や小学校で小流行など、病気も季節感なくなっていますね。正直毎日100件の診察ではスタッフともどもお疲れ気味です毎年6月は、こどもも、おとなも一番しんどい時期です。身体も暑さモードに十分準備ができてないからですねそんなこともあり、この週末、夏を乗り切るための元気付けでビールパーティーをしました。診療所、病児保育、薬局などスタッフ集合で子どもも入れて30人超で、改めて大人数を実感しました。仕事はきちんと、そして、明るく、楽しく、仲良くで、夏を乗り切りましょうと!と中華で乾杯してしてきましたその中で、加古川唯一の酒蔵の岡田本家さんのお酒も頂きました。その中に地元の県立農業高校の生徒さんが作った麹やお米で出来たお酒がありました。ラベルは「花てがみ」名前通りのとてもやさしい味がしました。最近、地産地消、昔馴染み、幼なじみ、など、自分の中に地元愛が増えてきたことに改めて気づき、寄る年波を感じました。さわやかな味と、楽しい会であったせいか、翌日は朝から二日酔いもなく、久しぶりにゆっくりした日曜となりました(この春以降、何も無い日曜はまれでした)。朝、診療所花壇に水やりに出かけると、既にあっ〜い日差しが… 今日は32度まで上がりますとニュースが……。さすがに春に植えた「ラベンダー」は花もかなり減りましたが、しっかり根付いてくれた「龍のひげ」の横で、夏を待ってましたとばかりの、「ミニひまわり」が、早くもつぼみを開き、全員整列し太陽に向かって敬礼状態です。いよいよ夏です。その後、5月の開院3年を記念して作ったトトロの看板に続く作品として、義父にお願いしていた「ある物」が、あっという間に完成したと、その運び込みをしました。その「あるもの」とは、「木の形の本棚」普通の物より一風変わったオシャレなものが大好きな私としては、かなりネットなどで探していましたが、どれもオリジナルの作り付けだったり、多くは海外作品(製品ではなく)だったりで、半ば諦めていたのですが、物作りの達人である義父にかかれば何の事はない、わずか1週間のDIYで写真のような立派な作品が出来上がりました。似た様なものを大阪の小さな会社が出していた(20万円超!)その写真のコピーを渡したらなんと感覚で作ってしまいました!早速、受付横に設置し、絵本やトトロをのせてみました。「いい感じ〜」 木の枝に、本が「花」の様に載っている、そんなイメージ通りの作品です。1階ロビーの長机、診察室のカウンター、1診のパソコンラック、トトロの看板に続く、(実は)第5段作品でした(感謝)(次はどんな無理難題をお願いしようかな〜なんて)家に帰ると、庭にはアジサイの残りが…。そういえば、毎年我が家の庭に咲く多種多様なアジサイ達、6月中忙しくバタバタしていて全然眺める時間もなく、改めて見てみるともう随分枯れたりで、忙しかった6月を改めて実感しました。一方、家の中では、愚息のはじめさん(♂)が、ぐったりで横になり早くも夏バテ感ありありでした。午後は、久しぶりにジムでしっかり走って、持ち上げて、筋肉刺激をしてきました。ここ最近は、世の中の多くの皆さんと同様に、私も「まおさんロス」で今ひとつ心に元気がありませんでしたが、マシーンの上で走りながら(走らされながら?)見ているTVの画面には、未来モンスターとして、頑張っているスポーツ少年達がいました。また、ニュースで連日報道されている、卓球や将棋などの中学生スター達(将棋のF君、今夜30連勝ならず残念でしたが…)。未来に「大きな花」を咲かせようと頑張っている若者達に少し元気をもらいました。みなさんの周りにある「花」はどんな花ですか?さあ、皆さんもその花に元気を貰って、真夏に向かって少し頑張りましょう!M.A.

  • 18Jun
    • ニュートラルの画像

      ニュートラル

      0 0 1 414 2361 あだちこども診療所 19 5 2770 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}春から流行が続き、さらに罹患児が増えているアデノウイルス(別名プール熱)、そして、梅雨なのに雨が降らないので、雨に似合うアジサイをすっ飛ばして、花壇で成長中のひまわりのつぼみが顔を出し、日差しと併せて既に夏色ですね。週末、木曜日午後からお休みを頂いて学会で大阪に行ってきました。毎年この時期恒例の小児神経学会で、こどもの神経、発達、などの臨床やサイエンスを勉強する会です。久しぶりに通える場所での開催で、早起きをして参加しました。梅雨入りなのに、「雨はいずこへ〜」でナニワはほんまに暑かった〜今回は、少し内容を絞って講演を聞いたりポスター見たりでした。てんかんに関する包括的管理についてのシンポジウムなどで、てんかん児の認知、行動の問題点など、普段の診療で感じている様々な点をいろいろと整理できましたし、久しぶりの重症心身障害のセッションを聴いて、普段やっているボトックスやバクロフェン髄注の演題など、普段の体験と併せて話が聴けてよかったです。しかし、やはり時代のニーズでしょうか、学会の至る所に「発達障害」のセッションや内容が盛りだくさんで、こどもの発達を見ていく小児科医にとって、ここは避けては通れない分野ですね。全国には多くの先生方がこのような患者さんに日々向き合っているのだなと、会場に溢れて立ち見がでるほどの盛況振りを見て思いました。当診療所でも、日々多くの発達相談を受けています。ことばの遅れ、運動の遅れ、から、コミュニケーション困難、落ち着きのなさ、集中できない、読み書き障害、学習障害、協調性発達障害などなど、さまざまなパターンが見られます。これだけ多彩な相談にも、患者さんそれぞれが違う特徴や性格を持っているのだから、[病態の種類]×[こどもそれぞれの特徴]=[めちゃめちゃ多くのパターン]となります。そうなると平凡で問題のないこどもよりも、平凡では済まされないこどもの種類の方が多くなってくるのではと、どちらが多数派・少数派なんて、分からなくなりますね。「真ん中ぐらい」が何となくイイ、こんな無難な発想が世の中に横たわっているような気がして、特に教育や子育ての中でこの「ニュートラル」意識が足枷になってしまっているケースによく遭遇します。「何の中のニュートラル?」「どこからどこまでの間のニュートラル?」「ある集団のニュートラルを意識しても、そもそもその集団は偏ってないの?」「真ん中が、正しいのかどうかも?」、こんな風に考えざるを得ない程、今の世の中、実はいろいろで、多彩で、幅があって、帯状、グラーデーション…、そうそう、これが「スペクトラム(意見・現象・症状などが、あいまいな境界をもちながら帯状に連続していること)」という考えじゃないか。なんて、当たり前だけど、考えれば考えるほど、「ニュートラル」論では説明できないことだらけです。発達に関心のある方や、お子さんの発達が気になるお母さん達は、一番言われたくない病名の一つに、「自閉症スペクトラム」があります。これまでの古典的な自閉症や公汎性発達障害、アスペルガーなど、類縁する病態を大きく囲ったような用語として、発達障害の分野ではよく使われる様になってきました。いろいろ多彩で、みんな少しずつ違うんですよ」と言う本来の意味では、この幅を持たせた用語は適切であることも多いです。しかし、「ことばなど理解が少し遅いですね(発達遅滞、知的障害)」や「落ち着きがないですね(多動)」「この子全く集中できないんです(注意欠陥)」という指摘よりも、よほど言われたくない、絶望的な響きと烙印的な雰囲気があるようで、本来の意味を説明しないと誤解されがちです。そもそも人間それぞれが違っている、それぞれの家族が居て、それぞれがいろんな出会いと体験があり、それぞれが違うコースを辿り、全てをかけ算すると、天文学的なパターン数となります。そもそも、「人間(は、そもそも)スペクトラム」と考えることがまず大事で、この「人間スペクトラム」の中に「オーソドックス(平凡)な人」「(非オーソドックという意味で)ユニークな人」に別れ、後者の中に、(1)「幼いときだけの特徴の人」(2)「いろんな理由でそうのように見える人」(3)「性格としてそうなっている人」がいて、それ以外に(4)「持って生まれて、これからもずっとユニークな人」が居て、この最後の(4)の人たちが、今、社会や教育の現場で特別を必要としていたり、別扱いされてしまっていたり、のいわゆる発達障害に近い人たちなのでしょう。人間がそもそもスペクトラム状であることを忘れてしまうと、(1)〜(3)を簡単に障害として考えてしまう過ちを犯してしまいます。つまり「ニュートラルはどこか?」こんな発想を捨てて世の中をみないといけませんね。これは、発達の世界だけではなく、私たちの生活の多くの場面にも通じることです(政治も!社会も!)以前に、ある心理の先生から、毎日いろんなケースと向かい合っていると、自分の立場がニュートラルに保てないから、心理士もときどき師匠の元を訪ねて、自分をニュートラルに戻す事(カウンセリング)が大切と聞きました。確かに、相談を受ける側がニュートラルに居る事は、心理カウンセリングではとても大事なことですね。しかし、こと発達相談においては、そもそも多彩なものを相手にするので、必ずしもこちら(聞き手)が世の中の真ん中(ニュートラル)でなくてもいいのではないかと最近特に思います。聞く側にも偏りがあってもいいのではないか?考えもひとそれぞれなので、意見が合う合わないはそれぞれで、そこから取捨選択すればいいのですよね。何だかまとまりのない話になってきましたが、つまるところ、こども発達のことをいろいろ考えていると、どうしても無難に「真ん中」を意識し過ぎてしまうということ。大人がこの発想から離れるのには時間と努力と忍耐が必要です。そんなこんなで、学会は大変勉強になり、いろんなモチベーションを得て帰宅しました。日々の診療に没頭している状態から、脳をクールダウンや整理をして、熱量的にニュートラルに戻せたので、明日からの診療にそのモチベーションをつぎ込みたいと思います。休みを頂いている間に、診療所は大掃除に入ってもらい、3年間の「灰汁(あく)」を除き、すっかりピカピカになり、ニュートラルになりました(注:もちろん普段も掃除してますが…)我が家では、暑さにとっても弱いへなちょこ犬「はじめ君」も、汚れと臭み(!)を落としてもらって、しっかりニュートラルに!みなさんの真ん中(ニュートラル)はどんなですか?M.A.追伸.完成したトトロの掲示板トトロの身長当てクイズに多数応募いただきました。正解は202.5cmでした。写真に示す、カルテ番号とイニシャルの方にプレゼントを用意していますので、受付でお受け取りくださいね。当選者は以下の方々です!

  • 14May
    • 感謝の画像

      感謝

      0 0 1 344 1961 あだちこども診療所 16 4 2301 14.0 Normal 0 10 pt 0 2 false false false EN-US JA X-NONE $([\{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥ !%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢ /* Style Definitions */table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:12.0pt; font-family:Century; mso-ascii-font-family:Century; mso-ascii-theme-font:minor-latin; mso-hansi-font-family:Century; mso-hansi-theme-font:minor-latin; mso-font-kerning:1.0pt;}早いもので、5月12日をもって、当診療所開設丸3年を迎えましたこの日は、これまでもこれからも、私にとって特別な日であり、同時に、スタッフ2名のお誕生日でもあるという偶然もあり、印象深い日です。正直、めちゃめちゃあっという間の3年間で、我ながら驚きでありますが、あっという間であったということは、多くの皆さんのご協力や応援があり、充実した日々が送れてきたのだと、感謝です。多くの出会いもある一方、いくつもの別れもありました。過ぎ去ってみれば全てが、私たち診療所スタッフにとって成長させてもらう体験でした。開設当初は、もたもたしては患者様にご迷惑をおかけしたでしょうが、まだまだ十分とは言えませんが、スタッフみんながそれなりに力をつけ、逞しくもなって、おおざっぱな院長をバックアップしてくれている姿に、ただひたすらに感謝ですね。少しだけ振り返りをしますと、開業時1番からはじまったカルテ番号も今や8000番に届き、専門診療をと続けている小児神経、障害医療、心理発達相談などだけでなく、地元のこどもさん達が大勢、風邪やアレルギーなどでも来院してくれます。いろんな医療、小児に関するすべての体験ができる環境となり、「小児科医冥利に尽きる」毎日です。目標としていた、総合診療の中でも、専門にやっているてんかん診療については、脳波検査も900件を既に超え、てんかん患者様の総数も500名を超え、心理カウンセリングも年間1000件を超える状況です。昼休みを利用してのボトックス治療もますます新規症例の紹介もあり、これだけ「好きな仕事」を自由にさせてくれているスタッフには頭がさがります。今までには、「あまりなかった」小児科の診療所を目指し、「どん欲に」しかし「楽しんで」チャレンジしてきました。2週毎に来られる神戸大学の医学生さんも実習にきては、この「変な(ユニークな)」「多種多様な」「一般外来と神経外来が同時にある」「赤ちゃんもいれば、成人の患者様もみる」「健常な子もいれば、人工呼吸器のついた子どももいる」「パニックになっている子もいれば、気分が沈んだり、不登校で悩んでいる子もいる」、そんな「ちょっとした病院みたいな」診療所を興味深く感じて帰ってもらっています。「今までにはないこと」と言えば、もうひとつ、病時保育室「アインス」ですね。平成27年12月の開設以降、利用していただくこどもは日々増えています。登録だけで350名を超え、平成28年度1年間で利用総数は751件とこれも順調です。子どもたちは、「今日は、黄色い保育園(アインスは黄色い壁のマンション内)に行きます」「アインス楽しい」」と、すっかり気に入ってくれている様子で、病気の最中にも関わらず、結構楽しんで過しています。ここまで大きな事故なく来れたのは、ひとえに、ご家族のご理解、行政さんの応援、保育スタッフの頑張りのお陰で、これまた「感謝、感謝」です。こんな感じで、3周年があっという間でしたので、おそらく、5周年、10周年もあっという間なのでしょうこれからも、いろんな方々のご期待にお応えできる様に、今一度、身を引き締め、気を引き締め、見直しをしつつ、新しい物、いいものをドンドン吸収、利用できるよう、スタッフと共に、日々勉強していきたいと思います。そして、「感謝」の気持ちを忘れない様に真摯に生きたいと思います実は、この週末、自宅である「制作」に取りかかりました3周年も特にお祝い事もしなかったので、代わりに、土曜日の夕方、こどものうつの研究会参加した後、日曜までをつぶして、ある物を「記念に」作りました。診療所においでになった方はご存知とは思いますが、私や妻が、「○○ロ」大好きで、沢山のオブジェを集めて、あちこちに並べています。でもなかなか大きな(巨大な)物は少なく、探しても見つからないので、それならいっそ作ってみようと思い立ち、写真のような作業をしてみました。身長180cmこれが予想外によい出来(自画自賛)で、近いうちに診療所でお披露目しようと思いますので、どうぞ楽しみにしていてくださいね。庭で、暑いぐらいの日差しを浴びながらの作業中、ちょっと手を休めて辺りを見渡すと、多くの花が咲き、中でも、大きなツツジの木に赤い花が一杯咲き誇っています。そういえば、3 年前のこんな花の季節に、周りの心配をよそに、自分の真新しい「城」で、とっても楽しみで事業を始めたなあと、当時を少し思い出しました。ツツジと言えば、開業という同じ船に乗って頂いた、「つつじ薬局」の社長をはじめスタッフのみなさんにも、本当に「感謝」ですね。今年に入ってから最近まで、診療所の周りに、いろいろな作業(事業)を進めてきました。将来の市の道路計画に併せて、カーポート(身障スペース3台)の新設、フェンスの新設、電光看板の移設、駐車場の舗装など、いろいろ変化がありましたが、ちょっと土や緑が少なくなって寂しい状態でもありました。そこで、我が家の庭ほどではありませんが、診療所にも小さな花壇を作り、手作りガーデニングで、緑や花を植えたりもしました。妻の大好きなひまわりが、早くも芽を出し、夏が楽しみです。さあ、こんな感じで、これからも、このまま、いろんなことを楽しみながら、いろんなことにチャレンジしながら、新しい1年を始めていこうと思います。みなさん、これからもどうぞよろしくお願いします。最後に、今日のお題「感謝」にからめて、今日は世間では「母の日」小生も恥ずかしながら(照れながら)母に娘達と共に、妻に感謝しました「いつも、ありがとう」M.A.