今週末日曜もまた、「あっつーい」晴れ大阪へお出かけしてきました。
35-36度の猛暑日、我が家の愚娘(中2と高3)や友人、そして愚妻との小旅行でした。

K-POPに夢中の学生にとって、とっても興味のある街「鶴橋」コリアンタウンに行ってきました!街に漂う焼き肉の匂いに胃を刺激されながら、ほとんど屋根のない「超」暑い街を彷徨ってきました。



そもそもこの日に大阪で開催中のBIGBANGのチケットとれなかったから、じゃあコリアンタウンへ買い物に、そんなお気軽感満載のお出かけでしたが、これがまた…、一軒ずつK-POPショップを覗いて買い物するハシゴ状態でした。
見てるとK-POPファンさん達一杯で、暑さなんか何のそので、思い思いの格好で韓国風にめかしこんだ女性ばかりで、そのパワーに小生は完全に押され気味でした。

待たされている間に、ふと、楽しそうにハシャイでいる娘、特に長女の元気そうな様子をみていると、1-2年前には、年頃特有の多感な感情や身体のしんどさなどから、毎日の様に朝が起きれない、ひどい頭痛で寝込んでしまう、学校へ行けない、悩み叱責する私たち大人は恐怖におののき、家族がバラバラになるような状態、本当に家庭崩壊ってこんな状況なんのだと、この娘と家族の将来を本当に危惧していた当時を思い出し、「本当に元気になった、よかった」と、娘の笑顔と共に安らかな日々が戻ってきたことに、感謝です。

不登校や心身症の生徒さんが大勢相談に来られます。
男子は8-12歳、女子は12-15歳が、ほんとうにしんどい時期になっています。

背伸びをして大人的な部分(言動)が出てくる反面、実はまだまだ子ども、甘えたい、安心したい、そんな心の叫びが身体のサインとして、一杯でてきます。口で言えない、周りに気を使いすぎて言えない、出せない、そんな子どもが増えています。その子どもを見る大人にとっては、「我が子が学校へ行けない」ことは、これ以上ないとてつもない「恐怖」です。苦しくて苦しくて…、子ども同様にどうしようもなくなってしまう大人、こどもを叱咤激励するしか思いつかないから結局こどもと喧嘩になってしまう(悪循環)。本当に苦しかったしょぼん

でも、我が家がそうであったように、子どもはいつかどこかで、大人の思惑とは違った形かも知れませんが、どうにか元気になって、将来この苦しかった時期を思い出して話せる日が来ると、そう信じて待つしかないのかな、と思います。

先日も診察の中で、かつて開業当初に、あんなに暗い表情で気持ちを話せなかった女子生徒さんが、別人の様に明るい表情で話してくれる姿をみて、大人の思惑、既定路線、一般的な道など、それを辿れなかったとしても、最後にその人らしい笑顔を取り戻せたら、それでいい。親にとって、子どもが元気を取り戻してくれること、これだけで十分に幸せなんだ…と嬉しかったことを思い出しますクラッカー

次女たちと共に「きゃー、G-DRAGONかっこいー、きゃー、信じられへん〜〜叫び」と絶叫している我が愚娘の笑顔をみていると、「これでよかったんだ」を再確認することとなり、暑さで少々脱水気味でしたが、「少し」涙が出そうになりました。



「笑顔でいてくれたらイイ」
こう思えるようになるのに私たち親も2年近くかかりました。

そんな愚娘も、ようやく自分なりの目標もできたようで、最近はとっても頑張っているらしい、いわゆる夏の天王山を迎え、その間にちょっとした気晴らしになったかな、と思い、正直疲れましたが、何となくいい気分で帰宅となりましたニコニコ





お昼には、素敵なオモニの出迎えと美味しいご飯を頂きました。

一方、超未熟児だった次女さんも、すっかり中学生2年生となり、とっても落ち着かなかったADHDらしい小学生時代と違って、今は「親友」と言える友人達に出会ったことで、以外と逞しくなっています。いっぱしに、複雑な人間関係なんかに、いろいろ感じる事もあるようで、愚痴を吠えてはスッキリ、独学で勉強したハングルでK-POP歌って踊ってストレス発散してます。逞しくなった姿に目尻が下がります。

こんな親をいろいろ困らせ心配させてくれる娘達のお陰で、親も強くなりました。似た様な内容で相談に来られる多くの患者さんやその家族に、何か少しでもお役にたちたい、そんな風に思う日々です。



M.A.