分散2
PF基本セット の如きポジションを取った場合、確かに日銭1万円の金利収入を得られる。
しかし、為替は時に激しく動く。
円売り外貨買い(NZDやUSDを買う)のポジションを取った場合、FXのようにレバレッジが利いていると
価格変動に梃子の原理が働き、大幅な利益又は損失を抱えることになる。
金利収入は価格変動幅に比べると、チリに等しくみえるほど僅かなものになる。
①決済すれば目の眩むような含み益を、指をくわえて見守っていられるのか?
②巨額に膨らみ続ける含み損を、どこまで許容できるのか?
私の場合、①に弱い。目が眩む水準になる前にソコソコの利益で決済してしまう可能性が高い。
②はLCP を大きくすれば耐えられる(限度があるが)。
しかし、②のケースで「円独歩高」が怖い。円独歩高は過去にもあった。
実際のデータで検証してみる。
【含み益試算表】1円の円安で、80万円の含み益となる。
PF基本セットを通貨別にまとめると、結構なボリュームとなる。
レバレッジがM証券の場合、約10数倍なので証拠金は600万円程度なのだが取引金額は8870万円となる。
【含み損試算表】1円の円高で、80万円の含み損となる。
Swap狙いなどと薄利を狙う心理状態で、これだけの含み損に耐えることが出来るとは思えない。
今後このリスクを如何に処理するかを考察する。
方法はある。