自分の評判

自分が他人からどう思われているのか、
これは、誰でも気になることです。

よく思われたい、
いい人だと思われたい、
仕事ができると思われたい、
必要な人だと思われたい、
誰だってそうです。

でも、自分の評判を気にしすぎることは、
よくありません。

というのは、
そもそも正しい評価をしてくれる人は、
そんなに大勢いないからです。

また、
自分が望むような評価をしてくれる人は、
ほぼいないでしょうね。

ほとんどの場合、
自分が望むのとはほど遠い評価をされます。

それが普通なのです。


だから、他人の評価なんて気にすることはないのです。
評判なんて、当てにならないのです。


人に迷惑をかけずに、
人とのコミュニケーションをとりながら、
自分が正しいと信じる行動をする。

そうすれば、
悪い評判なんてあり得ません。

また、評判なんて気にならなくなります。



わたしは、自分も含めて、
みんな「いい」人だ。
と、信じています。

自己表現

自己表現とは、
自分の力を表現することともいえます。

その力を表現する方法は、２つあります。

１つは、贈ること。
もう１つは、壊すこと。

どちらも力の表現です。


何を贈るのか。
それは、愛情や慈しみや優しい気持ちです。
これらは、自分の力の表現です。


何を壊すのか。
身の回りの人や、自分自身です。

けなしたり、いじめたり、逆に過保護にしすぎたりして、
身の回りの人をだめにしたり、
自分自身をだめにしてしまうのも、
自分の力の表現です。


夢の実現を目指しているとき、
自分の力の表現の方向をまちがえると、
夢の実現はできません。

普段の生活の中で、どんな力の表現をしているのか、
一度振り返ってみる必要を感じる方はいませんか。


わたしは、大いに感じています。

反省しない

いい反省と悪い反省があります。
悪い反省は、しない方がいいにきまっています。


いい反省は、反省することによって、
明日からも、がんばろうという気持ちになれる反省です。

今日は、これができなかったから、
明日は、まず、これから片付けてしまおう。

あの人に頼むときに、意図が十分通じなかったようだから、
次からは、しっかり話して、意図を伝えよう。

今日は残業に時間がかかりすぎた。
明日からは、効率よく仕事を進めたい。

このような反省なら、
自分のためになりますから、した方がいいと思います。



悪い反省は、疲れているときにする反省です。

疲れているときに反省すると、
自分や他人の悪いところばかりが気になってしまいます。

自分の力不足に怒りを感じてしまったり、
他人の失敗を許せなくなってしまったりします。
その結果、不快な思いが募ってしまいます。

これは、疲れているために、
冷静に反省できなくなっているのです。

疲れているときには、反省するべきではありません。
１日の出来事をあれこれ考えるべきではありません。

楽しいことに打ち込んでいるとき、
体を動かしているとき、
そんなときには、考え込んだりはしません。

自分の力不足に怒りを感じたり、
他人の失敗を許せなくなったりした時は、
きっと、疲れているのです。


そんなときは、反省などせずに、
さっさと体を休めて、
元気を取りもどすべきです。

善意に受け取る

わたしは、若い頃は、ちょっとしたことにも腹を立てていました。

車を運転していて、
割り込みされると、カッカッしていました。

人が何か忠告してくれても、
大きなお世話だと、ムッとしていました。

家族に対しても、
あまり仲のよくない同僚に対しても、
世間一般の方に対しても、
常に「怒る準備」ができていました。


年をとってくるにつれて、
ちょっとずつ考え方が変わってきました。
余裕が出てきたんでしょうか。

車で割り込みされても、
○もしあのまま走っていたら、事故を起こしていたかもしれない。
　割り込んできた車が、事故回避に役立ったかもしれないなあ。

人が忠告してくれたら、
○わざわざ言いにくいことを言ってくるのだから、
　よほど自分のことを心配してくれているのだろう。
　ありがとね。


嫁が・・・
○これについては、ノーコメント。


例外はありますが、
何事も善意に受け取るように努力しました。

そうすると、
まわりからの支援が想像以上に大きくなり、
何をするにも、うまく事が運ぶようになります。


人を変えるのは難しいのですが、
自分を変えることは、人を変えるより簡単です。

自分が変わって、何事も善意に受け止めるようになれば、
まわりが、自分の味方に変わってきます。

いい方向に動き出すと、
ますます善意に受け止めることができるようになり、
まわりも、どんどん自分のために動いてきます。


若いうちは実感するのが難しいかもしれませんが、
ちょっとだけでも善意に受け止めると、
まわりが変わってきますよ。

ちょっとだけでも、やってみませんか。

もちろん、わたしのように、
年をとってからでも、遅くはありません。

節分

子供が小さかった頃は、
家でよく豆まきをしました。

家の中で、「おにわーそと、ふくわーうち」
と大きな声を出して豆をまき、

ベランダの戸を開けて、
外に向かっても、
「おにわーそと、ふくわーうち」
と豆をまいたものです。

そして、リビングに落ちた豆を拾い集めて、
パクリ。

懐かしい思い出です。


さて、普通は、
「鬼は外、福は内」
ですが、
いろんな呼び方をしている地域があるそうです。




三田市の三田天満神社では、
「福は内、鬼も内」

この神社は、藩主九鬼家の祈祷所だったことから、
このように呼ばれるそうです。

また、内にいて、
弱い心を戒めるのが鬼の役目と考えられているからだそうです。



姫路市の広峯神社では、
「鬼は内、服は外」

鬼は神社の本殿に閉じこめて、
福は、みなさんのところへ行ってもらうため。

神社の側からすると、なるほどとうなずけます。




埼玉県の鬼鎮神社では、
「福は内、鬼は内、悪魔は外」

鬼は神様の使いと考えられていて、
追い払うべきは、人のこころの中の悪魔。



いろんな節分がありますが、
ある子どもの一言が印象的でした。

「追い出された鬼は、どこへ行くの？」

この寒空の元、暖かい家の中から追い出されたら、
さぞかし寒いことでしょう。
それを心配しての一言です。



わたしの心にすむ鬼は、
「さぼりおに」
かなあ。


あなたの心に住んでいる鬼は、どんな鬼ですか?

節分の夜に、
わたしといっしょに追い出しませんか？

その鬼はどこへ行くのだろうなどと気にせずに