車を運転する人なら、一度くらいはスピード違反や一旦停止などで、
警察に捕まった経験はおありだと思います。
悔しい思いをされたことと思います。
わたしも、何度もしました。
スピード違反の取り締まりにしても、一旦停止にしても、
捕まるときと捕まらないときがあります。
警察に見つかれば、捕まります。当たり前です。
でも、捕まると、
なんだかとっても損したような気がしませんか。
学校で、仲間と同じ悪さをしていたのに、自分だけ先生に見つかって怒られる。
ということと似ていて、自分だけが損をしてしまう感じです。
逆の例では、
友達が宝くじに当たって、10万円手に入れた話を聞くと、
いいなあ、うらやましいなあという気持ちがあり、
素直に喜べない自分がいたりします。
スピード違反の例は、
自分だけが罰を受けて、人は罰を免れた例です。
自分は、法律を破ったのだから、罰を受けるのは当然ですが、
当然の罰を受けていない人がいるから、不公平感を持ちます。
宝くじの例は、
人が収入を得ているのに、自分には収入がない例です。
自分が損をしたわけではありません。
人が得をしただけなのですが、
得をできなくて、なんだか損をしたような気持ちになってしまいます。
なぜこんな気持ちになってしまうのでしょうか。
それは、人と比べるからです。
私たちは、小・中学校、高校で勉強しながら、
いろんな面で人と比べられて育ってきています。
人と比べることが自然と身についてしまっています。
だから、社会に出てからも、
給料を比べたり、
通勤時間を比べたり、
家のローンを比べたり、
会社を比べたりと、
いろんなことを人と比べて生活しています。
交通違反を人と比べたり、
人の幸せを自分と比べたりしてしまいます。
交通違反や宝くじ程度で自信をなくしてしまったり、
自棄になってしまう人はないでしょうが、
会社のことや普段の生活のことで、
あまりにも人と比べることをしてしまうと、
自信をなくしてしまったり、
自棄になってしまったりして、いいことはありません。
実際のところ、人と比べることなんて意味がありません。
自分は自分です。
自分にできることを精一杯やって、
自分の人生を楽しむべきです。
もし、何かに取り組もうと決めたのなら、
人と比べるのではなく、
自分にできることを精一杯やり、
楽しんで取り組めばいいと思います。
人は人、自分は自分ですからね。