ご存じのように、文章を書いた後で、その文章を読み直して、
よりよい文章にしていくことを「推敲」と言います。
聞くところによると、
「推敲」ということを知らない人も結構いるとか。
驚きです。
文章を書くと言うことは、読んでもらうと言うことが大前提としてあります。
そして、ただ読んでもらうだけではなくて、
自分の伝えたいことを正確に理解してもらうことが大切です。
そのためには、わかりやすい文章を書くことが絶対に必要です。
わかりやすいかどうかは、個人の見解によるところが大きいですが、
少なくとも、自分で読み返して、
わかりにくいところや、おかしいところは直すべきです。
メールを書いて、そのまま送信する人もいるようですが、
それでは、相手が正確に理解してくれない可能性があります。
まず、主語述語の対応、接続語の使い方などの文法のチェックをします。
つぎに、文章の筋が通っているかどうかをチェックします。
さらに、これを読んだときに、相手はどう思うだろうかと、
想像を働かせてチェックします。
これは、恋人に書くラブレターを思い起こすといいかと思います。
こんなこと書いたら嫌われないだろうか、とか、
これを読んで喜んでくれるだろうか、とか、
食事に誘いたいが、なんと言ったら断られないか、などなど、
いろいろ気を遣って、言葉を選んで書くはずです。
普段のメールでは、ここまでする必要はないかもしれませんが、
それでも、相手を思う気持ちで書くことは大切だと思います。
感謝の気持ちで書くと、その気持ちが相手に伝わり、
うれしい感謝の輪が広がっていくはずです。
何気ないメールであっても、
相手の気持ちを考えた読みやすいメールを心がけたいものです。
ちなみに、わたしは、3回は「推敲」しています。
ちょっとずつ文章を直して、
よりよいものを送信することを心がけています。
わかりやすい文章をめざして