部屋で旅の疲れを取っていると、そろそろ夕食の時間となった。
イマジンドッグスの目玉は、オサレな館内とは思えないほどの食事の量。
とにかく半端ない。
例えて言うなら…体育会の男子中高生が喜びそうな量の多さ。
前回泊まったときは、半端ない量の多さで完食できないという汚点を残してしまった。
が、今回は予約の際に少食コースでとお願いしたから、きっと完食できるだろう。
まずはこむぎ家の大好物…ビールで乾杯。
ビール好きのこむぎだが、実は11月から禁酒させていたが、
長旅お疲れの意味も込めて、解禁
満足してくれたようだ。
次々と料理が運ばれてくる。
しかし、一品の量は前回と変わらないような気がしないでもないが…
美味しいから、ついつい食べたくなってしまう。

オードブル、サラダ、スープ、ムール貝まで食べた時点で、すでに満腹。

しかし、出された物は美味しく残さずいただくというこむぎ家の家訓が
私に重くのしかかってくる。

最後のステーキとご飯に挑む前に、完食できるかどうか不安に襲われ…

「負けたくない」 「負けてしまえ」 「もう負けてるじゃん」 と私の心の住人達の
話し声が聞こえてきたような気がした。

そんな声を振り払い、食べ続ける私の口からとうとうこんな言葉が…

「苦しい」
この言葉を発してしまった私は、その後部屋に戻るまでの短い時間の記憶がないのである。

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