こんにちは。アダチマです。
日中のお散歩が、心地よい季節となりました。
四季を感じるお散歩コースで、私のお気に入りなのが「京都府立植物園」です。京都市営地下鉄の北山駅を降りてすぐのアクセスの良さ。ペパードライバーの私でも自力でアクセスできる、貴重なスポットです。何でも、日本最古の公立植物園だそうですよ。
私の住む京都府南部からは、少し遠いですが、入場料の安さと、年末年始以外は無休なのも魅力です。
さて、秋といえば、コスモス。昨日は、こんな立派な白いコスモスにお目にかかることができました。
奥の「植物園会館」というところで、植物画(ボタニカルアート)の展示があったのです、覗いてみました。
中の作品は撮影禁止だったので、入口のポスターだけ紹介。
植物画、というジャンルがあるのは何となく知っていたけど、まとまった数の作品をじっくり見たのは今回が初めてでした。
ただ単に草花を描くというだけではなく、その種類をはっきりと判別できるように描くために、色々と決め事があるようです。今回の展示では、
・植物画(ボタニカルアート)の条件を満たす絵画
・植物画には該当しない、草花を描いた一般作品
の2種類がまとめて展示してあり、より一層その違いがよく分かりました。
何というか、制約が多いはずなのに、植物画として描かれている方が、自由作品よりも創作的な感じがしたのです。「制約のあるところにこそ、表現がある」どなただったか、作家さんのセリフをふと思い出しました。
じっくり草花と向き合って、その細部を正確に写し取るという行為。写経にも似た、清らかで厳かな時間の流れ、空気感が伝わってくる。絵を見ているこちらも、思わず背筋が伸びます。余白の取り方や、少しスモーキーな優しい色使いも、日本人の美意識にフィットするように思いました。
ボタニカルアート。
またどこかでお目にかかりたいなぁ。
カキオクキオク
アダチマ