1年半ぶりにピアノの調律をしてもらった。


前回と前々回に来てくれた方は退職されたとかで、初対面の調律師さん。

最初の調律師さんは15年位同じ方で、その後8年位次の方で、その後依頼先を替えて、前回の方、今回の方…と累計4人目。
(ピアノは私とはもう40年来の仲・笑)


今回の方は、ピアノの置かれていた環境を私から聞き取って、今のピアノの音の狂いの原因を言い当ててくれた。
曰く、結婚から15年ほどの「不遇の時代」(湿気の多い部屋に押し込まれていた)が不調の原因であり、湿気をため込んでしまうと、良い環境に戻しても放出に10年とかかかるものなのだと。

わー。
私も不遇の時代が長かった(約20年の結婚生活)けど、ピアノもそうだったんだ…と、なんだか泣きたくなったよ。
同志だったんだね。


湿気の影響で、ハンマーの動きに遊びが出たり、ハンマーが左右に歪んだりしてるし、直しても当面はまた元の歪んだ状態に戻ろうとしてしまうらしい。

なんて健気で人間的な楽器なんでしょう!


とりあえず今日は、2回調律してくれたのだそう。
88鍵もあるし、音域広いし部品も多いから、調律師さんてすごいなぁと毎回思う。

おかげで音の粒が揃って、心地良い音になった^_^


約2時間で調律を終え、お茶をお出しして、お支払いを終えて。

今回の調律師さんのルーティンなのかわからないけど、その後15分位お子さん達のエピソードや奥様のことなどを話していかれた。
深刻な悩みでもなく、自慢話でもなく、あれだけ理路整然かつ面白おかしく話せるとは、さては音大調律科時代、落研だったか?と思ったほど(笑)。


今や普通のピアノを持つのも贅沢な感じの時代になってきたけど、持てる限りは毎年調律をお願いしながら持ちたいな。


三女、部活から帰ってピアノ触ったら、喜んでくれるかな?

🎶