伊勢神宮近くで火事…戦後まもなく誕生した『明倫商店街』ほぼ全焼か
伊勢神宮近くで火事…戦後まもなく誕生した『明倫商店街』ほぼ全焼か
三重県の伊勢神宮のほど近く、宇治山田駅前の商店街で31日午後、大規模な火事がありました。戦後間もないころから続く地域密着の商店街は、ほぼ全てが焼け落ちてしまいました。 【写真まとめ】三重・伊勢市の「明倫商店街」で火事 元巨人・沢村栄治さんゆかり
近隣住民 「よう燃えてるな」 「まだまだ消えない」 「古い建物ばかりだから」 何台もの消防車両が駆け付けています。
大勢の人が集まっていた場所に向かうと、はしご車が高く伸びていました。そして鳥居の奥に炎がのぞいています。
商店街のメインゲートは駅の近く。その入口の方にまで炎が広がってきていました。
燃えていたのは三重県伊勢市にある商店街。すぐ側の住宅にも火の手が迫る中、商店街が炎に包まれていました。
鈴木健斗 「鉄骨らしきものが崩れました。建物の屋根が焼け落ちています。とても広い範囲で燃え上がっているのが分かります」 目撃者から消防に通報があったのは午後3時15分ごろのことでした。
警察官 「火災が延焼して本当に危ない」 男性 「警察官もすごいね。二次災害があるといかんで。
昔の造り、木造なので。かなり乾燥した時期だから延焼がすごいみたい」 男性 「昔からある商店街」 (Q.何分前から) 「1時間くらい燃えている。寂しい」 現場は、伊勢神宮の外宮にも近い、近鉄宇治山田駅の目の前にある『明倫商店街』。
かつて商店街のすぐ側にはプロ野球黎明期を支えた選手の生家がありました。沢村栄治さん。
巨人のエースとして活躍し、史上初のノーヒットノーランを達成。沢村賞にその名を残す、伝説の名投手です。
商店街の看板にも「沢村栄治生誕の街」とありました。今から9年前、生誕100周年を記念して商店街に沢村投手の言葉が刻まれた『全力石』が設置されました。
どこか懐かしい雰囲気が漂う明倫商店街は、戦後間もない昭和22年に発足。地域密着を掲げる商店街でした。
商店街ができて、来年は80年の節目でしたが、わずか数時間で跡形もなく。 男性 (Q.懐かしの商店街) 「そうです。非常に残念。野球で有名な沢村栄治の記念碑があって残念」 日が暮れても、あちこちに炎が見えます。
消防によると、焼けた建物の数はまだ分かっていませんが、商店街のほとんどの区画に燃え広がったといいます。
伊勢市では雨の少ない状況が続いていて、30日までの10日間の雨量はわずか0.5ミリでした。これまでのところ、けが人は確認されていませんが、逃げ遅れた人がいないか消防が確認中です。
周辺の住民500人以上には避難指示が出されています。 午後7時半過ぎ、火はほぼ消し止められました。ただ、この火事の影響で180戸で停電が起きているといいます。
