東京・千代田区の靖国神社で石柱にスプレーで落書きされた事件で、警視庁公安部は中国籍の男を逮捕しました。
この事件は先月1日、千代田区九段北の靖国神社で石柱に赤いスプレーで「トイレ」と落書きされているのが見つかったもので、警視庁公安部はきょう、スプレーの購入役で中国籍の姜卓君容疑者(29)を器物損壊などの疑いで逮捕しました。
姜容疑者は、5月31日の午後10時ごろ、仲間と共謀し境内入り口付近の石柱に赤いスプレーで落書きをした疑いがもたれています。 防犯カメラなどの捜査で姜容疑者を特定し、逮捕に至りました。
警視庁によりますと、行動をともにしていた実行役の董光明容疑者と動画の撮影役の許来玉容疑者は犯行直後に上海に出国していますが、公安部は2人の逮捕状を取って、指名手配しているということです。
一方、警視庁が指名手配をしたことについて、現在、中国にいる董光明疑者はJNNの取材に次のように答えました。
董光明容疑者 「逮捕状については聞いていない。逮捕状を出すなんて警察は幼稚園児のようだ。笑える」 董容疑者は以前、JNNの取材に対し落書きをした動機について、「福島第一原発の処理水放出に抗議するため」などと主張していました。
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