池江璃花子オリンピックへ パリ五輪代表選考レース 2023年3月18日
江璃花子 パリ五輪切符掴んだ!本命100バタ2位も「泣いていない自分に驚いている」17歳平井V
池江璃花子(23=横浜ゴム)が本命種目の女子100メートルバタフライ決勝で派遣標準記録57秒34を突破。3大会連続の五輪出場を決め「言葉にならないくらいうれしいです」と璃花子スマイルを見せた。1位は56秒91で平井瑞希(17=アリーナつきみ野SC)。2人が代表切符を決めた。
最後までレースを引っ張り、最後は17歳の新星・平井に差されたが、57秒30で派遣標準記録を突破し2位。ギリギリの接戦を制し、両腕で大きくガッツポーズした。
レース後、平井の横で笑顔を見せた池江は「言葉にならないくらいうれしいです。3番との差がギリギリだったので、タッチ差で勝てのは良かった。自分のレースを貫きました」とホッとした表情。「泣いていない自分に驚いている。達成感が大きい。神様が味方してくれた。改めて水泳に出合えて良かったと思う。もっともっと上にいきたい」と明るい声で語った。
予選で復帰後ベストを0秒14更新する57秒54で全体2位通過すると、準決勝は57秒03で全体1位通過。決勝でも闘志あふれる泳ぎを見せ、璃花子スマイルを咲かせた。
ちょうど4年前、20年3月17日に白血病から復帰後初めてプールに入った。19年12月の退院時に掲げた目標は「パリ五輪でメダル」。復帰直後は順調にタイムを伸ばしたが、21年東京五輪に出場後は伸び悩み「現実はそんなに簡単ではない。パリでメダルと言ったけど大丈夫かな」と頭を抱える時期もあった。