【パリ五輪代表】女子マラソン残り１枠は誰の手に？
前田穂南、パリ五輪女子マラソン代表に内定 ２大会連続、名古屋ウィメンズマラソンで日本記録は出ず
◇１０日 名古屋ウィメンズマラソン（バンテリンドームナゴヤを発着点とする４２・１９５キロ）
パリ五輪女子マラソン代表ラスト１枠をかけた名古屋ウィメンズマラソン（中日新聞社など主催）が１０日に開催され、日本人トップ選手は、前田穂南（天満屋）が１月にマークした五輪代表入り目安となる２時間１８分５９秒（日本記録）に届かなかった。この結果、前田が２大会連続の女子マラソン五輪代表に内定した。
名古屋ウィメンズは、大阪国際女子とともにマラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）ファイナルチャレンジと位置付けられていた。昨秋のＭＧＣ７位だった前田は、今年１月の大阪国際女子で日本記録２時間１８分５９秒をマークし、女子の設定記録（２時間２１分４１秒）を突破。他選手が五輪ラスト１枠入りするには、名古屋ウィメンズで前田のタイムを上回った上で、日本人トップになる必要があった。
これで男女のマラソン代表選手が出そろい、女子は昨秋のＭＧＣで２位までに入った鈴木優花（第一生命グループ）、一山麻緒（資生堂）に加え、前田が内定。男子は小山直城（ホンダ）と赤崎暁（九電工）、大迫傑（ナイキ）が内定している。
▼前田穂南（まえだ・ほなみ） １９９６年７月１７日生まれ、兵庫県出身の２７歳。１６６センチ、４４キロ。大阪薫英女学園高から２０１５年に天満屋入社。２０１９年１９年ＭＧＣで優勝し、２１年開催の東京五輪女子マラソンでは３３位。好きな有名人は天海祐希。尊敬するスポーツ選手は大リーグ、ドジャースの大谷翔平。