2022/11/29
きょう、大阪公立大学医学部付属病院で行われた医療事故の説明。 ただ、この事故が起きたのは3年前です。
「毎日病院に行ってお父さんに声掛けしたり 身体もんであげたりさすってあげたり 早い3年間でした」 こう話す男性の82歳になる父親は 2019年12月、 右手首の骨折で当時の大阪市立大学病院で手術を受けた後、 鎮静剤などを投与されました。
その後、病室に戻ると容体が急変し心肺停止に。
一命は取り留めたものの、低酸素脳症となり、いまも寝たきりになっています。
病院側は 経過観察など必要な処置を怠っていたなどと過失を認めました。
しかし… 「最初のころから公表しなさいよ 世間にアピールしなさいよと最初から言っていたが のらりくらりかわされて 院長と話したら『僕の一存では決められない』 安全管理部に聞いたら『院長に聞いてくれ』とたらいまわしにされた」 病院の規定では 今回の事故は速やかに報道機関などへ公表する対象になっていますが 病院はその対応をしていませんでした。
「規定をみつけた時、 うまいこと丸め込まれていた、 言葉悪いですけど やられていたんやなと」 病院側は 事故の公表が3年もの時間を要した理由について 「公表の基準を窓口となる弁護士に説明していなかった」 「去年8月に病院のホームページで公表したことで 公表は完了したと勘違いしていた」と説明。
公表が遅れたことを謝罪しました。