12日、日本列島を襲った台風19号…。関東や東北では多くの河川が氾濫し、被害の全容は未だつかめていません。
(リポート・12日)
「午後10時の金沢市内です。自転車が倒れるほどの強い風が吹いています」
石川県内に最も近づいたのは12日夕方から夜の初めにかけて。
輪島で30.1メートル、白山河内で29・9メートルの最大瞬間風速を観測。加賀市では強風にあおられて転倒した男性がケガをしたほか、珠洲市内では住宅の裏山が崩れる被害がありました。幸いにも石川県内ではこのほかに大きな被害は確認されていません。
しかし、長野県での大規模な水害が交通機関に影響を及ぼしています。
長野県にあるJR東日本の車両基地で、近くを流れる千曲川の堤防が決壊し、北陸新幹線の車両120両が浸水の被害に遭いました。これは北陸新幹線の全車両の3分の1にあたります。
JRは13日、東京=金沢間を直通で結ぶ「かがやき」と「はくたか」の運転を終日取りやめました。一夜明けても…。
(リポート)
「午前6時のJR金沢駅です。北陸新幹線の始発の時間ですが、運転は取りやめとなっています」
JR金沢駅のみどりの窓口は14日朝も切符を変更する人で混雑していました。
窓口の客:
「米原から東海道新幹線を使って東京へ向かいます。直で東京に行けるのは助かっていたのでつらい」
「明日から仕事なので今日中に帰れれば」
一方、金沢=富山間の「つるぎ」は通常通り、また金沢=糸魚川間では臨時の「はくたか号」の運転が行われます。
しかし、東京=金沢間の直通運転は現在も再開の見通しが立っていません。時間を追うごとに明らかになってくる台風19号の深い爪あと。復旧には時間がかかりそうです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191014-00001573-ishikawa-l17
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