「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」の歌を聴く日を迎えた。


西郷隆盛ドンの「ごてがかなわん」という最期の言葉が思い出される。彼は、三洲墓地に眠ってはいるものの、鹿児島県民はおろか日本人からも、広く愛されているのだろう。人柄もあろうし、彼の生き様がそうさせるのかもしれない。男女の別無く愛されている。彼は、ヒーローというか永遠のアイドルとなったのだ。同時代には、大久保利通も、日本の偉人となったが、鹿児島県民をはじめ日本人から嫌われてしまったのではないか?故郷を捨てて東京に行ったという意識が残る今日この頃である。そう言えば、東京を田舎人の街と軽蔑している京都でも、鹿児島と言えば、薩摩隼人=西郷隆盛なのだ。薩摩の芋侍と軽蔑しても、西郷隆盛を悪く言う人はいなかった。明治天皇からも愛されたその男らしい、 裏表の無い、人となりが、人々を魅了したのかもしれない。