認知症介護で起きるBPSD問題に伴う行動コンサルの相談を多くうけるなかで、認知症を有する人は日常的に悪口雑言を浴びています。

しかし、介護者にはその自覚が乏しいです。

※介護者が悪口雑言を言ってしまう原理は近々アップします。

 

 

 

 

 

認知症を有する人は、この様な言葉を浴びせられた結果、日常的に不安・緊張・興奮・怒状態に置かれます。

これは、悪口雑言を浴びせる介護者に対して、そして自分がいる場所に対しても、条件づけられて同様の情動反応を生じるようになります。

 

その結果、認知機能はさらに悪化します。そして、BPSDが起きる頻度も増します。

 

すると、さらに介護者は「躾」のつもりで雑言をするという悪循環のスパイラルに陥ります。

 

 

認知症介護に疲弊し、BPSDが酷い状態はまさに、認知症を有する人と周囲の関係の不適切な行動の原理で発生し重症化しているのです。

 

認知症を理解してもらうために各地でセミナーや講座が開かれ、「認知症の理解が大切」「叱ってはいけない」「尊厳のあるケアが大切」と説明します。

 

ちゃんと理解して、叱らず介護できればそれに越したことはないが、実際にはセミナーや講座を開催している側が、問題解決・問題発生の予防のための知識と技術を持ち合わせず、絵に描いた餅をお念仏のように唱えるだけなので、認知症介護で困っているご家族には何の解決策も得られず途方に暮れてしまうのです。