厚生労働省から介護施設の職員による高齢者への虐待が2018年度に621件あったと発表されました。

これで12年連続増加です。

特に認知症の症状がある人に対する虐待が85%を占めて入るそうです。

また、在宅では家族や親族による虐待も過去最大の一万7249件となりました。

ただ、これらは顕在化された件数で潜在化された虐待は何十倍、何百倍であることは明白です。

専門資格を取得していればしっかり高齢者介護(認知症)について学んでいるから大丈夫!

勤務先で虐待研修やコンプライアンス研修を受けれているから大丈夫!

高齢者に尊厳をもち福祉の心があれば大丈夫! 

と思っている施設長や経営者が多いですが、残念ながら「大丈夫!」ではありません。

私はずっと言い続けてきました。

高齢者介護(認知症介護)は「ありがとう」と感謝されることばかりではありません。

逆に、辛いことや嫌悪的なこと、自分の思い通りにならないことの方が多いかもしれません。

「虐待」事件が起きると、その人の意識・能力・性格・歪んだ認知・家庭に問題があるから「虐待」したんだ!

ストレスがあったから「虐待」したんだ!

尊厳や福祉の心に乏しかったから「虐待」をしたんだ! 

という声が上がりますが、残念ながらこれらが原因ではありません。

起こるべくして起きており、誰しもが「虐待」をする引き金はあるのです。

資格や研修、意識や心でどうにかなるものではありません。

「虐待」に移行していくメカニズムを知ることも大切ですし、何より高齢者介護(認知症介護)で辛いことや嫌悪的なこと、自分の思い通りにならないことが起きたときの対処方法を練習で身に付けないとダメなのです。

その為に職員への行動療法の訓練プログラムを提供してきました。

訓練プログラムの必要性を認識して申込む施設や在宅の事業所がポツポツと増えてきました。

在宅で介護するご家族の支援プログラムの必要性も訴えてきました。

特に認知症の症状がある人の介護をする介護者家族は支援プログラムを必須にするべきだと思っています。

介護保険のサービスサポートと認知症の知識を得るだけの聴講学習で、「あとは介護者家族で頑張って!!」は無理です。

 

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