認知症を有する人のなかには、物を溜め込んでしまう方もいます。

 

そのような方に対して、周囲の介護者がとる一般的な対応は

 

①溜め込みに対して注意をしたり

 

②無理やり物を捨てたり(しばらくするとまた物を溜め込んで雑然とした環境に戻る)

 

③あきらめる

 

これではなかなか溜め込み行動は変わりません。

 

そこで「刺激飽和技法」を紹介します。

 

①まずは、溜め込み行動を測定しましょう。どのような物を、どれ位の頻度で貯め込むのか観察して測定します。

 

②認知症を有する人が溜め込んでいる物を、介護者が「はいどうぞ」とだけ告げて、その物を認知症を有する人に手渡します。 そのとき「ありがとう」などの感謝の言葉をかけられても反応はしない。

 

これを続けていくと、認知症を有する人に、溜め込んでいた物を手渡しても、「いらない」と受け取りを拒む発言がされます。

受け取らないと同時に、自ら溜め込み行動も減少しています。