すごい、
良い先生だねー!!

と、担任と、はじめて会った夫は
すっかり安心して
(まだ何も解決してないよー!!)
仕事に戻り、

私も
朝から何だかんだと忙しくて
眠くなって昼寝。
(まだ何も解決してないよー!!)


気がついたら
枕元で娘が
「相談があるっていうから
急いで帰ってきたのにさー!!!」

あーーうーーー、、、
まず、制服を着替えておいでーー!
(その間に目を覚ますからー)

覚まそうと思ったけど、
これがなかなかスッキリしない。

仕方なく
横になったまんま、力の入らない声で

「Tちゃんさあ、
全然お勉強してないよねー??」

娘「うん、してない!」

おお、このお返事は
新たな展開! 
いままで『やってる?』と
聞くと、『うん、やってるやってる』と
返ってきてたのですよー、白々しくも!

「じゃー、何をしたいの?」
娘「Tはね、バスケの、フリースタイルしたり、イラスト描いたりするのが好きなの。大学には興味ないの。フリースタイルをやりながら日本中回りたいの。

だーーからーーー!!!
私もバスケや絵だと思ったから
高校に進学するときに
あんなに確認したでしょー!!!

、、、とは言わずに、

「じゃあ、その、イラストやフリースタイルに
時間をかけなきゃねー。

あのねー、好きなことって
誰に言われなくても
いつの間にかやってるもんなんだけど

Tちゃんはこの3年、
受験勉強もバスケもイラストも
ろくにやらなかったよねー、
その辺が気になるんだけどなあ?」


「なんだか、
好きなことばかりやるのが
怖かったの。
なんで怖いか良くわからないんだけど、
みんな勉強してるし、
大学はいかなきゃいけないと
思ってたしーー。

まあそりゃー、その約束で
授業料免除なんだしねーー、とは言わずに

「あのね、
どんなにやりたいことやってても、
未来のことなんか解らないから、
誰だって怖いんだよ。

怖くても好きなことやるのか、
みんなと同じことして
なんとなくみんな同じだから安心するのか、
それは自分で選ばなきゃねーー。

お父さんもお母さんも
Tちゃんが何を選んでも
止めたりはしないけど、

でも、高校だって自分で決めて
入ったんだから
進路が変わったなら変わったで、
きちんとお話しして
約束が、果たせなかったことを
謝って、それからだよねーー。

先生と、相談してね。
学校の都合だってあるんだから。」

娘「はい。」

「んでね、これがあなたの
洗濯物から出てきたんだけど、、、」



「おうちを出てアルバイトするって?」

娘「あーー、あのね、
バスケットやれるんなら
おうちにいる!

アルバイトはしたいの。
先生と相談する!」

よおし!
家出は無し!

と、内心ガッツポーズなのは
顔には出さず、

「お父さんがもうすぐ帰ってくるから
しっかりお話ししなさいね。

クラスのみんなは真面目に
受験に取り組んでるんだから
邪魔になるようなら
二ヶ月くらい欠席しても
出席日数は足りなくならないと
思うんだけどー、
それも先生とお話ししてね。」

娘「はい。お風呂入ってくる!!」

何があってもなくても、
風呂だけは毎日二時間は
浸かっている君は、

きっとお風呂作りや
お風呂グッズ作るのが
向いてるんじゃないかと

私は思うんだけどねーーーー。


長くなったので続きます。