35年家庭教師で、
生徒さん本人と相談しながら、
二週間で中学生の
英語数学の小テストを満点までもっていくとか、
三か月で五段階評価3を5にもっていくとか、
高校生なら生物化学数学などを
半年かけて公立大学受験レベルにもっていく
なんてことを
繰り返し繰り返しやってきてね、、、
伸びるタイプって、
その場その場でやってることに興味をもって、
面白がってやれる人たちなんですねーー、、、
今を味わうことを躊躇しないの。
成績や合格という結果はオプション。
ちょっと時間をかけても理解するまでやるから
そうそう簡単には忘れない。不器用さんでもすこしづつ力をつけていく。
伸びづらいのは、
半年一年先に合格するかなーーとか、
定期テストでいくつランクを上げなきゃーー、なんて、
先のことと結果ばかり心配して、
「目の前の学習内容はどうでもいいから
効果出してほしい」、、、という矛盾に満ちた、
しかもその矛盾にまったく気づかない人たち。
(すぐそこのニンジンには飛びつく。
翌日の漢字テストは満点が取れても、
点数にしか興味がないからあっという間に忘れる。
いざ大きなテストになったときには忘れ果てたことばかり。)
後者の人たちは
家族や周りの人たちも同じような思考傾向なので、
「こんなにお支払いするんだから来学期はぐーんと成績アップ!!!」
という結果を要求できると思い込んでいる。
(小学生指導で半期100万も払う塾でも、生徒の10%が成果を上げれば御の字です。)
合格を買いたいなら、私立の裏口があるとこを探すほうが早いよね。
塾や家庭教師は「効率の上げ方」と、「まなびの楽しみ方」を
伝えます。特に楽しみ方のほうは大事。
(それを活かした生徒さんたちが結果もだします、)
そう、やり方をおしえるだけなんです。
実行するのは生徒さん!
だから、その学習が大好きな先生を選べると、
「好き」が伝わる可能性は大きい。
好きな事なら、やりますよ、だれでも。
家族が何か学ぶことが好きだと
ベースができているから、より実行される確率は高くなります。
最悪なのは、子供には勉強しろ勉強しろと
うるさく言うくせに、自分は学習嫌いの親御さん。
価値観や好き嫌いは、背中から伝わります。
子どもは嫌いなことを無理にさせられてるわけだから、
そりゃ伸びにくいーー、、、、週に一度か二度、面白いよっていわれても、家に帰れば24時間つまらなくてつらいって刷り込まれ続けるんだもんね。
何時間かの講座で何かのテクニックを身につけて
それが即お金になるだろうとか、
プロになれるはずと思う人が山ほどいるのを見るたびに、
「お金さえ払えば自分に価値が生まれる」
っていう、ペラペラな価値観が蔓延してるんだなーーーって、
思うんですよ。
習った後、どれくらい興味をもって
練習できるかが、勝負なんだけどねーー、、、
能力は売りになるけど、
能力をお金で買うわけにはいかない。
私にできるのは、面白さをつたえて、
できるだけ練習しやすい環境と
材料を揃えること。
「ステップバイステップを、楽しめることは何か?」
を、たくさんみつけるために、
もっといろいろ挑戦しようと思います。