終わらせることはいつでもできる、たしかにそれは解放ではあるが…。 | Project Li-AA(仮)…の、中の人のつぶやき。

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非公式AAチームの中の人がアレコレを書くだけのブログ。
配信者活動としてのアレコレはOwndで書くことにして、
それ以外は、AAチームの中の人として徒然なるままに書き散らしていきます。

 
 

今日も書き溜め。

5年前に出会い、そして炎上の末に舞台を降り…
最後は人間不信を抱いたまま、「V界隈」を嫌いになってしまい、
インターネットそのものと縁を切ることを選んだ、とあるVTuber。

 

うちは、舞台を降りたあとも寄り添い続けていたわけだが、
あの子が「人が怖い」と言い続けていたことを、今でも思いだす。

あの子はあのとき、何度も生命を絶とうとしたこともあった。
「誰かの価値観のためだけに、氏んでいい生命なってあってほしくない。」

ただそれだけの願いではあったが、言葉をかけ続けた。

「氏んだら無になる派なんだ、AAさんは精一杯生きて。」

…まあ、結果的には最悪の結果はギリギリで免れたさ。
 

…氏んだらたしかに無になるだろうさ。
誹謗中傷、試練、抑圧、束縛、ストレス…そういったものからは、たしかに解放されるだろう。
…でも、逆に喜びも、思い出も、楽しさも、それもなくなってしまう。
それを犠牲にしてまで、全部終わらせることって…正しいのかどうかは俺にはまだわからない。

 

…ただ、先日ある動画でこんな言葉があった。
「終わらせることはいつでもできる、だったら今じゃなくていいじゃないか。
 終わらせなくてよかった、未来で必ずそう言えるんだから。」

 

…あのとき終わらせなくてよかった、生きててよかった…ね。
今、あの子は…そう思えているのだろうか。
ただただ今思うのは、ひっそりとでも生きていてほしい…ちゃんと最後まで、ね。

 

その時からずっと思い続けていた。

「人の『悪意』や『暴走した正義』は、
 どんな悪魔よりも恐ろしく、面倒で、たちが悪いもの。」

もしあの子があのとき…いなくなってしまっていたら…
きっと俺も、この世のすべてを恨んだだろう。

 

あの子が本当に悪人だったかどうかはわからないけれど、
仮に悪人だったとしても、その人を頃していいとは、今でも思えない。

そう思いながら、あの子に寄り添い続けて、そうして目にしてきた痛みを忘れずに生きるのだ。

 

THE PHANTOM PAIN.
あの子の痛みは、時折幻肢痛のように。