辛いこと、笑うこと、生きること。 | Project Li-AA(仮)…の、中の人のつぶやき。

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非公式AAチームの中の人がアレコレを書くだけのブログ。
配信者活動としてのアレコレはOwndで書くことにして、
それ以外は、AAチームの中の人として徒然なるままに書き散らしていきます。

 

 

 

5年前の10月15日、とあるVTuberと出会った。

年明けとともに、その人は炎上してしまった。
その人は、ずっとずっと泣いていた…「人が怖い」と。

 

その人と最後に話したとき、その人は…「もうVの話は一切聞きたくない」そう残して、

インターネットそのものを断つことを選んだ。

…そんな別れから3年、今でも時々思い出してしまう。

 

そんな経験があってからだろうか。
炎上に対して便乗叩きすることに嫌悪感を感じるようになったのは。
「悪いことをした人なら叩いてもいい」って風潮に疑問を感じるようになったのは。

 

まあ、悪いことをしたことはたしかに悪いけれど…

でもそれでその人を叩いて、耐えきれなくなってその人が氏んでしまったら…

…それは正義と言えるのだろうか。

 

多分俺はあの子ががもし…あのとき氏んでしまったら。
あの子が本当に悪人だったとしても、きっと世間を恨んだだろう。
他人を言葉で頃しときながら平気な顔をしていて、

それどころかその人の生命を嘲笑った人たちを恨んだだろう。

そして、不器用すぎるがあまり、助けてあげられなかった自分自身も恨んだだろう。

 

 

10年ぐらい前、おとなになってようやく「発達障害」という現実を実感して、

周囲との差を思い知らされたとき。
「病気に逃げている」「結果を出さなければ頑張ってるとは言えない」
そうして何もかも全否定されて、衝動的に自分の命を絶とうとしたことがある。

念の為書いておくが、希死念慮はまああったかもしれないが、

パニックになった末の衝動的な行動である。計画などない。

でもまあ、結果的にその出来事は「呪い」としてずっと残っているんだけどね。

 

今の自分があるのは、そんな忘れたい経験があってのことかもしれない。

全否定されるのが怖くて、つらくて…だから、他人に「全否定する言葉」は言わなくなった。

「そういう人もいる」…そんな感じで流すようになった。

 

職場で時々、誰かの愚痴ってのが耳に入るけど、

実際のところ、自分も言うことがあるから他人のことは言えないんだが、

でもまあ…その人の嫌なところを言い合うのって、なんか不毛だなぁと。

それよりだったら、ちょっとしたおふざけで、たとえそれがくだらないことでも

それで思いっきり笑いあえるほうが、ずっとずっといいなって思っている。

 

ひとのこころってのは、ほんとに難しいものだな。