特徴的な声。
どんな声かと言うと、
ボブ・ディランの滑舌をちょっとだけ滑らかにして、歌い回しを粘着質にしたような…。
分かり難い例えですが、決して悪い意味ではありません。
(72年のサードアルバム「Sail Away」のジャケットは、風采の上がらないポートレート。イアン・ハンターやミッシェル・ポルナレフと似ていると思うのは、僕だけでしょうか。)
なぜなら、
僕は、すぐ虜になって「Sail Away」を繰り返し聴いていましたから…。
(オープニング・トラックの「Sail Away」ですが、残念ながら、チャート・インしていません。)
聴き始めの頃は、
風刺と皮肉をちりばめた含蓄のある歌詞だとは、知りませんでした。
そんな内容を聞いて、牧歌的とも思えるこの曲の深みが増したような気がします。
(ハリー・ニルソンのカバーも味わい深く仕上がっています。)
映画音楽の作曲家としても高名なランディ・ニューマン。
この紹介が彼の作品を聴く切っ掛けになれば…、と思っています。
(おまけは、着々と準備が進むI君のロック喫茶。ヘレケ絨毯に、壁面のロックTシャツ。素敵なレイアウトです。)