31日目【高次脳:医師も看護師も信用できなくなった日】 | 交通事故(高次脳機能障害)被害者家族です

交通事故(高次脳機能障害)被害者家族です

私の経験がどなたかの一助になれば幸いです

事故当時の目撃情報を募りました。
https://ameblo.jp/acuvilog/entry-10040330362.html

柳原三佳さんのブログにも掲載してもらいました。

それでやっと所轄警察は私個人の刑事告訴を受理しました。

【2年前の今日:平成19年4月8日】

 

体が少しずつ動かせるようになると、

要求も多くなります。

 

そして、暴言や暴力的な行為も増加しました。

 

家に帰りたがり、

なだめるのに苦労する日々が続きました。

 

廊下を疲れるまで歩いたり、

食事で気を紛らわせたり、、、


 

でも、


 

気持ちをそらせようとする

こちらの意図までわかるようになってくると

手がつけられなくなります・・・

 

家へ帰るといって出てきたのに

同じところをグルグルまわっているだけじゃないか

こんな風なら殺せ

 

と怒鳴るようになりました。


 

殺せ殺せと

 

言うようになりました。


 

辛くて

 

悲しくて

 

しかたありませんでした。

 

そして、


 

高次脳機能障害によるものであるのに、


 

看護師の対応はひどくなるばかり、


 

私は、この日20時半まで付き添っていました。

 

しかし、帰宅して、1時間もたたないうちに、

 

病院から電話が


 

F岡という当直だと名乗る医師からでした。。。


 

父が、看護師に噛み付いたと。。。

 

看護師がHIVに感染しているといけないから

検査の許可をくれと・・・。

 

患者である父よりも、看護師の権利ばかり主張してきて、

 

信じられない気持ちと、

 

ついさっきまで落ち着いていた父に

何がおきたのか


 

そく病院にかけつけました。


 

父は混乱していました。

そして、ベッドに拘束されていました。


 

ゆっくり話を聞いてみると、

 

私が帰宅した後、無理やり拘束しようとし、

暴れてしまったようです。

 

その暴れた父に、2人がかりで無理やり薬を飲ませようとした。


 

混乱した父は、毒を飲まされそうになったといっていました。


 

だから、その手に噛み付いたのだと。


 

こんなひどい扱いをしておいて、

 

家族や患者を責める、主治医が看護師に対して不信感がいっぱいになりました。


 

脳外科であるのに、

 

高次脳のことを全く理解していない。

 

素人である私でさえ、少し調べれば知識を得ることができるのに・・・


 

救急である以上、こういう患者はあとをたたないはずなのに。


 

なんてところなんだろう。


 

自分の知識以上の医療は受けられない。


 

医師も看護師も信用できない。


 

そういう気持ちが心のそこから湧いた日でした。