月経不順については説明を省略します。
月経不順だと肩甲骨内縁の膏肓にしこりがあるケースが多い。
月経困難症で腹痛がひどい場合は卵巣異常で腰部と臀部のほうが重い、痛い場合は至急に原因が多い。
月経時に子宮内膜からの出血が不十分で内部の血が凝縮して痛みが引き起こされる場合もある。
治療のポイントはホルモンバランスを整えること。
中枢神経系に対する刺激を行うために翳風 風池 瘂門 など後頭部と顔面部の経穴刺激が効果的で合谷は月経困難症など婦人科系に効果的であり、鎮痛にも使用されるので痛みがひどい場合にも有用である。
次髎 中髎は月経不順に、月経の腰痛にも効果的
飛揚は腰痛にもよい
関元 中極 三陰交も月経不順に有用である。
陰陵泉と陽陵泉は月経不順の頭痛に効果的
要約すると
月経不順の場合 翳風 風池 三陰交に置鍼
生理痛の場合 翳風 陰陵泉 陽陵泉 三陰交 飛揚 に置鍼 ともに10分
腹臥位
合谷 翳風 瘂門 風池 に直刺 1~1.5センチ 5~10分 置鍼
背臥位
左右の 陰陵泉 陽陵泉 三陰交 飛揚に直 または斜刺 2~3センチ 10~20分
次髎と中髎に温灸を5~8壮 弱刺激 温めながら 直でさしてもよい
アドバイス
ホルモン剤の多様は体内に不純物がたまってがんの発生になることもある。薬の服用で月経不順になっているときは趣味や運動で気分転換を図るようにアドバイスする。腹部はあっためが基本!