頭痛
頭痛は感覚神経が分布するところでなんらかの障害が起きたときにおこる
頭蓋外では動脈の拍動
頭蓋の中では組織の牽引 圧迫 血管神経及び血管の牽引、絞扼がある。
骨格筋の持続収縮でも起きる
狭心症は血流不足で起きる虚血性心疾患で原因は冠動脈の動脈硬化とあるいはそれにくわえての冠動脈の血流不足でおきる。
労作時におきるのものは冠動脈の動脈硬化が主の原因で危険因子は高血圧と高脂血症と糖尿病の3つ
安静時におきるものは冠動脈のスパズムが主たる原因で危険因子は喫煙、A型性格、肥満、高尿酸血症、運動不足、ストレス
心臓が痛みを感じる原因は不明
原因は栄養血管の狭窄や異常収縮による虚血、心筋の酸素欠乏、
狭窄や異常収縮によって生じる乳酸や発痛物質の蓄積
栄養血管や大動脈壁の急激な伸展によって起きるとされている。代表としては心筋梗塞と狭心症がある。
緊張型頭痛は肩こりやそれを悪化させる行為により発症増悪する。。
偏頭痛の75%は肩こりを伴う。
緊張型と偏頭痛とともに誘引となるものとしては肩こりストレス睡眠不足がある。
女性の偏頭痛は50%は月経と関連して純粋月経の頭痛は4から14%
偏頭痛の特徴1、日常生活に支障 2、片側 3、拍動性 4、中度から重度の痛み
頭痛の誘発因子の除去として
・ストレス・睡眠不足・人ごみの中・直射日光への暴露・騒音・アルコール・血管拡張・亜硝酸
を避ける。またピルも要因となる。チーズやベーコンなどチラミンや亜硝酸塩の多いものは避ける。
脳腫瘍の教科書的三大徴候は鬱血乳頭 嘔吐 頭痛である
初発症状は多彩なのが実際である
脳腫瘍の頭痛は初期にほとんどないが全経過にわたって頭痛が出現しない例も3分の一程度はある。
脳腫瘍の特徴は早朝起床時に強い頭痛を感じるモーニングヘドエイクがあり、これは睡眠中に脳圧が高くなるためである。また長期にわたって徐々に悪化することや頭を動かすと痛みがでる牽引痛がある。
高齢者は脳萎縮があるために頭痛がおこりにくい。
脳腫瘍と慢性硬膜下血腫があるが進行速度は数週間で悪化速度は速い。
胸痛
胸痛は強い不安感を伴うことが多い
痛む場所が変化するのは心因性。
体動で変化するのは胸壁性
両者とも痛む場所が指で明確にさせるのが特徴
胸部の理学所見として胸壁運動現象がみられるものは気胸と胸膜炎で前者は異常鼓音が聞こえる。
急性心筋梗塞は冠動脈の動脈硬化、スパズムや冠動脈内部での血栓形成が原因で痛みのほかに迷走神経亢進により悪心 嘔吐 発汗が見られることがある。
随伴症状として発熱がみられるのは炎症性疾患
嚥下障害とさせいが発症するのは食道がんや縦隔癌と肺がんと解離性大動脈瘤
関連痛
内臓性関連痛の機序として収束投射説と収束促通説がある
収束投射説は脊髄後角にある二次ニューロンに内臓からの求心性繊維と体表からの求心性繊維が収束している。通常は体表からの痛みが多いためにたまたま内臓から痛みがきても体表からのものと勘違いしてしまうというものである。
収束促通説は内臓からの求心性繊維の側枝が体表からの痛みのインパルスを受けるニューロンにも連絡していて内蔵の異常から送られてくるインパルスは体表からののインパルスを受ける二次ニューロンを興奮させてしまうので体表に痛みが起きるというもの。
腹痛
胃の症状食事との関連が大きく、食後痛みがでるのは急性胃炎と食道裂孔ヘルニア
空腹時は胃・十二指腸潰瘍や幽門に近い胃潰瘍、
十二指腸の痛みは嘔吐や食事で軽減する
汎発性腹膜炎はぱんぺりといい消炎鎮痛剤や抗生物質の治療が必要で破裂や穿孔によって発症する。