認知症患者さんの割合で
56%がアルツハイマー
17%がレビー小体
10パーセントが脳血管障害
が原因と言われています。
ほとんどが治療方法が確立されていない中、治る認知症が「水頭症」です。
これは一般の認知度が低く、治るはずのものであるために認知度を深め、また医療従事者は発見する注意力を持たないといけません。
水頭症の発見だけでなく、大切なことは
いつもの症状の中の隠れた症状を見逃さないこと。
そのために
・知識(常に新しいものを取り入れ常に学ぶ)
・注意力をもってのぞむ
・先入観はもたない
・疑いの目をもつ
・問診(本人・周囲の人からも聞く)
ことが大切です。
では特徴です。
突発性正常圧水頭症
3徴候
1、90%以上の患者で歩行障害
2、認知症
3、尿失禁
がでます。
突発性とは原因不明ということで髄液は一日に500ML作られ一日に三回入れ替わっています。その髄液の流れや吸収に異常が出て脳室に髄液がたまり脳室が拡大して脳を圧迫してしまうことでおこる
病気です。
なので治療は髄液をぬいてあげることで治すことができるのです。
検査としては髄液を抜いて症状が緩和すれば陽性になります。
治療は背中や腹部、また心臓に髄液を流すチューブをいれます。
今はほとんどが腹部に流すそうです。
それによって歩行が95%、認知症が80%、尿失禁が80%の治癒が見込まれています。
これの発見は転倒によってそれの検査での発見が非常に多く、通常高齢者などでは前方への転倒が多いけれど側・後方への転倒を良くする場合は検査をしてみる必要があります。
記憶障害のみであればアルツハイマー、記憶と歩行障害であれば正常圧水頭症やレビー小体と認知症の特徴もきちんと学び患者さんに当たらないといけません。
ちなみに正常圧水頭症の患者さんの体内のチューブは体表から触れることもできるが、バルブなどあまり刺激をしないようにしたほうがよいそうなので問診で確認して鍼などをそこへ刺さないようにしたほうが賢明かとのことでした。