原子力について確認です。
衛生や病理で出るかもしれないので再チェック!
国際原子力事象評価尺度 (INES) による影響度の指標が「レベル0」から「レベル7」までの8段階の数値で公表される。
INESレベル4未満の事象は異常事象であり、日本の原子力事業者はINESレベル4以上に限って「事故」と呼んでいる。
7 深刻な事故 (チェリノブイリ) (福島第一原発)
6 大事故 (キシュテム)
5 事業所外へのリスク事故 (スリーマイル島)
4 事業所外へのリスクは伴わない事故(東海村)
3 重大な異常事象
2 異常事象 (美浜原発)
0 尺度以下
被ばくについて
体外から放射線を受けることを外部被ばくという。たとえば、宇宙や大地から自然放射線を受けたり、エックス線撮影などで人工放射線を受けたりすることは、外部被ばくにあたる。
内部被ばくとは、体内に取り込んだ放射性物質から放射線が出て被爆ること。
遮断するには
α 紙一枚
β アルミホイル一枚
γ コンクリート
とものによって対策が異なる。
ただしαとβは内部被ばくが怖く(特にα)なっている。
内部被ばくは放射性物質を含む大気や風塵を吸い込んだり、そうした粉じんが鼻やのどの粘膜 に付いたりすることで起こるほか、野菜 や肉・魚などに付いたり含まれているものを飲食することでも起こる。
1年間の自然放射線による内部被ばくは、1.5ミリシーベルト、外部被ばくは0.9ミリシーベルト(世界平均)。
体内に取り込まれた放射性物質の一部は尿で排出、排出されなかったものは、体の組織に定着して放射線を出し続ける。これが怖いところ。
飛距離の短いアルファ線やベータ線の影響を継続的に受け続けることになる点が、外部被曝と異なる。体内に留まった放射性物質は、周囲の組織のDNA)損傷してがんなどを発症するリスクを高める。
核爆弾の爆発や事故で飛散する放射性物質には、
ヨウ素
セシウム(β、γ)
プルトニウム(α)
ストロンチウム(β)
などがある。身体のどのような組織に沈着しやすいかは、放射性物質によって異なる。
例えばヨウ素は甲状腺
甲状腺の働きが活発な乳幼児や若い人にリスクが高い。
ストロンチウムはカルシウムと置換して骨に沈着しやすい。
セシウムは生殖腺に、プルトニウムは肺などに停留しやすいことが知られている。
ちなみに被ばく許容量
放射線従事者(全身)の最大許容被曝線量・・ | ![]() |
30mSv(30000μSv) |
皮膚のみに対する被曝・・・・・・・・・・ | ![]() |
80mSv(80000μSv) |
手 足 関節・・・・・・・・・・・・・・・ | ![]() |
200mSv(200000μSv) |
妊娠可能な女子の腹部・・・・・・・・・・ | ![]() |
13mSv(13000μSv) |
妊娠中の女子の腹部に対して妊娠と 診断された日から出産までの間に対し・・ |
![]() |
10mSv(10000μSv) |
年間(全身)の最大許容被曝線量・・・・・ | ![]() |
50mSv(50000μSv) |
1 逸脱 (もんじゅナトリウム漏れ)