急性白血病患者さんへ治療(とよんでいいのでしょうか)を今週に二回させてもらっています。
治療も少しずつ進んで第一クールと呼ばれる抗がん剤で今ある悪い血球を殺してゼロにしてそれから白血球を新しく作り出す、、、という段階にきました。
免疫力がかなり低下するために無菌室で外出も許されずその部屋で一日過ごします。
抗ガン剤で副作用がありものすごい苦しく、今後もどうなるかわからないとなると生きる希望、頑張る気力がなくなってしまいます。
そのときにやはり心の支えが大きなものになるのだと思います。
今回の場合抗がん剤の副作用が初めの(一週間の抗がん剤点滴)3日で終わりそのあとは楽になりました。
それからいろんな輸血をしてそれから白血球の生育待ちをしている最中です。
その結果で移植がよいのか、このまま治療がいいのか決めていくそうです。
金曜に行くと金曜からやっと0だった白血球が80になりほんとにちょっとですがでてきて喜んでいました!
私はいつものようにお腹や足、全身をみてなるべく楽しい話、をしてきました。
これは医学的なはなしではないですが、長い治療の最中に患者さんも家族も疲れてきます。
治療に家族ができることはないかもしれませんが、患者さんにとって入院生活の癒しなのは確かです。
元気、活気も生みます。。
うちの母親も一日一人で家にいる日とデイサービスで人に触れ、話、見られることをすると全然顔つきも違っているのがわかります。一人で外に行けない人はだれかを待つ以外ないので入院患者さんにはなにはなくとも会いに行くことが大事なのだと思います。
それから家族も疲れてきます。特に緊張状態から少し経つと疲れが出てきます。気が張っていた分いろんなものが見えて体も疲れてきます。そんな時周りが少しでも気晴らし、代わりに何か少しするだけでも助かると思います。
私は力不足ですが、顔をみて話して、外の風を患者さんに入れて、心地よい体調にもっていって、家族の方の心の安定、体の調子もみていけるようにしたいです。
母は入院生活が8年あったので、その気持ちがわかるようで、単純に誰も来ない日はやることもないし、他人が誰か来ているとやきもちを焼いてしまったり、このまま死んでいくのでは、と余計なことを考えてしまっていたそうです。
父はその気持ちを知ってか知らずか毎朝、4時に起きて車で1時間かけて朝ごはん前に面会に欠かさずいっていました。
私はその時は自分のことでいっぱいいっぱいでそんな母のことを考えてあげられず週に1回いければいい方でさみしい思いをさせてしまったと後悔しています。
もっと後悔しているのは母がしびれや頭痛がある、血圧が高すぎて献血もできなかった。。。といっているにもかかわらず、そんなに深く気にせずに脳内出血を起こさせてしまったことです。
高校生の私にもっと知識があればもしかしたら、、と思います。
それから治療もできたかもしれません。
今は後悔を無駄にしないように勉強して行きたいと思います。大切な人を守る気持ちと知識と技術を身につけていこうと思い頑張ります!!
治療について詳しくは・・・・
第一段階となる寛解導入療法の目標は、文字通り「寛解」になることです。この寛解とは、骨髄中に存在する白血病細胞が全体の5%以下の状態です。通常7~10日間抗がん剤が投与されます。その後、白血病細胞だけではなく正常な血液細胞も骨髄の中から減少します。
この時、赤血球や血小板が極端に減少した時には輸血が行われます。白血球は輸血することはできませんので、抗がん剤の投与の後、自然に白血球が増えてくることを待ちます。この期間は約4週間くらいです。
白血球が回復した時に骨髄穿刺を行い、寛解状態であるかどうかを調べます。およそ8~9割の患者さんがこの段階で寛解状態になることが期待できます。
※急性骨髄性白血病(AML)の中でもM3というタイプは治療に用いる抗がん剤が異なります。
M3においては、他のタイプの治療で用いられる抗がん剤に加えてレチノイン酸というビタミンA誘導体(all-trans retinoic acid:ATRA(アトラ))が用いられます。
その為、寛解導入療法中には他のタイプの白血病の治療ではみられないアトラによる副作用と、出血をおこしやすい状況があります。これを乗り切ることができれば、M3は急性骨髄性白血病(AML)の中でも非常に予後の良いタイプといえます。
白血病細胞を死滅させる化学療法により、多くの患者さんは治療中に不快な副作用や合併症を経験します。
考えられる副作用としては、脱力、吐き気、嘔吐、下痢、脱毛、貧血、血液凝固能の低下、食欲不振、