神経伝達物質について
★大きな分類★★
1 末梢神経に関するシナプスで分泌されるもの
2 中枢神経に関するシナプスで分泌されるもの
1 末梢神経
①アセチルコリン
1)α運動ニューロン末端
2)自律神経節前ニューロン末端
3)副交感神経節後ニューロン末端
②ノルアドレナリン
1)交感神経節後ニューロン末端
副交感神経は前後ともにアセチルコリンです。
2 中枢神経
①カテコールアミン(アドレナリン ノルアドレナリン ドーパミン)
*このうちドーパミンは下垂体ホルモンの分泌調整や骨格筋の運動の調整(大脳基底核)下行性抑制系の活性化にかかわるほか快楽や陶酔感、攻撃性などにも関与している。
ドパミン不足の代表がパーキンソン、運動が円滑にできないために起こる症状が以下の通り。[1] 振戦(しんせん)、[2]無動、[3]固縮、[4]姿勢反射障害が、四大パーキンソン症状
②アセチルコリン
③グルタミン酸
興奮系に働く
④グリシン
抑制に働く
⑤γアミノ酪酸(GABA)
抑制にはたらく 不安を鎮めたり睡眠痙攣をおさめることに働く
⑥オピオイドペプチド(内因性鎮痛物質)
1)エンケファリン
2)βエンドルフィン
3)ダイノルフィン
下行性抑制による鎮痛や情動ホルモン分泌に働く
⑦サブスタンスP
脊髄後角における侵害受容ニューロンの神経伝達物質であり痛覚の伝達の関与している
⑧カルシトニン遺伝子関連ぺプチド(CGRP)
⑨セロトニン
脳での不足はうつ病などの発症に関与
分泌の過剰は片頭痛(血管拡張)の原因となる
⑩ヒスタミン
⑪VIP
⑫ATP