東洋医学臨床論 肩こりについて | ハグセラピー始めます。

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東洋医学的考察


虚証・・・・肝血の不足

実証・・・・肝陽の亢進 風寒の邪 寒飲 気滞血瘀


≪病症と治療≫

1 肝血虚

・肝血虚(産後など)→頚肩部の経絡の滋養不足→筋拘縮→肩こり

・眼精疲労・めまい・眼のかすみ・眼の乾き・顔色艶なし・舌質淡・脈細

督脈や足の太陰脾経や局所→血虚の改善


2 気滞瘀血

・肝の疏泄作用の低下→血行不良

・気鬱・怒りっぽい・胸脇苦満・月経不順・舌質暗紅・脈弦濇

足の厥陰肝経や督脈の局所→気滞や血行の改善


★肩こりの筋と経穴★


棘上筋・・・・巨骨 曲垣 秉風


棘下筋・・・・天宗 臑会 


肩甲挙筋・・肩外兪 肩中兪


菱形筋・・・・大杼~心兪 附分~譩譆


僧帽筋・・・・肩井 天髎 天柱 


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≪各経穴の場所≫


巨骨

経絡:手陽明大腸経

取穴部位:肩周囲部、鎖骨の肩峰端と肩甲棘の間の陥凹部

取穴方法:棘上窩の外側で、鎖骨肩峰端と肩甲棘との間、肩鎖関節の後内方陥中に取る


曲垣

経絡:手太陽小腸経

取穴部位:肩甲部、肩甲棘の内側上方で、棘上窩の内側の隅の陥凹中に取る

臑兪 と第2胸椎棘突起との中点にあたる)


秉風

経絡:手太陽小腸経

取穴部位:肩甲部、棘上窩、肩甲棘中点の上方

取穴方法:肩甲棘中央の上縁で、肩関節を外転して、陥凹するところに取る


天宗

経絡:手太陽小腸経

取穴部位:肩甲部、肩甲棘の中点と肩甲骨下角を結んだ線上、肩甲棘から3分の1にある陥凹部

取穴方法:肩甲棘中央と肩甲骨下角とを結ぶ線を3等分し、肩甲棘から3分の1のところに取る


臑兪

経絡:手太陽小腸経

取穴部位:肩周囲部、腋窩横紋後端の上方、肩甲棘の下方陥凹部

取穴方法:肩関節を内転し、腋窩横紋後端の上方で、肩甲棘の直下に取る


肩外兪

経絡:手太陽小腸経

取穴部位:上背部、第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸

取穴方法:陶道 (督脈)を通る水平線と肩甲骨内側縁の延長線との交点に取る

(陶道(督脈)の外方3寸、肩甲骨上角の内方にあたる)



肩中兪

経絡:手太陽小腸経

取穴部位:上背部、第7頸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方2寸

取穴方法:大椎 (督脈)の外方2寸、肩外兪 の内上方に取る


肩井

経絡:足少陽胆経

取穴部位:後頸部、第7頸椎棘突起と肩峰外端w結ぶ線上の中点

取穴方法:第7頸椎棘突起と肩峰外端中央との中点にとる

天髎 (三焦経)の上方にあたる)


天髎

経絡:手少陽三焦経

取穴部位:肩甲部、肩甲骨上角の上方陥凹部

穴方法:肩井 (胆経)と曲垣 (小腸経)との中点で、肩甲骨上角の上方に取る


天柱

経絡:足太陽膀胱経

取穴部位:後頭部、第2頚椎棘突起上縁と同じ高さ、僧帽筋外側の陥凹部

取穴方法:瘂門 (督脈)の外方で、頭半棘筋膨隆部の外縁に取る(WHOなどでは、天柱 は「僧帽筋外縁の陥凹部」となっているが、実際には僧帽筋の筋束薄いため触知困難で、その下にある頭半棘筋膨隆部を触れていることが多い)